GMOクリック証券はFXだけでなく様々な金融商品を取り扱うネット証券で、東証プライム上場のGMOインターネットのグループ会社ということで安心感もあり、テレビCMなどで知名度もあるネット証券です。
特にFXは取引高や預かり資産など国内トップクラスのFX会社ですが、人気の理由はどこにあるのかGMOクリック証券のFXネオの内容について確認してみました。
GMOクリック証券の概要
東証プライム上場のGMOインターネットのグループ会社であるGMOクリック証券は、FX以外にも下記の様に幅広い金融商品を取り扱っていて、FXは店頭FXである「FXネオ」と取引所FXである「くりっく365」を取り扱っています。
- 株式
- 投資信託
- 外国債券
- 先物・オプション
- 外為オプション(バイナリーオプション)
- 株価指数バイナリーオプション
- CFD
- FX(FXネオ、くりっく365)
参考 GMOクリック証券のFXネオとくりっく365の違いって?おすすめはどっち?
GMOクリック証券では取り扱い金融商品の取引は一つのID、パスワードで利用できるようになっているので、FX以外にも投資したい場合には利便性は高いと言えます。
GMOクリック証券(FXネオ)の特徴は?
業界最狭水準の手数料(スプレッド)と低コスト
FX取引におけるコストは、下記のものが存在しますが、GMOクリック証券では口座管理手数料や取引手数料は無料となっているので、取引コストはスプレッドのみとなるので、スプレッドが狭ければ低コストで取引ができます。
- 口座管理手数料
- 取引手数料
- スプレッド
国内の2大FX会社であるGMOクリック証券は、もう一つの大手FX会社であるDMM FXとコスト競争を繰り広げていて、常に業界でも最狭水準のスプレッドとなっているので、低コストで取引ができるのがGMOクリック証券が選ばれる理由の一つとなっています。
参考 FXのpips(ピップス)とは?1pipsがいくらか簡単に計算するには?
上記スプレッドは原則固定(例外あり)で、原則固定のスプレッドが配信された割合を表す「配信率」も公開されています。
参考 FX会社のスプレッドを比較!狭いだけでは低コストと言えない理由とは?
ただ、スプレッドが広がりやすい早朝や指標発表時以外では、スプレッドが広がるといった口コミも少なく比較的安定したスプレッドが提示されています。
スプレッドは指標以外はだいたい安定しています。約定スピードは全く問題ないです。スマホアプリの使用感はとてもよく、操作性もかなり良いです。ニュースも随時更新されてます。その他サポートも充実してます。
(男性、30代、主な取引スタイル:デイトレード)
とても満足しています。スプレッドは指標以外は安定しています。約定スピードも問題ありません。アプリの操作性も良く、非常に使い勝手が良いです。ニュースなどもすぐに更新されます。
(男性、30代、主な取引スタイル:スキャルピング)
※出展:価格.com
参考 GMOクリック証券は口座開設・維持費用はもちろん無料です。
>> GMOクリック証券【FXネオ】(公式サイト)
最低取引単位は1,000通貨から
GMOクリック証券は最低取引単位を引き下げ1,000通貨から取引ができるようになりました。(南アフリカランド円とメキシコペソ円は1万通貨から)
国内2大FX会社のGMOクリック証券とDMM FXで、DMM FXは1万通貨からの取引なのでGMOクリック証券の方が10分の1とより少ない資金から取引することが可能となっています。
例えば米ドル円が100円だとすると、1万通貨からだと最低でも資金は4万円必要だったのが、1,000通貨から取引ができるので4千円からとより少ない資金で取引することが可能です。
1,000通貨から取引ができるFX会社も多くありますが、1通貨から取引ができる松井証券FXなら米ドル円は4円(1米ドル100円の時)から取引ができるので、まずは少額でFXをやってみたい方はこちらも検討してみてください。
FXで人気の高いリピート系自動売買も1通貨から取引できるので、少額から自動売買を運用することが可能です。
>> 松井証券のFX(公式サイト)
スワップポイントは全体的に高水準
FXでは2国間の金利差で、外貨預金の利息に相当するスワップポイントを日々得ることができます。
参考 FXのスワップポイントとは?2国間の金利差を低リスクで日々もらうには?
GMOクリック証券のスワップポイントはどの通貨ペアも他のFX会社と比べて高水準となっています。
買い | 売り | 順位 ※ | |
米ドル円 | 205円 | -205円 | 5位 |
ユーロ円 | 165円 | -165円 | ー |
ポンド円 | 251円 | -251円 | ー |
豪ドル円 | 113円 | -113円 | 3位 |
NZドル円 | 117円 | -117円 | 9位 |
カナダドル円 | 113円 | -113円 | 5位 |
南アフリカランド円 | 19円 | -19円 | 1位 |
トルコリラ円 | 60円 | -60円 | 1位 |
メキシコペソ円 | 27.5円 | -27.5円 | 2位 |
※2024年9月6日前後適用分
※1:順位は当サイトで調査対象としている13のFXサービス内での順位
GMOクリック証券のFXネオでは未決済ポジションで得られたスワップポイントは課税対象となりますが、ポジションを決済しなくてもスワップポイントのみ出金ができるので、ポジションを保有したままスワップポイントを引き出して生活費の一部に充てるといった使い方が可能です。
参考 スワップポイントが引き出し(出金)できるFX会社を比較!税金ってどうなる?
取り扱い通貨ペア数は普通
GMOクリック証券のFXネオでの取り扱い通貨ペア数は20通貨ペアと業界でも普通といった感じで、高金利通貨は、「南アフリカランド/円」や「トルコリラ/円」「メキシコペソ/円」も取引することができます。
マイナーな通貨ペアを取引したいのでなければ主要な通貨ペアは取引できるので、あまり困ることはないかと思います。
評判の高い取引ツール
GMOクリック証券のスマホアプリはみんかぶのFX会社比較ランキングのスマホアプリ部門でNo1となるなど評判が高く、操作性が高く使いやすいことにより人気となっています。
GMOクリック証券の取引ツールは、スマホアプリ以外もPC向けツールやAppleWatch、もちろん通常のブラウザなどあらゆるデバイス用の取引ツールが提供されています。
参考 GMOクリック証券は口座開設・維持費用はもちろん無料です。
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サポートの評価は高い
GMOクリック証券の電話サポートは月曜日から金曜日の8:00~17:00までとなっていて、問い合わせフォームは24時間受付しています。
サポートサービス業界の国際機関HDIの日本における組織HDI-Japanが実施したHDI格付けベンチマークで「問い合わせ窓口」「Webサポート」部門において、最高評価となる三つ星を獲得するなど、サポートの評価は高いです。
入出金
入金は「即時入金サービス」「振込入金」の2通りがあり、「振込入金」の場合は振込手数料が必要となりますが、「即時入金サービス」振込手数料が無料となり、下記の金融機関に対応しています。
出金は振込手数料は無料で、1回の最低出金額は1万円、最高出金額は1億円です。残高が1万円以下の場合は、全額出金となります。
信託保全
GMOクリック証券ではもちろん預けた証拠金は、「三井住友銀行」「みずほ信託銀行」「三井住友信託銀行」「日証金信託銀行」で区分管理されているので安心です。
その他GMOクリック証券(FXネオ)の仕様
取引時間 | 米国標準時間:月曜午前7:00〜土曜午前7:00 米国夏時間:月曜午前7:00〜土曜午前6:00 |
注文種別 | スピード注文・成行・指値・逆指値・ IFD・OCO・IFD-OCO |
ロスカット | 証拠金維持率が50%を下回った場合 |
ロスカットアラート | 証拠金維持率が100%を下回った場合 |
追加証拠金(追証) | ニューヨーククローズ時点で証拠金維持率が100%を下回った場合 |
両建 | 可能 |
注文の有効期限 | 当日(ニューヨーククローズまで)・ 週末まで(週末ニューヨーククローズまで)・無期限・日時指定 |
自己資本規制比率 | 630.1%(2024年6月末時点) |
GMOクリック証券(FXネオ)のデメリットは?
情報コンテンツは少ない
情報コンテンツはあまり多くはなく「FX初心者のための投資入門」というコーナーで基本的なことだけが情報として掲載されているだけなので、他社の様に動画コンテンツやセミナーなどはありません。
GMOクリック証券は勉強のために口座を開くというより、既に取引したことがある方向けに取引に特化したサービスが充実しているといった印象です。
FXはネットや書籍でも情報が取得できますし、無料のオンライン・オフラインセミナーなども他社で実施されているのでそのようなFX会社も併せて利用してみてはいかがでしょうか。
オンラインセミナーだったら「ひまわり証券」がおすすめです。ちょっとマイナーな感じですが、実はFXのパイオニア的な会社で1998年に日本で初めて個人投資家向けにFXのサービスを開始した会社です。
>> ひまわり証券【ループイフダン】(公式サイト)
また、オフラインセミナーであれば「外為オンライン」がおすすめです。セミナーは頻繁に行われていて、東京だけでなく全国各地でセミナーを実施しています。
>> 外為オンライン(公式サイト)
また、為替情報として多くのFX会社で参照することができる「FXi24」がGMOクリック証券では参照できないので、他のFX会社と併用することによってより多くの情報を得ることができます。
参考 FXの為替ニュースなど情報収集するのにおすすめのFX口座はどこ?
ロスカットや強制決済時に手数料が必要
GMOクリック証券では証拠金維持率が50%未満となった場合には、自動ロスカットが発動しますが、その際に1万通貨単位あたり税込500円(南アフリカランド円、メキシコペソ円は10万通貨単位あたり税込500円)の手数料が別途発生します。
自動ロスカットで損失が確定した上に手数料までとられるので、自動ロスカットが発動しないように余裕をもった資金で取引する必要があります。
参考 FXの強制ロスカットとは?計算方法や証拠金維持率・レバレッジとの関係は?
まとめ
GMOクリック証券は、東証一部上場のGMOインターネットのグループ会社いうことで安心感もあり、テレビCMなどで知名度もあるネット証券です。
国内2大FX会社の一角であるGMOクリック証券のFXネオの特徴しては下記のような点が挙げられます。
- 業界最狭水準の手数料(スプレッド)と低コスト
- 最低取引単位は1,000通貨から
- スワップポイントは全体的に高水準
- 評判の高い取引ツール
参考 国内2大FX会社のGMOクリック証券とDMM FXの比較については下記も参考にしてみてください。
⇒ GMOクリック証券とDMM FXを比較!FXやるならおすすめはどっち?
特に取引コストとなるスプレッドが狭いので低コストで取引ができ、取引ツールの評判が高いのが特徴なので、デイトレードやスイングトレードをやる方に適しています。
口座開設・維持費も無料で、第三者機関による評価が高いサポートを受けられるのでFXの取引に不安がある方も安心して取引することができます。
>> GMOクリック証券【FXネオ】(公式サイト)
GMOクリック証券は1,000通貨単位からの取引となるので米ドル円が100円だとしたら約4,000円程度から取引できます。
より少額でまずは始めてみたいといった方は、1通貨から取引ができる松井証券FXなら米ドル円は約4円から取引ができるので、こちらも検討してみてください。
FXで人気の高いリピート系自動売買も1通貨から取引できるので、少額から自動売買を運用することが可能です。
>> 松井証券のFX(公式サイト)