【VOO】バンガード・S&P500 ETFの評価ってどう?配当金はいくらもらえる?

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【VOO】バンガード・S&P500 ETFの評価ってどう?配当金はいくらもらえる?海外ETF

バンガード・S&P500 ETF(VOO)は、米国株式市場の動向を示す代表的な株価指数の一つであるS&P500に連動する動きを目指した海外ETFです。

S&P500は、世界一の投資家であるウォーレン・バフェット氏が身内におすすめしたことによって一気に注目を浴びた株価指数です。

そんなS&P500に超低コストで投資できるバンガード・S&P500ETFの内容を確認してみました。

バンガード・S&P500 ETF(VOO)の特徴とは?

投資対象

バンガード・S&P500 ETF(VOO)は、その名の通り「S&P500」の動きに連動する投資成果を目指す海外ETFです。

 

「S&P500」は、米国の株価動向を示す代表的なインデックスの一つで、ニューヨーク証券取引所、NASDAQなどに上場している銘柄から代表的な500銘柄の株価を基に算出される、時価総額加重平均型株価指数です。

 

S&P500では四半期に一度銘柄の入れ替えが検討されているので、バンガード・S&P500 ETF(VOO)に投資すれば常に最新の米国株式市場を代表する500銘柄に分散投資するのと同等の効果を期待できます。

 

※下記はバンガード・S&P500 ETF(VOO)2021年7月末時点の情報です。

業種別構成比率

セクター比率
情報技術27.80%
ヘルスケア13.40%
一般消費財12.10%
電気通信サービス11.30%
金融10.90%
資本財8.40%
生活必需品5.90%
素材2.60%
不動産2.60%
エネルギー2.50%
公益事業2.50%

保有上位10銘柄

銘柄比率
Apple Inc.6.10%
Microsoft Corp.5.70%
Alphabet Inc.4.20%
Amazon.com Inc.3.80%
Facebook Inc.2.30%
Tesla Inc.1.40%
Berkshire Hathaway Inc.1.40%
NVIDIA Corp.1.30%
JPMorgan Chase & Co.1.20%
Johnson & Johnson1.20%

ETFの主なデータ

当ETFベンチマーク
時価総額の中央値1946億米ドル1946億米ドル
株価収益率(PER)25.3倍25.3倍
株価純資産倍率(PBR)4.5倍4.5倍
自己資本利益率(ROE)21.00%21.00%
利益成長率19.10%19.10%
米国株以外の株式0.00%
売買回転率4.00%

コスト

売買手数料SBI証券・マネックス証券・楽天証券なら買付時の手数料は無料
DMM 株なら買いだけでなく売りの時も手数料は無料
参考 【海外株式・ETF】ネット証券口座おすすめ比較ランキング!手数料が安いのは?
総経費率0.03%

純資産残高・出来高

純資産残高は約26.6兆円で、月間出来高は約8,800万株と流動性も高い状態にあります。

配当金・分配金

分配金利回りは1.27%(2021年8月)で直近の配当金・分配金は下記のとおりです。

vooの配当金履歴

ETFの分配金はファンドでの運用益からのみ出されるため、投資信託(非上場)でみられる自己資産を切り崩したタコ足配当がないので安心して受け取れます。

 

ただ、海外ETFの分配金は二重課税されていたり、再投資は手動で行う必要があるなど取り扱いがちょっと面倒なところがあるので注意が必要です。

参考 ETFとJDRの違いって?複雑な分配金に対する税金をまとめてみました!

貸株金利

SBI証券では保有している米国株式・米国ETFを対象に証券会社に貸し出すことで、貸し出した米国株式や米国ETFに応じた貸株金利を受け取ることができ、メリット・デメリットとしては下記のような点が挙げられます。

 

米国貸株サービスのメリット

  • 貸株金利を得ることができる
  • 貸株中でも配当金を受け取ることができる
  • 貸株中にいつでも売却可能

 

米国貸株サービスのデメリット

  • 配当金が配当相当額になる可能性がある
  • 貸株中に証券会社が倒産したら損失となる可能性がある
  • 投資者保護基金の対象とはならない

参考 SBI証券の米国貸株サービスのメリット・デメリットとは?金利はどのくらい?

 

貸株は、株式売却益・配当金に続く第三の収入源となってくれ株式を保有していればほったらかしていても貸株金利を受け取ることができますが、バンガード・S&P500 ETF(VOO)の貸株金利は0.01%と決して金利は高くありません。

 

少しでも利益を得たいところですが、配当金が配当相当額となった場合には損益通算や外国税額控除ができなくなるデメリットなどもあるので利用にあたっては慎重に検討してください。

自動積立

SBI証券とマネックス証券では、米国株式米国ETFを自動で積立購入できるサービスを行っています。

 

毎月金額指定で積立することができるで、ドルコスト平均法にて株式の購入を行うことができ、SBI証券なら株数指定なども指定できるので、より細かな設定をすることができます。

 

SBI証券の米国株式・ETF定期買付サービス

  • 定期的に買付したい銘柄に対して買付日を指定できる
  • 「株数指定/金額指定」「円貨決済/外貨決済」の組み合わせが可能
  • NISA枠ぎりぎり注文、課税枠シフト注文も選択できる
  • 積立の引落は銀行引落サービスの利用が可能

ただし、米国株やETFの配当金の再投資は自動では行われませんが、マネックス証券では、配当金の再投資も自動で行うことができ、配当金額が1株に満たない場合、外国取引口座の資金を自動で充当し、1株の発注を行うようなことも可能です。

 

配当金を再投資して複利効果を得たいような場合は、配当金は再投資する必要がありますが、マネックス証券なら自動で行われるの手間が省けます。

>> マネックス証券 (公式サイト)

運用実績・利回り

ETF(年率)ベンチマーク
1年+31.14%+31.17%
3年+18.04%+18.07%
5年+17.98%+18.02%
10年+16.30%+16.34%
設定来+16.10%+16.14%

※バンガード・S&P500 ETF(VOO)2021年8月末時点の情報より
※設定日は2010年9月7日
※税引前分配金を再投資したものとして算出されたもので、ファンドに関する費用(管理報酬およびその他の経費)は控除後
※上記は過去の実績であり、将来の運用成果は保証されません

過去のチャート

同じS&P500をベンチマークとする海外ETFでは「iシェアーズ・コアS&P500ETF(IVV)」がありますが、過去のチャートを比較すると下記のようになっています。

参考 【IVV】iシェアーズ・コア S&P500 ETFの評価ってどう?配当金はいくらもらえる?

バンガード・S&P500 ETF(VOO)の過去のチャート

(出典:ETFreplay.com)

緑がバンガード・S&P500 ETF(VOO)青がiシェアーズ・コアS&P500ETF(IVV)の2010年9月7日からのトータルリターンのチャートです。

比較するとほとんど動きは変わらず、「iシェアーズ・コアS&P500ETF(IVV)」の方が過去は若干成績が良かったようですが、どちらを選んでも将来的なリターンはほとんど変わらないことが想定されます。

経費率もともに0.03%と超低コストで、これ以上コスト削減があったとしてもさほど差は出ないことが想定されます。

当ETFの情報

  • 分類:海外ETF(上場市場:NYSE Arca)
  • ベンチマーク:S&P500
  • 売買手数料:各証券会社により異なる
  • 総経費率:0.03%
  • 純資産残高:約26.6兆円
  • 分配金利回り:1.27%
  • 売買単位:1株(約46,000円)
  • 決算:年4回
  • 設定日:2010年9月7日

評価・まとめ

バンガード・S&P500 ETF(VOO)は、その名の通り「S&P500」をベンチマークとし、米国の株式市場に上場する代表的な500銘柄に分散投資ができる海外ETFです。

 

総経費率が0.03%と低コストで運用ができ、約1%の分配金をもらいながら過去右肩上がりで成長してきたS&P500の売買差益も期待できます。

参考 S&P500に連動する投資信託やETFを比較!おすすめなのは?

 

投資信託でもS&P500に連動するファンドがいくつかありますが、信託報酬が0.0968%と「バンガード・S&P500 ETF(VOO)」よりは高いですが、100円から手数料なく自動で積立ができる「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」もあるので、海外ETFはちょっとハードルが高いと思われるなら、「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」も検討してみてください。

参考 eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)の評価って?つみたてNISAやiDeCoの対象?

 

海外ETFは売買手数料、為替手数料がかかりますが、NISA口座を利用すれば買付手数料を無料にできたり、分配金の二重課税を解消できるというメリットがありますので有効に活用することも検討してみてください。

参考 海外ETFが身近になった?NISA口座で手数料などがお得に!

 

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参考 SBI証券の米国ETFでの貸株サービスや自動積立については下記も参考にしてみてください。
⇒ SBI証券の米国貸株サービスの金利ってどのくらい?海外ETFも対象!
⇒ 米国株式・ETF定期買付サービスとは?NISAを有効に活用するには?


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海外ETF、海外株式で失敗しない証券会社選び!

海外ETFや海外株式を始める方は、ネット証券選びで失敗しないようにこちらも参考にしてみてください。

参考 【海外株式・ETF】ネット証券口座おすすめ比較ランキング!手数料が安いのは?


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米国株・ETFでは為替変動リスクがありますが、リスク軽減策については下記を参考にしてみてください。

参考 米国株への投資は為替変動リスクが気になる?軽減する方法はある?

 

他の株価指数に投資するなら?

他の株価指数への投資については下記を参考にしてみてください。

NYダウに連動する投資信託やETFを比較!おすすめなのは?

⇒ ナスダック(NASDAQ)に連動する投資信託やETFを比較!おすすめなのは?

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