野村インデックスファンド・内外7資産バランス・為替ヘッジ型は、国内・外国の各株式、国内・外国および新興国の各債券、国内・外国の不動産投資信託証券(REIT)を実質的な主要投資対象とするバランス型ファンドです。
実際どんな内容のファンドなのか確認してみました。
野村インデックスファンド・内外7資産バランス・為替ヘッジ型の特徴
投資対象
野村インデックスファンド・内外7資産バランス・為替ヘッジ型は、国内・外国の各株式、国内・外国および新興国の各債券、国内・外国の不動産投資信託証券(REIT)を実質的な主要投資対象とするバランス型ファンドです。
各資産の配分比率は下記を基本とし、毎月リバランスを行い、各マザーファンドの対象指数と基本投資割合を掛け合わせた合成指数に連動する投資成果を目指した運用を行うとのことです。
株式、債券、REITの比率は「1:1:1」となっていて、株式や債券、REITの外貨建資産は原則為替ヘッジを行っています。
為替ヘッジとは、外貨建ての資産に投資する場合、為替の変動リスクがありますが、この変動リスクを抑えられるメリットがあります。
ただし為替ヘッジを行うにはコストがかかり、例えば米ドル円の場合、米国と日本との金利差が反映されるため、投資先の金利が上昇するとヘッジするコストがかかり、運用成績を下げる要因となります。
※下記は野村インデックスファンド・内外7資産バランス・為替ヘッジ型「月報(2020年2月)」からの情報です。
資産別配分
通貨別配分
ポートフォリオ特性
ファンドの仕組み
野村インデックスファンド・内外7資産バランス・為替ヘッジ型はファミリーファンド方式で運用され、実質的な運用は下記のマザーファンドにて行われます。
購入時手数料・信託報酬(実質コスト)などのコスト
購入時手数料(税込) | 2.2%以内 |
信託報酬(税込) | 0.55%以内 |
実質コスト(税込) | 0.605% |
信託財産留保額 | 0.2% |
分配金
分配金は出されておらず、効率的に運用がされています。
つみたてNISA(積立NISA)・iDeCo対応状況
野村インデックスファンド・内外7資産バランス・為替ヘッジ型はつみたてNISA対象商品ですが、iDeCoで取り扱っているネット証券はないようです。
参考 NISAとiDeCoの違いの比較については下記も参考にしてみてください。
過去の運用成績(リターン・リスク)
リターン・リスク
1年 | 3年(年率) | 5年(年率) | |
リターン | 5.07%(44位) | 3.74%(40位) | 3.33%(3位) |
リスク(標準偏差) | 7.29(119位) | 6.48(30位) | 6.79(6位) |
シャープレシオ | 0.70(54位) | 0.58(14位) | 0.49(1位) |
対象ファンド数※ | 318本 | 228本 | 170本 |
※:「バランス」カテゴリ
基準価額騰落率
ファンド | ベンチマーク | |
1ヶ月 | ー5.3% | ー5.3% |
3ヶ月 | ー4.2% | ー4.1% |
6ヶ月 | +0.3% | +0.3% |
1年 | +5.1% | +5.1% |
3年 | +11.6% | +12.4% |
※野村インデックスファンド・内外7資産バランス・為替ヘッジ型「月報(2020年2月)」より
※ファンド設定日は2013年9月12日
※上記は過去の実績であり、将来の運用成果は保証されません
基準価額・純資産の推移
所感
ファンドが設定されてから約6年半が経過しましたが、信託報酬(実質コスト)などを加味するもう少しベンチマークより下方乖離していてもおかしくはありません。
ただ、国内株式部分のインデックスが「TOPIX」と配当が加味されていないのに対し、実際のファンドには配当金が入るのでその分プラスされ乖離があまりないような感じに見えてます。
また、「野村インデックスファンド・内外7資産バランス・為替ヘッジ型」はバランス型ファンドなので、投資比率は異なりますが株式や債券、REITに均等に分散投資ができ低コストなバランス型ファンドである「eMAXIS Slimバランス(8資産均等型)」と比較したのが下記となります。
参考 eMAXIS Slimバランス(8資産均等型)の評価って?利回りや実質コストは?
(引用元:モーニングスター)
オレンジが野村インデックスファンド・内外7資産バランス・為替ヘッジ型、赤がeMAXIS Slimバランス(8資産均等型)の2017年5月からのトータルリターンのチャートです。
比較的似たような動きとなっていますが、対象期間ではやや「野村インデックスファンド・内外7資産バランス・為替ヘッジ型」の方がパフォーマンスが良かったようです。
また、過去5年間でモーニングスター社で「バランス」カテゴリーに分類されている170本のファンドの中でシャープレシオ(運用効率)が1位となっていますが、直近1年ではあまり良くなかったようです。
当ファンドの情報
- ベンチマーク:各マザーファンドの対象指数と基本投資割合を掛け合わせた合成指数
- 購入時手数料(税込):2.2%
- 信託報酬(税込):0.55%(実質コスト:0.605%)
- 信託財産留保額:0.2%
- 純資産残高:約120億円
- 分配金利回り:ー
- 決算:年1回(9月6日)
- 買付単位:100円以上1円単位、積立も100円から(SBI証券などのネット証券)
- 償還日:無期限(設定日:2013年9月12日)
- つみたてNISA:対象
- iDeCo:取扱いネット証券無し
評価・まとめ
野村インデックスファンド・内外7資産バランス・為替ヘッジ型は、国内・外国の各株式、国内・外国および新興国の各債券、国内・外国の不動産投資信託証券(REIT)を実質的な主要投資対象とするバランス型ファンドです。
株式、債券、REITの比率は「1:1:1」となっていて、株式や債券、REITの外貨建資産は原則為替ヘッジを行っています。
投資比率は異なりますが株式や債券、REITに均等に分散投資ができ低コストなバランス型ファンドである「eMAXIS Slimバランス(8資産均等型)」と直近3年を比較すると大体似たような値動きとなっていますが、やや「野村インデックスファンド・内外7資産バランス・為替ヘッジ型」の方がパフォーマンスが良かったようです。
参考 eMAXIS Slimバランス(8資産均等型)の評価って?利回りや実質コストは?
「投信ブロガーが選ぶ!Fund of the Year 2019」では19位に選出され、最もリスクが低く、最もリターンが高いことにより最も高いシャープレシオ(投資効率が高い)となっていることを評価するコメントもあったように直近5年では「バランス」カテゴリーに分類されている170本のファンドの中で1位でしたが、直近1年はやや苦戦しているようです。
参考 【最新】投資信託ランキング!個人投資家が選ぶ人気のファンドは?
野村インデックスファンド・内外7資産バランス・為替ヘッジ型に投資するならSBI証券がおすすめ!
野村インデックスファンド・内外7資産バランス・為替ヘッジ型は、購入時手数料が必要なファンドですが、SBI証券、楽天証券、マネックス証券なら通常注文・積立注文どちらも購入時手数料が無料で投資できます。
また、ネット証券では投資信託を保有しているだけで下記のようなポイントが貰えます。
貰えるポイント | 付与率(年率) | ポイント 投資 | |
SBI証券 | Tポイント | 0.10%(※1,000万円未満) 0.20%(※1,000万円以上) | ○ |
楽天証券 | 楽天ポイント | 0.048% | ○ |
マネックス証券 | マネックスポイント | 0.08% | × |
※月間保有金額
ネット証券によって貰えるポイントが異なりますが、付与率が最も高いのはSBI証券となります。もちろん口座開設・維持費用は無料です。
楽天証券なら、SBI証券同様にポイントで投資信託の購入もできたり、楽天銀行との連携で普通預金の金利がメガバンクの100倍の0.1%になったり、楽天カードで投資信託の積立を行えば1%のポイントが付与されたりとメリットが多いです。
楽天証券だけでなく、楽天銀行や楽天カードも口座開設・維持費用は無料です。
参考 楽天証券ならポイントで投資信託を通常・積立で購入可能!しかも100円から!
参考 楽天証券と楽天銀行の連携で金利をメガバンクの100倍に!ポイントも貯まる!
参考 楽天証券の投資信託の積立は楽天カードを利用してポイントGet!デメリットはない?
マネックス証券は独自ポイントなので上記2社と比較すると利用できる場面は少ないですが、ビットコインなどの仮想通貨へも交換可能です。
その他、下記のネット証券でも購入することが可能です。
>> 岡三オンライン(公式サイト)
>> 松井証券(公式サイト)「詳細解説」
参考 口座開設時に必ず選ぶ特定口座については下記も参考にしてみてください。
⇒ 特定口座とは?証券会社の口座種類のまとめ!結局どれがいい?
投資信託で失敗しない証券会社選び!
これから投資信託で資産運用を始める方は、ネット証券選びで失敗しないようにこちらも参考にしてみてください。
参考 【投資信託】ネット証券おすすめ比較ランキング!お得な口座は?個人投資家に人気の投資信託ランキングをチェックしたい方はこちら!
コメント