【VIG】バンガード・米国増配株式ETFの評価や評判は?配当利回りはどのくらい?

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【VIG】バンガード・米国増配株式ETFの評価や評判は?配当利回りはどのくらい?海外ETF

バンガード・米国増配株式ETF(VIG)は低コストETFで有名なバンガード社の米国増配株式に分散投資ができるETFです。

米国は60年以上連続増配している企業もあったり、株主を重視する文化が根付いています。

そんな米国企業の中でも10年以上連続して増配している企業に投資ができるバンガード米国増配株式ETFの内容を確認してみました。

バンガード・米国増配株式ETF(VIG)の特徴とは?

基本概要

ファンド名バンガード・米国増配株式ETF
TICKERVIG
国籍米国
管理会社ザ・バンガード・グループ・インク
ベンチマークS&Pディビデンド・ グロワーズ・インデックス
購入時手数料(税込)約定代金の0.495%(0ドル~22ドル)
※主要ネット証券の場合
総経費率0.06%
純資産総額(百万米ドル)79,418
月間出来高1,452万株
配当利回り1.78%
分配金回数年4回
NISA成長投資枠対象
設定日2006年4月21日

投資対象

バンガード・米国増配株式ETFは、「S&Pディビデンド・ グロワーズ・インデックス」との連動を目指す米国ETFです。

 

「S&Pディビデンド・ グロワーズ・インデックス」は、米国株式市場で10年以上連続して増配している企業で構成されるインデックスです。

 

米国では株主重視の経営が根付いていて、配当利回りが5%以上の企業や50年以上増配をしている企業もあり、株価上昇による売買差益だけでなく配当利回りも魅力の1つです。

 

セクター別では情報技術や金融といったセクターの比率がやや高めとなっています。

セクター比率
情報技術24.4%
金融19.7%
ヘルスケア15.8%
資本財12.0%
生活必需品11.7%
一般消費財5.9%
素材4.0%
エネルギー3.4%
公益事業2.2%
電気通信サービス0.9%
不動産0.0%
その他0.0%

※引用:バンガード・米国増配株式ETF(VIG)の2024年6月末時点の情報より

 

組入上位銘柄では、アップルやマイクロソフトといったIT大手の比率が高く、60年以上連続増配していることで有名なP&Gやジョンソンエンドジョンソンといった銘柄の比率はそれほど高くはないようです。

銘柄比率
Apple Inc.4.5%
Microsoft Corp.4.3%
Broadcom Inc.4.0%
JPMorgan Chase &Co.3.4%
Exxon Mobil Corp.3.0%
UnitedHealth Group Inc.2.7%
Visa Inc.2.3%
Procter &Gamble Co.2.2%
Costco Wholesale Corp.2.2%
Mastercard Inc.2.1%

※引用:バンガード・米国増配株式ETF(VIG)の2024年6月末時点の情報より

 

構成銘柄数は約340銘柄で、PERは15倍以上で、PBRも1倍以上となっているのでやや割高感があります。

構成銘柄数339銘柄
PER24.2倍
PBR4.6倍

※引用:バンガード・米国増配株式ETF(VIG)の2024年6月末時点の情報より

信託報酬などのコスト

売買手数料各証券会社により異なるが、為替手数料・スプレッドも加味すると松井証券が最安
【海外株式・ETF】ネット証券口座おすすめ比較ランキング!手数料が安いのは?
総経費率0.06%

 

米国ETFは株式同様に売買手数料と為替手数料がかかりますが、下記のネット証券のNISA口座を利用すれば、国内株式・ETFや米国株式・ETFの売買手数料が無料となります。

 

純資産残高・出来高

純資産残高は79,418(百万米ドル)なので、米ドル円が150円とすると約11兆9,000億円となります。

 

また、月間出来高は約1,452万株と流動性もあります。

配当利回りや配当実績

配当利回りは1.78%で直近の分配金実績は下記のとおりです。

バンガード・米国増配株式ETF(VIG)の分配金実績

ETFの分配金はファンドでの運用益からのみ出されるため、投資信託(非上場)でみられる自己資産を切り崩したタコ足配当がないので安心して受け取れます。

 

ただ、海外ETFの分配金は二重課税されていたり、再投資は手動で行う必要があるなど取り扱いがちょっと面倒なところがあるので注意が必要です。

参考 ETFとJDRの違いって?複雑な分配金に対する税金をまとめてみました!

NISAの対応状況

バンガード・米国増配株式ETF(VIG)は新NISA(2024年以降)の「成長投資枠」の対象となるのでNISA口座を利用すれば売却益などが非課税となります

新NISA

参考 金融庁「新しいNISA

 

成長投資枠は、年間240万円まで投資ができ、限度額最大1,200万円までなら無期限で非課税となるので節税効果は大きいです。

 

ただし、配当金・分配金は現地の米国で10%課税されていて、この部分の税金はNISAでも非課税とはなりません。

 

参考 NISAとiDeCoの違いの比較については下記も参考にしてみてください。

⇒ NISAとiDeCoの違いを比較!どっちがいい?

バンガード・米国増配株式ETF(VIG)のパフォーマンスは?

運用実績・利回り

ETF(年率)ベンチマーク(年率)
1年+14.59%+14.64%
3年+7.74%+7.80%
5年+11.73%+11.81%
10年+11.07%+11.15%
設定来+9.58%+9.68%

※バンガード・米国増配株式ETF(VIG)の2024年6月末時点の情報より
※税引前分配金を再投資したものとして算出されたもので、ファンドに関する費用(管理報酬およびその他の経費)は控除後です
※上記は過去の実績であり、将来の運用成果は保証されません

過去のチャート

米国の代表的な株価指数であるS&P500をベンチマークとする「バンガード・S&P500 ETF」と、トータルリターン(税引前配当金を再投資した場合)の過去のチャートを比較すると下記のようになっています。

参考 バンガード・S&P500 ETF(VOO)の評価ってどう?利回りはどのくらい?

 

(引用元:ETFreplay.com)

緑がバンガード・米国増配株式ETF(VIG)青がバンガード・S&P500 ETF(VOO)のVOOの設定日である2010年9月7日からのトータルリターンのチャートです。

多くの期間で「バンガード・S&P500 ETF」の方がパフォーマンスが良くなっています。

 

ただ、ボラティリティ(価格変動の大きさ)は「バンガード・米国増配株式ETF(VIG)」の方が小さいので、配当金を貰いながらより安定的な値動きを期待したいなら「バンガード・米国増配株式ETF(VIG)」という選択肢もあるかもしれません。

まとめ・評価

バンガード・米国増配株式ETFは、「S&Pディビデンド・ グロワーズ・インデックス」との連動を目指す米国ETFで、米国株式市場で10年以上連続して増配している企業に分散投資することができます。

 

連続増配株は一般的に、業績が良く財務内容が健全で、株主を重視した経営を行っているという特徴があり、比較的成功している企業が中心のため短期に大きな成長は見込めませんが、株価の堅調な上昇と増配していく配当金を享受できる期待が持てます

 

ただ、米国の代表的な指数であるS&P500に連動する「バンガード・S&P500 ETF」よりボラティリティは小さいので安定的な値動きは期待できますが、トータルリターンは「バンガード・S&P500 ETF」の方が上です。

参考 バンガード・S&P500 ETF(VOO)の評価ってどう?利回りはどのくらい?

 

米国株式や米国ETFを購入するのにおすすめの証券会社は?

バンガード・米国増配株式ETFは、NISA口座の成長投資枠を利用して購入すれば、売却益と配当・分配金は非課税(米国で10%課税はされる)となります。

 

主要ネット証券(SBI証券、楽天証券、マネックス証券、auカブコム証券、松井証券)ではNISA口座での米国株・ETFの売買手数料が無料となるので、ぜひ活用を検討してください。

参考 米国ETFをNISAで購入するメリットやデメリットとは?

 

売買手数料が業界最安水準で為替手数料(スプレッド含む)が無料の松井証券

売買手数料が業界最安水準で、為替手数料が無料なので低コストで取引できます。

また、米国株・ETFの銘柄選び、売買の材料探し、最適な取引タイミングなど、個別銘柄に関する疑問や悩みを無料で相談できる窓口が設置されているので初心者の方でも安心して米国株・ETFへの投資を始められます。

もちろん口座開設・維持費は無料でNISA口座を利用すれば米国株・ETFの売買手数料は無料となります。

 

>> 松井証券(公式サイト)「詳細解説

 

米国株・ETFの自動積立が可能で貸株にも対応しているSBI証券

SBI証券は売買手数料が業界最安水準で、リアルタイム為替取引時の為替手数料は無料となっています。(別途買値と売値の差であるスプレッドはコストとしてかかります)

10,000通貨以上ならSBI FXαを使えば0.2銭で両替できるので低コストで米ドルへ両替ができ、10,000通貨未満であれば住信SBIネット銀行で外貨に交換(片道6銭)するか、外貨積立を利用すれば買付時の為替手数料はかかりません。

また、米国株・ETFの自動積立が可能で、貸株にも対応しています。

参考 ETFを自動積立できるネット証券会社は?手数料や対象銘柄は?

参考 SBI証券の米国貸株サービスの金利ってどのくらい?ETFも対象!

 

>> SBI証券(公式サイト)「詳細解説

 

米国株・ETFの自動積立が可能で配当金も自動で再投資できるマネックス証券

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