NEXT FUNDS ダウ・ジョーンズ工業株30種平均株価連動型上場投信(1546)は、米国の主要業種の代表的な30の優良銘柄に分散投資ができる国内ETFです。
米国の代表的な株価指数であるNYダウ(ダウ平均)をベンチマークとする国内ETFですがどんな内容で、低コストなインデックスファンドと比較するとどうなのか確認してみました。
NEXT FUNDS ダウ・ジョーンズ工業株30種平均株価連動型上場投信(1546)の特徴
投資対象
NEXT FUNDS ダウ・ジョーンズ工業株30種平均株価連動型上場投信(1546)は、日本円換算したダウ・ジョーンズ工業株30種平均株価の動きに連動する投資成果を目指す国内ETFです。
ダウ・ジョーンズ工業株30種平均株価は、NYダウ(ダウ平均)とも言われ、米国の代表的な株価指数の一つで、米国経済を代表する30銘柄で構成されています。
参考 NYダウに連動する投資信託やETFを比較!おすすめなのは?
※下記はNEXT FUNDS ダウ・ジョーンズ工業株30種平均株価連動型上場投信(1546)「月報(2019年12月)」からの情報です。
資産構成
業種別配分
組入上位10銘柄
※組入銘柄数:30銘柄
コスト
売買手数料 | 各証券会社により異なるが、SBI証券、楽天証券なら売買手数料無料 参考 おすすめネット証券比較(国内株式・ETF編) ※購入価額は基準価額に0.15%上乗せされる |
信託報酬(税抜)※ | 0.45% |
信託財産留保額 | 0.15% |
※その他費用として対象株価指数に係る商標使用料(年率0.06%以下)やファンドの上場に係る費用などのコストが別途かかる
分配金・配当金
NEXT FUNDS ダウ・ジョーンズ工業株30種平均株価連動型上場投信(1546)は、決算は年1回で下記の様に分配金が出されていて、分配金利回りは3.23%(2020年1月)です。
ETFは税法により、発生した利子や配当などの収益から信託報酬などの費用を控除した全額を分配することになっているので、投資信託(非上場)でみられる自己資産を切り崩したタコ足配当がないので安心して受け取れます。
平均売買高・マーケットメイカー
NEXT FUNDS ダウ・ジョーンズ工業株30種平均株価連動型上場投信(1546)は、平均売買高(直近90日)約2,700口と流動性は低く、マーケットメイク制度の対象銘柄ではないので不利な価格で売買してしまうことがあり得ます。
参考 日本取引所グループ「マーケットメイク制度」
ETFは市場でいつでも売買できるのがメリットですが、買いたい時に買って、売りたい時に売るためには、出来高や売買代金が多い等の流動性が重要になってきますが、NEXT FUNDS ダウ・ジョーンズ工業株30種平均株価連動型上場投信(1546)は取引するのにリスクがありそうです。
運用実績・利回り
ETF | |
1ヶ月 | +1.8% |
3ヶ月 | +8.8% |
6ヶ月 | +11.0% |
1年 | +24.7% |
3年 | +43.7% |
設定来 | +335.8% |
※NEXT FUNDS ダウ・ジョーンズ工業株30種平均株価連動型上場投信(1546)「月報(2019年12月)」より
※設定日は2010年8月13日
※税引前分配金を再投資したものとして算出されたもので、ファンドに関する費用(管理報酬およびその他の経費)は控除後です
※上記は過去の実績であり、将来の運用成果は保証されません
過去のチャート
同じダウ・ジョーンズ工業株30種平均株価に連動し、より低コストな投資信託である「iFreeNYダウ・インデックス 」「たわらノーロードNYダウ」と税引き前分配金を再投資したトータルリターンを比較したのが下記となります。
(引用元:モーニングスター)
オレンジがNEXT FUNDS ダウ・ジョーンズ工業株30種平均株価連動型上場投信(1546)、赤がiFreeNYダウ・インデックス、緑がたわらノーロードNYダウの2017年3月からのトータルリターンのチャートです。
対象期間では、パフォーマンスに差はほとんどないですが、直近1年では「NEXT FUNDS ダウ・ジョーンズ工業株30種平均株価連動型上場投信(1546)」がややパフォーマンスがよかったようです。
ただ、税引き前分配金を再投資した場合で、実際には「NEXT FUNDS ダウ・ジョーンズ工業株30種平均株価連動型上場投信(1546)」の分配金は課税後に再投資するか、そのまま受け取ることとなるので、再投資せずにそのまま受け取りたい場合には選択肢となり得るといった感じです。
当ETFの情報
- 分類:国内ETF
- ベンチマーク:ダウ・ジョーンズ工業株30種平均株価
- 売買手数料:各証券会社により異なるが、SBI証券、楽天証券なら無料
- 信託報酬(税抜):0.45%
- 純資産残高:約86億円
- 分配金利回り:3.23%
- 売買単位:1口(約31,500円(2020年1月))
- 平均売買高(直近90日):0.3万口
- 決算:年1回(8月10日)
- 上場日:2010年8月16日(設定日:2010年8月13日)
評価・まとめ
NEXT FUNDS ダウ・ジョーンズ工業株30種平均株価連動型上場投信(1546)は、日本円換算したダウ・ジョーンズ工業株30種平均株価の動きに連動する投資成果を目指すので、米国経済を代表する30銘柄に分散投資ができる国内ETFです。
ダウ・ジョーンズ工業株30種平均株価は、NYダウ(ダウ平均)とも言われ、米国の代表的な株価指数の一つで、米国経済を代表する30銘柄で構成されています。
参考 NYダウに連動する投資信託やETFを比較!おすすめなのは?
同じダウ・ジョーンズ工業株30種平均株価に連動し、より低コストな投資信託である「iFreeNYダウ・インデックス 」「たわらノーロードNYダウ」と比較するとややパフォーマンスはいいものの、流動性が低くマーケットメイク制度の対象銘柄ではないので、取引するのにリスクがありそうです。
短期で取引するのも流動性が低いためリスクがあり、長期で投資するなら「iFreeNYダウ・インデックス 」「たわらノーロードNYダウ」などの投資信託なら100円からと少額から投資ができるので、「NEXT FUNDS ダウ・ジョーンズ工業株30種平均株価連動型上場投信(1546)」はあまり投資対象として魅力的には感じません。
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