SPDR ポートフォリオS&P500高配当株式ETF(SPYD)の評価って?利回りはどのくらい?

海外ETF

SPDR ポートフォリオS&P500高配当株式ETF(SPYD)は、S&P500採用銘柄のうち高配当の銘柄に分散投資ができる海外ETFです。

S&P500高配当指数のトータルリターンへの連動を目指すETFですが、過去はどの程度の利回りとなっていたのか内容について確認してみました。

SPDR ポートフォリオS&P500高配当株式ETF(SPYD)の特徴

投資対象

SPDR ポートフォリオS&P500高配当株式ETF(SPYD)は、S&P500高配当指数のトータルリターンへの連動を目指す海外ETFです。

 

S&P500高配当指数は、S&P500指数の採用銘柄のうち配当支払い上位80銘柄のパフォーマンスを計測をすることを目的とする指数です。

参考 S&P500については下記も参考にしてみてください。

⇒ S&P500に連動する投資信託やETFを比較!おすすめなのは?

セクター別構成比率

不動産セクター(Real Estate)および公益事業セクター(Utilities)で約半分を占めているのが特徴的です。

保有上位10銘柄

ポートフォリオの特性

保有銘柄数79
株価純資産倍率(PBR)1.94
株価収益率(PER)14.48

コスト

売買手数料各証券会社により異なる
総経費率※0.07%

純資産残高・出来高

純資産残高は約1,050億円(2018年12月)で、月間出来高は約1,386万株と流動性も高い状態にあります。

配当・分配金

分配金利回りは4.62%(2019年1月)で直近の分配金は下記のとおりです。

ETFの分配金はファンドでの運用益からのみ出されるため、投資信託(非上場)でみられる自己資産を切り崩したタコ足配当がないので安心して受け取れます。

 

ただ、海外ETFの分配金は二重課税されていたり、再投資は手動で行う必要があるなど取り扱いがちょっと面倒なところがあるので注意が必要です。

参考 ETFとJDRの違いって?複雑な分配金に対する税金をまとめてみました!

運用実績・利回り

ETF(年率)インデックス
1年ー4.76%ー4.75%
3年+10.20%+10.31%
設定来+8.99%+9.11%

※SPDR ポートフォリオS&P500高配当株式ETF(SPYD)2018年12末月時点より
※設定日は2015年10月21日
※税引前分配金を再投資したものとして算出されたもので、ファンドに関する費用(管理報酬およびその他の経費)は控除後です
※上記は過去の実績であり、将来の運用成果は保証されません

過去のチャート

(引用元:ETFreplay.com)

緑がSPDR ポートフォリオS&P500高配当株式ETF(SPYD)青がSPDR S&P500 ETF(SPY)の2015年10月21日からの配当金込みのトータルターンのチャートです。

同じSPDRのETFで、S&P500をベンチマークとするSPDR S&P500 ETF(SPY)と比較してみましたが、対象期間ではほぼ同じくらいのパフォーマンスとなってはいますが、SPDR ポートフォリオS&P500高配当株式ETFの方が成績がいい期間もあれば、SPDR S&P500 ETFの方がいい期間もあるといった感じとなっています。

参考 SPDR S&P500 ETF(spy、1557)ってどう?世界最大ETFの利回りは?

 

トータルリターンで見るとS&P500に投資するのとそれほど差はなさそうですが、分配金利回りはSPDR ポートフォリオS&P500高配当株式ETFの方が高いので分配金を生活費の一部に充てたい場合は検討の余地はありそうです。(分配金は課税前なので実際には課税される分パフォーマンスは低下します)

当ETFの情報のまとめ

  • 分類:海外ETF(上場市場:NYSE Arca)
  • ベンチマーク:S&P500高配当指数
  • 売買手数料:各証券会社により異なる
  • 総経費率:0.07%
  • 純資産残高:約1,050億円(2018年12月)
  • 分配金利回り:4.62%(2019年1月)
  • 売買単位:1株(約3,800円(2019年1月))
  • 決算:年4回
  • 設定日:2015年10月21日

評価・まとめ

SPDR ポートフォリオS&P500高配当株式ETF(SPYD)は、S&P500高配当指数のトータルリターンへの連動を目指す海外ETFで、S&P500指数の採用銘柄のうち配当支払い上位80銘柄へ分散投資ができます。

 

トータルリターンで見るとS&P500に投資するのとそれほど差はなさそうですが、分配金利回りは約4.6%と高く、ETFの分配金は投資信託に見られるようなたこ足配当もなく安心して受け取れるので、分配金を生活費の一部に充てたい場合は検討の余地はありそうです(実際には分配金に課税される分パフォーマンスは低下します)

 

また、海外ETFは売買手数料や為替手数料といったコストがかかりますが、NISA口座を利用すれば買付手数料を無料にできたり、分配金の二重課税を解消できるというメリットがありますので有効に活用したいところです。

参考 海外ETFが身近になった?NISA口座で手数料などがお得に!

 

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⇒ SBI証券の米国貸株サービスの金利ってどのくらい?海外ETFも対象!
⇒ 米国株式・ETF定期買付サービスとは?NISAを有効に活用するには?


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