ユーロズロチ（EUR/PLN）の投資戦略とは？

ユーロズロチ（EUR/PLN）は売りのスワップポイントが高いことで注目されてますが、特徴がある通貨ペアなので売買益を狙うことも可能です。

そんなマイナーな通貨ペアであるユーロズロチ（EUR/PLN）をどのような投資戦略で利益を上げられるのか紹介します。

ユーロズロチ（EUR/PLN）の特徴とは？

ユーロズロチ（EUR/PLN）はユーロとポーランドの通貨であるズロチとの通貨ペアで、下記のような特徴があります。

ユーロとポーランドズロチは相関性が高い

ポーランドは独自の金融政策を確保したいなどからユーロ導入を見送り独自通貨のズロチを用いていますが、EUの加盟国なので様々な面で結びつきが強くなっています。

下記はユーロ円とズロチ円の約5年間の月足チャートですが、2020年以降やや乖離はみられるものの、ともに上昇と下落のタイミングはほとんど同じで相関性が高くなっています。

もう少し短い日足で見てみると同じように上下していて相関性が高いことがわかります。

ユーロとポーランドズロチの相関性が高いということは、ユーロズロチは為替変動のリスクが低いことが期待されます。

歴史的高値圏で推移しているのでリスクは限定的

下記はユーロズロチの約30年間の月足チャートです。

過去30年では5ズロチ近辺に3度到達していますが、いずれも押し戻されています。

直近では4.8ズロチ前後を推移しているので、過去30年でみると最高値水準にいるので、5ズロチより少し上でロスカットすることを想定して取引を行えるので、少ない資金で投資することができます。

売りのスワップポイントが高い

ユーロズロチの売りのスワップポイントで安定的に高い水準となっているIG証券の2022年9月の1万通貨当たりのスワップポイントは下記となっています。

平均すると1日で253円のスワップポイントが付与されます。

例えば下記のような条件の時には、投資金額20万円に対してスワップポイントの利益率は1年間で約46.1%と高い利益率となります。

想定ロスカットは約5.3ズロチと過去30年での最高値である5ズロチより少し上となるのでそこまで値が上がるまでスワップポイントをもらい続けることができるので、ロスカットされる水準も引き上がります。

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また、最近ユーロズロチの取扱いを始めたみんなのFX・LIGHT FXの方が直近のスワップポイントはIG証券より高いので、これから投資するならみんなのFX・LIGHT FXも検討してみてください。

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＞＞ LIGHT FX（公式サイト）

参考 ユーロズロチ（EUR/PLN）の取扱業者・スワップポイントの比較ランキング！

急騰・急落を繰り返している

特に2020年以降では急騰しては急落するといった値動きを繰り返しています。

ユーロズロチは売りのスワップポイントが高いことから買いで入ると高いスワップポイントを支払うこととなるので売りで入る方が有利となり、急騰したところで売りに入れば数か月で急落する可能性が高く売買益を得ることもできます。

ユーロズロチの投資戦略とは？

ユーロズロチの特徴からユーロズロチは下記のような投資戦略が考えられます。

ユーロズロチの売りのスワップポイントを狙う

ユーロズロチの売りなら高いスワップポイントが貰えるので、中長期で保有することを前提に高いスワップポイントをもらい続けることが可能です。

ユーロとポーランドズロチの相関性が高いので為替変動のリスクが低いことが期待され、歴史的高値圏で推移しているのでロスカットまでの値幅が小さく済むといったメリットもあります。

また、ユーロズロチのスワップポイントはユーロ（欧州）とポーランドの政策金利の差が大きな要因の一つとなります。

そんなユーロとポーランドの政策金利の推移（2005年6月~2022年9月）は下記のようになっています。

ポーランドは2021年10月から政策金利を引き上げ6.75%となっているのに対して、ユーロはマイナス金利政策を終え政策金利を1.25%まで引き上げています。

世界的にインフレ傾向となっているため、各国インフレ抑制ために政策金利を引き上げていますが、インフレを図るための最重要指標であるCPI（消費者物価指数）の推移は下記となっています。

【ユーロ圏消費者物価指数（CPI）（前年比）】

 

【ポーランド消費者物価指数（CPI）（前年比）】

ユーロ圏もCPIはだいぶ上昇してきているものの、ポーランドの方が上回る上昇をしています。

どちらが先にCPIが落ち着いてくるかによりますが、まだポーランドの方が政策金利が高い状態が続きそうですし、過去約20年ポーランドの方が政策金利が高い状態が続いているのでユーロズロチの売りではスワップポイントが日々貰えます。

またユーロズロチはマイナーな通貨ペアなので長期で保有するにはリスクがあるので、下記の半自動売買と組み合わせればリスクを抑制しながらスワップポイントと売買益の両方の利益を積み上げていくことも可能です。

ユーロズロチの売りのスワップポイントが高水準なみんなのFX・LIGHT FX

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参考 ユーロズロチ（EUR/PLN）の取扱業者・スワップポイントの比較ランキング！

ユーロズロチを半自動売買

ユーロズロチは2020年以降は急騰しては急落するといった値動きを繰り返しているので、複数の為替レートに達したらポジションを持って、急落したら決済することによって売買益を狙う方法です。

ユーロズロチの週足のチャートですが、4.9や4.8といったきりがいい数値で赤線を引いてみましたが、4.9や4.8といった数値前後まで上昇するとその後下落するような動きが何度か見られます。

4.9や4.8で指値で注文を入れておき、4.9のポジションは4.8まで下落したら利確（決済）するといったIFD注文を入れておけば半自動的に注文と決済を行うことができますし、IFOなら注文と利益確定と損切りの決済2つを指定することができます。

ユーロズロチは売りのスワップポイントが高いので、買いよりは売りで売買すれば日々貰えるスワップポイントも利益に上乗せできます。

ユーロズロチの注文方法のやり方（IG証券の場合）

【IFD注文の場合】

例えば4.8ズロチになったら注文を行い、そのポジションが4.7ズロチになったら決済させたい場合は下記のように入力します。

指値で入れる数値は為替レートではなく値幅（pips）となります。

【IFO注文の場合】

例えば4.8ズロチになったら注文を行い、そのポジションが4.7ズロチになったら決済（利益確定）させ、5.1ズロチになったらロスカットさせたい場合は下記のように入力します。

指値には利益確定する値幅（pips）を、逆指値にはロスカットする値幅（pips）を入力します。

ユーロズロチに投資するのにいくら必要？

ユーロズロチを1万通貨を投資する場合どのくらいの資金が必要なのかは下記のような感じとなります。（ポーランドズロチ/円を30円とする）

例えば4.9ズロチで売りのポジションを保有し、5.1ズロチでロスカットするような場合は121,200円必要といった感じとなります。

みんなのFX・LIGHT FXのように1,000通貨からの取引に対応していれば必要となる資金は10分の1となりますし、OANDAのように1通貨からの取引に対応していれば1万分の1の資金で取引することも可能です。

＞＞ みんなのFX（公式サイト）

＞＞ LIGHT FX（公式サイト）

＞＞ OANDA Japan（公式サイト）

ユーロズロチに投資するのにおすすめのFX会社は？

スワップポイント・スプレッドともに好条件なFX会社

みんなのFXでは2022年10月24日よりユーロズロチ（EUR/PLN）の取引ができるようになりました。

ユーロズロチのスワップポイントは高水準で、スプレッドも他社より狭く好条件となっていて、スプレッドは固定ではありませんが、いつ見ても19pipsとなってる印象があります。

ユーロズロチ以外の米ドル円や豪ドル円といった先進国通貨や、南アフリカランド円やメキシコペソ円などの高金利通貨の通貨ペアでもスワップポイントは高水準です。

＞＞ みんなのFX（公式サイト）

参考 みんなのFXの評価・評判は？スプレッドやスワップポイントってどう？

ユーロズロチ以外のスワップポイントも好条件なFX会社

LIGHT FXはみんなのFXと同じトレイダーズ証券が運営するFXサービスで、みんなのFX同様に2022年10月24日よりユーロズロチ（EUR/PLN）の取引ができるようになりました。

みんなのFX同様に、ユーロズロチのスワップポイントは高水準で、スプレッドも他社より狭く好条件で、1,000通貨から取引ができるので少額から投資を始めることもできます。

ユーロズロチ以外の米ドル円や豪ドル円といった先進国通貨や、南アフリカランド円やメキシコペソ円などの高金利通貨の通貨ペアでもスワップポイントは高水準で、スワップポイント狙いなら抑えておきたいFX業者です。

＞＞ LIGHT FX（公式サイト）

参考 LIGHT FX(ライトFX)とみんなのFXの違いって？スプレッドやスワップポイントは異なる？

スワップポイントを重視する方に向いているFX会社

IG証券は、イギリスのロンドンに本拠地を置く外資系の証券会社ですが、日本で10年以上の実績がある金融庁認可の証券会社です。

外資系だけあり、FXもユーロズロチ含めて多くの通貨ペアの取引が可能で、FX以外にもトヨタやアップルといった個別株やダウ平均や日経平均、金・銀・原油といった商品もCFDで取引することができます。

ユーロズロチの売りのスワップポイントは、業界でも常に高い水準となっているので、ユーロズロチでスワップポイントを狙った取引をするなら検討したい業者です。

＞＞ IG証券（公式サイト）

スプレッドを重視する方に向いているFX会社

サクソバンク証券は、デンマークのコペンハーゲンに本拠地を置く外資系の証券会社ですが、日本で10年以上の実績がある金融庁より認可を受けている証券会社です。

サクソバンク証券ではスプレッドは変動制なので確実ではないですが、目視で確認したところ他のFX会社よりは狭いスプレッドとなっていて、スワップポイントもIG証券についで高水準です。

また、ユーロズロチなどIG証券では10,000通貨からの取引ですが、サクソバンク証券では1,000通貨から取引ができるのでより少額から取引することができます。

そのため、同じ資金でも取引数量を分けて取引することができるので、購入タイミングを複数回に分けることにより時間分散させ、購入価格を平均化させるようなことも可能です。

サクソバンクで提供されているスマホにも対応した取引ツール「SaxoTraderGO」に組み込まれているオートチャーティストでは、チャートパターンや重要な支持・抵抗線などのテクニカル指標を自動的に分析して、取引チャンスを自動でリアルタイムに通知される機能が無料で利用できます。

参考 サクソバンク証券のオートチャーティストの使い方を解説！勝率を上げるには？

また、CFDで日本株や米国株、株価指数などを取引できるので、買いだけでなく売りの取引も行うことができます。

＞＞ サクソバンク証券（公式サイト）

少額から始めてみたい方に向いているFX会社

OANDA証券はアメリカに本拠地を置く外資系の証券会社ですが、金融庁より認可を受けている証券会社です。

ユーロズロチを含めFXは1通貨から取引ができるので、非常に少額から取引が可能な点が大きな特徴です。

ただ、他のFX会社はユーロズロチは25倍までレバレッジをかけられますが、OANDAは20倍までとなっています。

FXの世界標準ともいえる取引ツールであるMT（メタトレーダー）4/5を利用することができるので、自動売買を行うことも可能で、サクソバンク証券でも提供されているオートチャーティストをMT4のインジケータ―として利用することもできます。（メタトレーダーでの取引は1,000通貨から）

＞＞ OANDA Japan（公式サイト）

まとめ

ユーロズロチ（EUR/PLN）はユーロとポーランドの通貨であるズロチとの通貨ペアで、下記のような特徴があります。

売のスワップポイントが高水準なことからスワップポイント狙いの投資もできますし、急騰・急落を繰り返していることから売買益を狙うこともできます。

ただ、ユーロズロチはマイナー通貨なので流動性が低く、ポーランドはNATO加盟国ですがウクライナの隣国であるため地政学的リスクについては注意が必要です。

ユーロズロチのスワップポイント・スプレッドが好条件なみんなのFX・LIGHT FT

みんなのFX・LIGHT FXはユーロズロチの売りのスワップポイントが高い水準でスプレッドも狭く好条件なのがみんなのFX・LIGHT FXです。

FX以外にもバイナリーオプションや暗号資産などの取引も興味があればみんなのFX、FXに特化したシンプルなサービスがいいならLIGHT FXを検討してみてください。

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参考 LIGHT FX(ライトFX)とみんなのFXの違いって？スプレッドやスワップポイントは異なる？

ユーロズロチだけでなく他のマナー通貨ペアを取引したいならIG証券・サクソバンク証券

IG証券とサクソバンク証券は取り扱い通貨ペアが多いので、ユーロズロチのようなマイナーな通貨ペアを取引することができます。

個別株や株価指数など取引できるCFDも取り扱っています。

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ユーロズロチを少額から投資するならOANDA

スワップポイントやスプレッドの条件は少し悪くなりますが、1通貨から投資ができるので少額から始めることができ、得られた利益も少額から再投資することができるので複利効果が出やすいといったメリットもあります。

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