東証マザーズETF(2516)の評価ってどう?利回りはどのくらい?

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国内ETF

東証マザーズETF(2516)は、東京証券取引所が運営する新興企業向けの株式市場であるマザーズに上場する全銘柄に分散投資ができる国内ETFです。

東証マザーズ指数をベンチマークとする国内ETFですが、どのようなETFなのか内容を確認してみました。

東証マザーズETF(2516)の特徴

投資対象

東証マザーズETF(2516)は、東証マザーズ指数に連動する投資成果を目指す国内ETFです。

 

東証マザーズ指数は、東証マザーズに上場しているすべての銘柄を対象とした株価指数で、TOPIX同様に浮動株ベースの時価総額加重型の指数です。

 

※下記は東証マザーズETF(2516)「月報(2019年12月)」からの情報です。

資産構成比

東証マザーズETF(2516)の特徴

 

東証マザーズ指数の時価総額上位銘柄は下記のような銘柄となっています。

東証マザーズETF(2516)の特徴

コスト

売買手数料 各証券会社により異なる
参考 おすすめネット証券比較(国内株式・ETF編)
信託報酬(税抜) 0.50%
信託財産留保額 0.5%

分配金・配当金

東証マザーズETFの決算は年1回で、今まで分配金は出されていません。

平均売買高・マーケットメイカー

東証マザーズETF(2516)は、平均売買高(直近90日)約7.5万口で、マーケットメイク制度の対象銘柄なので、公正な価格で売買することができます。

参考 日本取引所グループ「マーケットメイク制度

 

ETFは市場でいつでも売買できるのがメリットですが、買いたい時に買って、売りたい時に売るためには、出来高や売買代金が多い等の流動性が重要になってきますが、東証マザーズETF(2516)は心配する必要はなさそうです。

運用実績・利回り

ETF
1ヶ月 ー1.85%
3ヶ月 +2.38%
6ヶ月 +0.44%
1年 +11.15%
設定来 ー31.2%

※東証マザーズETF(2516)「月報(2019年12月)」より
※上場日は2018年2月1日
※上記は過去の実績であり、将来の運用成果は保証されません
※税引前分配金を再投資したものとして算出されたもので、ファンドに関する費用(管理報酬およびその他の経費)は控除後です

過去のチャート

東証マザーズETF(2516)と日経平均、TOPIXと比較したのが下記となります。

東証マザーズETF(2516)の特徴

(引用元:モーニングスター)

オレンジが東証マザーズETF(2516)赤が日経平均緑がTOPIXの2018年2月からのトータルリターンのチャートです。

比較した期間では東証マザーズETF(2516)は苦戦していて、日経平均やTOPIXと比べるとパフォーマンスが悪くなっています。

 

東証マザーズ指数は、ベンチャー企業が構成銘柄となっているので、中には大きく成長した企業もあれば全体的には成績はいまいちだったようです。

当ETFの情報

  • 分類:国内ETF
  • ベンチマーク:東証マザーズ指数
  • 売買手数料:各証券会社により異なる
  • 信託報酬(税抜):0.5%
  • 純資産残高:約30億円
  • 分配金利回り:ー
  • 売買単位:10口(約7,000円(2020年1月))
  • 平均売買高(直近90日):7.5万口
  • 決算:年1回(7月8日)
  • 上場日:2018年2月1日(設定日:2018年1月31日)

評価・まとめ

東証マザーズETF(2516)は、東証マザーズ指数に連動する投資成果を目指すので、東証マザーズに上場しているすべての銘柄に分散投資ができる国内ETFです。

 

東証マザーズに上場している銘柄は、株価が10倍になった銘柄、なりそうな銘柄であるテンバガーが誕生しやすかったり、マザーズから東証一部に昇格する銘柄も多く誕生し株価上昇が期待できますが、比較した期間ではマザーズ市場全体でみると日経平均やTOPIXより成績は振るわない相場でした。

 

大きな利益を期待するならマザーズ市場全体への投資よりは、マザーズに上場している個別銘柄を選別して投資をするほうが大きな利益を期待できるので、個別銘柄への投資も検討してみてください。

 

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