SPDR S&P500 ETF(spy、1557)ってどう?世界最大ETFの利回りは?

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米国の代表的な指標であるS&P500に連動し、世界最大の純資産残高を誇るETFがSPDR S&P500 ETF(spy、1557)です。

純資産残高は約27兆円で1993年に米国で上場し20年以上運用されている世界で最も有名なETFです。

東証には2011年に上場しているので国内ETFとして取引が可能ですが、どんなETFなのか内容を確認してみました。

SPDR S&P500 ETF(spy、1557)の特徴

投資対象

SPDR S&P500 ETFはS&P500への連動を目指すETFで、米国の株式市場に上場する代表的な500銘柄に分散投資を行うのと同等の成績が期待できる国内・海外ETFです。

S&P500は、ニューヨーク証券取引所、NASDAQなどに上場している銘柄から代表的な500銘柄の株価を基に算出される時価総額加重平均型株価指数で、米国の大型株の動向を表す株価指数として広く知られていて、米国株式市場の時価総額の約80%をカバーします。

世界一の投資家であるウォーレン・バフェット氏が以下のような発言をして話題にもなったインデックスです。

妻への相続のための信託で「現金の10%を政府短期債で、残り90%はS&P500のインデックスファンドで運用するよう指示しました(超低コスト投信で知られるバンガード社の投信を勧めます)。こうした方針をとることにより、高額な手数料をとる運用者を抱えている他の投資家よりも、長期では優れた結果を残せると確信します」

コスト

売買手数料 各証券会社により異なる
総経費率 0.0945%

純資産残高・平均出来高

純資産残高は約27兆4,000億円(2017年9月)で、平均出来高は7,700万株(NYSEアーカ)、1700株(東証)と海外ではかなり流動性が高いETFです。

分配金

過去の分配金実績は下記の通りで、分配金利回りは1.85%(2017年8月)です。

(引用元:SPDR S&P500 ETF「運用レポート(2017年6月30日)」)

ETFの分配金はファンドでの運用益からのみ出されるため、投資信託(非上場)であるような自己資産を切り崩したタコ足配当がないので安心して受け取れます。

SPDR S&P500 ETFは東証とNYSEアーカに重複上場しているので国内ETF(JDRではない)、海外ETFを選んで取引することができますが、分配金の課税についてはちょっと注意が必要です。

特にNISA口座で国内ETFとして購入した場合、分配金は国内での課税はされないかと思っていたのですが、国内上場外国株式、国内上場ETF(外国株式扱い)の配当金等は、「株式数比例配分方式」の適用外となりNISA口座でも国内で課税されるようです。

SBI証券での説明

楽天証券での説明

マネックス証券での説明

そもそもNISA口座で非課税扱いとなるのは、マネックス証券での説明を見ると、

NISA口座の上場株式の配当金等が非課税扱いとなるのは、証券会社で配当金等を受取る「株式数比例配分方式」が選択され、この方式が適用される場合のみです。

となっていますが、1557は国内上場ETFで外国株式扱いとなっていて、外国株の配当金は証券会社を経由せず配当金支払取扱銀行(信託銀行、都市銀行)経由で株主に支払われるため、株式数比例配分方式」の適用外となってしまうためではないかと思われます。

参考 日本取引所グループ「ETF銘柄一覧」によると1557は「外国籍のETF」となっています。

参考 日本取引所グループ「外国株の株式事務及び決済制度」に外国株の配当金の流れについて説明があります。

参考 ETFの分配金に対する課税については下記も参考にしてみてください。

⇒ ETFとJDRの違いって?複雑な分配金に対する税金をまとめてみました!

運用実績

ファンド「市場価格」(年率) ベンチマーク「S&P500」(年率)
1年 +17.74% +17.90%
3年 +9.50% +9.61%
5年 +14.47% +14.63%
10年 +7.09% +7.18%
設定来 +9.29% +9.43%

※SPDR S&P500 ETF「運用レポート(2017年6月末)」(米ドルベース)より
※ファンド設定日は1993年1月22日
※上記は過去の実績であり、将来の運用成果は保証されません

当ETFの情報のまとめ

  • 分類:海外ETF(spy)、国内ETF(1557)
  • ベンチマーク:S&P500
  • 売買手数料:各証券会社により異なる
  • 総経費率:0.0945%
  • 純資産残高:約27兆4,000億円(2017年9月)
  • 分配金利回り:1.85%(2017年8月)
  • 売買単位:1株(約27,000円(2017年9月))
  • 決算:年4回(3・6・9・12月)
  • 設定日:1993年1月22日(NYSEアーカ)、2011年3月24日(東証への上場日)

まとめ・所感

SPDR S&P500 ETFは、S&P500への連動を目指すETFで、米国の株式市場に上場する代表的な500銘柄に分散投資を行うのと同等の成績が期待できる国内・海外ETFです。

海外ETFとして約24年間運用されていて、平均年率が約9%と高いパフォーマンスを誇る純資産残高が世界最大のETFです。

国内ETF、海外ETFとして取引することが可能ですが、特に国内ETFをNISA口座で取引する場合は分配金が国内でも課税される点は注意が必要です。

また海外ETFでは同じS&P500に連動する「iシェアーズ・コアS&P500ETF」「バンガード・
S&P500 ETF」の総経費率は0.04%と低コストなのでおすすめです。

参考 S&P500に連動する投資信託やETFを比較!おすすめなのは?

国内ETFとして購入する場合

カブドットコム証券のフリーETFの対象となっているので、手数料が無料です!もちろん口座開設・維持費も無料です。

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参考 おすすめネット証券比較(国内株式・ETF編)!手数料だけで選ぶ?

海外ETFとして購入する場合

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海外ETFや海外株式に投資する場合、ネット証券選びで失敗しないようにこちらも参考にしてみてください。

参考 おすすめネット証券比較(海外ETF、海外株式編)!手数料が安いのは?

コメント

  1. より:

    1557は保管振替機構取扱銘柄で分配金の「株式数比例配分方式」の適用はできるのではないでしょうか。

    NISA口座で国内ETFとして購入した場合は、分配金は現地課税(10%)だけで国内課税(20%)が非課税になるかと思います。特定口座で購入した場合は現地課税と国内課税の両方取られ、売却した場合NISA口座は非課税で特定口座では国内課税(20%)が取られるはずです。

    • renobell より:

      m様

      コメントありがとうございます。
      ご指摘いただいた点はその通りで、1557は保管振替機構取扱銘柄で分配金の「株式数比例配分方式」の適用がされる銘柄でした。
      記事の方は修正させていただきました。

      誠にありがとうございます。

  2. より:

    実は私も最近1557銘柄を購入していろいろ疑問に思いここにたどり着きました。
    新しく分かったのですがNISA口座で購入した場合でも、分配金は現地課税(10%)、国内課税(20%)ともに課税されてしまうようです。
    売却の場合は先日のとおり非課税になります。
    これは保管振替機構取扱銘柄になっていても証券会社で1557銘柄を株式数比例配分方式の適応外としているのが原因のようで楽天証券でも同じような状況のようです。
    なぜ適応外としているのかはよく分かりませんが証券会社の判断?みたいです。

    • renobell より:

      m様

      コメントありがとうございます。

      ご指摘いただいた通り1557の分配金はNISA口座でも国内課税もされるようで、株式数比例配分方式の適応外となっているようです。
      おそらく1557は国内上場ETFで外国株式扱いとなっていて、外国株は配当金が証券会社を経由せず配当金支払取扱銀行経由で株主に支払われるためではないかと思われます。(記事を更新させていただきました)

      ご指摘ありがとうございます!