バンガード・米国公益事業セクターETF(VPU)は、米国の公益事業セクターの大型株・中型株・小型株に分散投資ができる海外ETFです。
MSCI USインベスタブル・マーケット・公益事業25/50インデックスへの連動を目指すETFですが、どのような内容のETFなのか確認してみました。
バンガード・米国公益事業セクターETF(VPU)の特徴
投資対象
バンガード・米国公益事業セクターETF(VPU)は、「MSCI USインベスタブル・マーケット・公益事業25/50インデックス」の動きに連動する投資成果を目指す海外ETFです。
「MSCI USインベスタブル・マーケット・公益事業25/50インデックス」は、米国の公益事業セクターの大型株・中型株・小型株で構成され、電力、ガス、水道企業のほか、独立系発送電事業を行う企業で構成されています。
※下記はバンガード・米国公益事業セクターETF(VPU)の2019年12月末時点の情報です。
時価総額の内訳
産業サブグループ別の構成比率
保有上位10銘柄と純資産総額に占める割合
ETFの主なデータ
コスト
売買手数料 | 各証券会社により異なるが、為替手数料も加味するとSBI証券が最安 参考 【海外株式・ETF】ネット証券口座おすすめ比較ランキング!手数料が安いのは? |
総経費率 | 0.10% |
純資産残高・出来高
純資産残高は約4,000億円で、月間出来高は約1,300万株と流動性も高い状態にあります。
配当・分配金
分配金利回りは3.11%(2020年4月)で直近の分配金は下記のとおりです。
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運用実績・利回り
ETF(年率) | ベンチマーク | |
1年 | +24.92% | +25.03% |
3年 | +13.65% | +13.74% |
5年 | +10.42% | +10.50% |
10年 | +12.00% | +12.13% |
設定来 | +10.52% | +10.68% |
※バンガード・米国公益事業セクターETF(VPU)の2019年12月末時点の情報より
※設定日は2004年1月26日
※税引前分配金を再投資したものとして算出されたもので、ファンドに関する費用(管理報酬およびその他の経費)は控除後
※上記は過去の実績であり、将来の運用成果は保証されません
※ベンチマークは2010年2月26日まではMSCI USインベスタブル・マーケット・公益事業・インデックス、その後はMSCI USインベスタブル・マーケット・公益事業25/50インデックス
過去のチャート
「バンガード・米国公益事業セクターETF(VPU)」と米国の代表的な指数であるS&P500をベンチマークとする「SPDR S&P500 ETF(SPY)」と税引き前分配金を再投資した場合のトータルリターンを比較したのが下記となります。
参考 SPDR S&P500 ETF(spy、1557)ってどう?世界最大ETFの利回りは?
(引用元:ETFreplay.com)
※緑がバンガード・米国公益事業セクターETF(VPU)、青がSPDR S&P500 ETF(SPY)の、2004年1月26日からのトータルリターンのチャートです。
「バンガード・米国公益事業セクターETF(VPU)」の方がトータルリターンが良く、ボラティリティ(価格変動)も小さいので、「SPDR S&P500 ETF(SPY)」より安定的な値動きとなっています。
分配金を再投資せず、単純な値動きの比較は下記のようになっていて、「バンガード・米国公益事業セクターETF(VPU)」の方が過去長い間「SPDR S&P500 ETF(SPY)」を上回ってましたが、直近では「SPDR S&P500 ETF(SPY)」がだいぶ追いつてきています。
(引用元:Yahooファイナンス)
※緑がバンガード・米国公益事業セクターETF(VPU)、青がSPDR S&P500 ETF(SPY)の、2004年1月26日からのトータルリターンのチャートです。
「バンガード・米国公益事業セクターETF(VPU)」は電力会社を中心にディフェンシブな銘柄で構成されていて、リセッション(不況期)にパフォーマンスが良くなる傾向があるセクターなので、景気が傾きそうだと思われる時には投資妙味が出てきそうで、分配金利回りが高いのも魅力です。
当ETFの情報
- 分類:海外ETF(上場市場:NYSE Arca)
- ベンチマーク:MSCI USインベスタブル・マーケット・公益事業25/50インデックス
- 売買手数料:各証券会社により異なる
- 総経費率:0.10%
- 純資産残高:約4,000億円
- 分配金利回り:3.11%
- 売買単位:1株(約14,000円(2020年4月))
- 決算:年4回
- 設定日:2004年1月26日
評価・まとめ
バンガード・米国公益事業セクターETF(VPU)は、「MSCI USインベスタブル・マーケット・公益事業25/50インデックス」の動きに連動する投資成果を目指し、米国の公益事業セクターの大型株・中型株・小型株で構成され、電力、ガス、水道企業のほか、独立系発送電事業を行う企業に分散投資ができる海外ETFです。
「バンガード・米国公益事業セクターETF(VPU)」は、米国の代表的な指数であるS&P500をベンチマークとする「SPDR S&P500 ETF(SPY)」よりパフォーマンスが良く、ボラティリティ(価格変動)も小さいので、「SPDR S&P500 ETF(SPY)」より安定的な動きとなっています。
参考 SPDR S&P500 ETF(spy、1557)ってどう?世界最大ETFの利回りは?
公益事業セクターはリセッション(不況期)にパフォーマンスが良くなる傾向があるセクターで、景気が傾きそうだと思われる時には投資妙味が出てきそうで、分配金利回りが高いのも魅力です。
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