FXの仕組みを利用して外貨預金のように外貨を積み立てることができる積立FXを利用できるSBI FXトレードはSBIグループのFX専業会社です。
ネット証券大手の一角であるSBI証券でもFX取引ができますがどのような違いがあるでしょうか?
同じSBIグループのSBI FXトレードとSBI証券のFX取引の違いについて比較し、FXを取引するならどちらがお得でおすすめなのか確認してみました。
SBI FXトレードとSBI証券(SBI FX α)でのFX取引の違いとは?
SBI FXトレードとSBI証券は、様々な金融ビジネスを手掛ける東証プライム上場のSBIホールディングスのグループ会社です。
SBI FXトレードはSBIグループでのFX専業会社で、FXや暗号資産の取引が行えます。
対してSBI証券はネット証券No1の口座数を有し、株式や投資信託、債券、FXなど様々な金融商品を取り扱うネット証券で、「SBI FX α」というFX取引も可能となっています。
同じSBIグループではありますが、各社の口座は別管理となるため、SBI証券に口座開設していてもSBIFXトレードでは取引ができず、逆にSBIFXトレードに口座を持っていてもSBI証券での取引はできませんし、SBIFXトレードとSBI証券での口座間の振替えなどの連携はできません。
ここではFX取引に両サービスに関してどのような違いがあるのか確認してみたいと思います。
- 取引単位
- 取引通貨ペア
- スプレッド(取引手数料)
- スワップポイント(金利)
取引単位
SBI FXトレードは、FX業界では珍しく1通貨単位でFX取引ができます。
例えば米ドル円などでは、1通貨(1米ドル)から取引ができるということで、約5円から米ドル円の投資をすることができます。
対してSBI証券の「SBI FX α」では通常取引では1万通貨単位での取引となりますので、米ドル円の場合約5万円とSBI FXトレードの10,000倍の投資金額が必要です。(南アフリカランド円やメキシコペソ円は10万通貨からと通貨ペアによって異なります)
取引する通貨ペアを限定すれば1千通貨単位でのミニ取引も行うことができ、米ドル円の場合は約5千円からの取引となるので、SBIFXトレードの方が1000分の1の資金で投資ができるので圧倒的に少額から投資することができます。
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もちろん口座開設・維持費は無料ですのでこの機会にぜひ試してみてください。
>> SBIFXトレード (公式サイト)
どちらの会社も投資金額はレバレッジ25倍で計算しているので、実際に取引する際には余裕を持った資金で取引してください。
参考 FXのレバレッジとは?レバレッジ1倍でも借金することはある?
取引通貨ペア
SBI証券では通常取引(1万通貨以上)では28通貨ペアの取引ができますが、SBI FXトレードでは34通貨ペアとより多くの通貨ペアを取引することができます。
※SBIFXトレードの取引通貨ペア(2023年8月時点)
SBI証券で取引がきる通貨ペアはすべてSBIFXトレードで取引することができ、下記の通貨ペアはSBIFXトレードのみ取引ができます。
- 米ドル / 人民元
- ユーロ / NZドル
- ユーロ / スイスフラン
- ポンド / スイスフラン
- 豪ドル / NZドル
- 豪ドル / スイスフラン
FXでのおすすめ通貨ペアは下記も参考にしてみてください。
参考 FX初心者向けのおすすめ通貨ペアって?トレードスタイル別の選び方とは?
ちなみにSBI証券の「SBI FX α」では1千通貨から取引ができるミニ取引ができますが、下記の様に取引できる通貨ペアはかなり少なく、すべてSBIFXトレードで取引することができるのでメリットはありません。
- 米ドル / 円
- ユーロ / 円
- ポンド / 円
- 豪ドル / 円
- NZドル / 円
- 南アフリカランド / 円
スプレッド(取引手数料)
両サービスとも取引手数料は無料なので実質的なコストはスプレッドとなりますが、主要通貨ペアのSBIFXトレードとSBI証券(SBI FX α)のスプレッドを比較すると下記の様になっています。
SBIFXトレード (1~1,000,000通貨) | SBI証券 | |
米ドル / 円 | 0.18銭 | 0.2銭 ※1 |
ユーロ / 円 | 0.48銭 | 0.5銭 ※1 |
ポンド / 円 | 0.88銭 | 0.9銭 ※1 |
豪ドル / 円 | 0.58銭 | 0.6銭 |
NZドル / 円 | 1.18銭 | 1.2銭 |
カナダドル / 円 | 1.38銭 | 1.7銭 |
南アフリカランド / 円 | 0.88銭 | 1.8銭 |
トルコリラ / 円 | 1.58銭 | 原則固定対象外 |
メキシコペソ / 円 | 0.18銭 | 0.3銭 |
※2023年8月時点
※1:9:00~翌午前3:00のスプレッド
スプレッドはすべての通貨ペアでSBIFXトレードの方が狭いので、低コストで取引することができます。
特にSBI証券では米ドル円などは深夜から早朝の時間帯はスプレッドが通常より広くなるので、SBI FXトレードの方が低コストで取引できる可能性が高いです。
また、SBIFXトレードは他のFX専業会社と競っているので、スプレッドは適宜見直されていて、FX業界でも非常に低コストで取引ができます。
スワップポイント
FXでは外貨預金の利息に相当するスワップポイントを日々もらうことができ、「米ドル円」のように金利の高い米ドルを買って金利の低い日本円を売れば、2通貨間の金利差を受け取ることができます。
参考 FXのスワップポイントとは?2国間の金利差を低リスクで日々もらうには?
SBIFXトレードとSBI証券(SBI FX α)の通常取引(ミニ取引より通常取引の方がスワップポイントが有利なため)の買いの場合のスワップポイントを比較すると下記のようになっています。
通貨ペア | SBIFXトレード | SBI証券(通常取引) |
米ドル / 円 | 226円 | 226円 |
ユーロ / 円 | 185円 | 185円 |
ポンド / 円 | 275円 | 275円 |
豪ドル / 円 | 105円 | 105円 |
NZドル / 円 | 127円 | 127円 |
カナダドル / 円 | 145円 | 145円 |
南アフリカランド / 円 | 16円 | 16円 |
トルコリラ / 円 | 56円 | 56円 |
メキシコペソ / 円 | 25円 | 25円 |
※2023年8月26日前後適用分
スワップポイントは、SBIFXトレードとSBI証券で基本的には差異はありません。
ただ、SBI FXトレードなら1通貨から取引ができるので貯まったスワップポイントをすぐに再投資することができ、複利効果を期待した運用をする時には圧倒的に有利に取引できます。
参考 SBIFXトレードの詳細については下記の公式サイトも確認してみてください。
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SBI FXトレードの独自サービスは?
宝くじ付き積立FX
SBIFXトレードでは、FX取引を利用して外貨のリスクを抑えて資産運用ができる「宝くじ付き積立FX」が利用できます。
「積立FX」は、外貨を指定した金額で定期的に自動で積み立てることができるサービスなので、手間なく投資することができ、円高の時は多く円安の時は少なく外貨を購入することで長期的に購入価格を平準化させる効果が期待できます。
SBIFXトレードの積立FXは円換算した残高に応じて年間2回の宝くじ(年末ジャンボ・ドリームジャンボ)がプレゼントされます。
保有している円換算の残高が多いほど宝くじ枚数も多くなり、保有期間6カ月未満でも期間中の円換算残高が200万円以上であれば対象となります。
SBI証券でも積立FXが利用できますが、宝くじは貰えず、SBI証券で取引できる通貨ペアはすべてSBIFXトレードで取引することができ、さらに「トルコリラ / 円」「カナダドル / 円」「香港ドル / 円」はSBIFXトレードのみ取引ができます。
積立FXは通常のFX取引と比べるとスプレッドが高いのが難点ですが、自動取引してくれる手間賃と考えれば仕方ないコストととらえられます。
またSBI FXトレードの積立FXでは、日々付与されるスワップポイントを貯めるだけでなく、貯まったスワップポイント(1万円以上)を自動で銀行口座へ振り込みができたり、再投資も自動で行うことができます。
貯まったスワップポイントを自動で再投資してくれるので、複利効果を得られることができ運用期間が長ければ長いほど資産を大きく増やしてくれます。
暗号資産CFD
SBIFXトレードでは、FXだけでなく「BTC(ビットコイン)」「XRP(エックスアールピー)」「ETH(イーサリアム)」の3銘柄の暗号資産の取引を行うことができます。
レバレッジ2倍で取引できるので、少額から取引することができ、FXが取引できない土日含め24時間、365日取引することができます。
取引手数料など各種手数料は無料ですが、ビットコインを日をまたいで保有した場合にはレバレッジ手数料がかかります。
レバレッジ手数料は「保有建玉総量×0.039%」となっていましたが、昨今の暗号資産市場の急激な変動に伴って今後は日々変動する運用に変更するようです。
参考 SBIFXトレード「【暗号資産CFD】レバレッジ手数料率の算出方法変更のお知らせ」
SBI証券の独自サービスは?
SBI証券では、現金0円でFXに投資が可能な「株券担保サービス」というサービスを行っていて、国内株式の評価額の70%分を担保として差し入れてFXの取引をすることができるサービスで、このサービスを利用しても配当金や株主優待は受け取ることができます。
ただ、株式の前日基準値で計算されるので暴落してしまうと追加入金が必要になるということが起こり得るので注意が必要です。
また、FX分析ツールが無料で利用でき、初心者にはうれしい過去の値動きから将来の予測の値動きをする形状予測チャート、どのニュースや経済指標に反応してマーケットが変動したかを確認する機能なども情報分析ツールで確認できます。
参考 SBI証券の詳細を確認した方は下記の公式サイトも確認してみてください。
>> SBI証券 (公式サイト)
まとめ
SBIFXトレードとSBI証券(SBI FX α)の違いを比較してみましたが、SBIFXトレードは「取引単位」「スプレッド(手数料)」の面で有利にFXを行うことができます。
特にFX初心者の方は取引単位が1通貨単位のSBIFXトレードなら、約5円からと少額からFX投資を体験することができるので、FX取引に慣れるという点でもハードルが低いです。
また、日々貰えるスワップポイントを再投資することも可能で、1通貨から取引ができるので貯まったスワップポイントをすぐに再投資でき、複利効果で資産を早く増やせる期待が持てます。
SBI証券ですでに投資を始めていて、他の金融商品との一元管理をしたいといった目的や、保有している株を有効に利用したい場合にはSBI証券でFX取引をするという選択肢はあります。
SBI証券は情報分析ツールがあるので、とりあえず口座開設してそのツールで分析して取引コストが圧倒的に低コストなSBIFXトレードで取引をするという使い方もできます。
SBIFXトレード、SBI証券ともに口座開設、維持費もかかりませんし、情報分析ツールも口座開設していれば無料で利用できますし、外貨の自動積立サービスの「積立FX」も無料で利用できます。
少額から低コストでFX取引するならSBIFXトレード!
今なら口座開設すればFX取引が体験できるように500円もらえます!
もちろん口座開設・維持費は無料ですのでこの機会にぜひ試してみてください。
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