バンガード・米国ヘルスケア・セクターETF(VHT)は、米国のヘルスケア・セクターの大型株・中型株・小型株に分散投資ができる海外ETFです。
MSCI USインベスタブル・マーケット・ヘルスケア25/50インデックスへの連動を目指すETFですが、どのような内容のETFなのか確認してみました。
バンガード・米国ヘルスケア・セクターETF(VHT)の特徴
投資対象
バンガード・米国ヘルスケア・セクターETF(VHT)は、「MSCI USインベスタブル・マーケット・ヘルスケア25/50インデックス」の動きに連動する投資成果を目指す海外ETFです。
「MSCI USインベスタブル・マーケット・ヘルスケア25/50インデックス」は、米国のヘルスケア・セクターの大型株・中型株・小型株で構成され、ヘルスケア機器およびヘルスケア用品を製造する企業またはヘルスケア関連サービスを提供する企業、医薬品およびバイオテクノロジー製品の研究・開発・製造・マーケティングを主たる業務とする企業で構成されています。
※下記はバンガード・米国ヘルスケア・セクターETF(VHT)の2019年12月末時点の情報です。
時価総額の内訳
産業サブグループ別の構成比率
保有上位10銘柄と純資産総額に占める割合
ETFの主なデータ
コスト
売買手数料 | 各証券会社により異なるが、為替手数料も加味するとSBI証券が最安 参考 【海外株式・ETF】ネット証券口座おすすめ比較ランキング!手数料が安いのは? |
総経費率 | 0.10% |
純資産残高・出来高
純資産残高は約1兆円で、月間出来高は約560万株と流動性もそこそこ高い状態にあります。
配当・分配金
分配金利回りは2.54%(2020年3月)で直近の分配金は下記のとおりです。
ETFの分配金はファンドでの運用益からのみ出されるため、投資信託(非上場)でみられる自己資産を切り崩したタコ足配当がないので安心して受け取れます。
ただ、海外ETFの分配金は二重課税されていたり、再投資は手動で行う必要があるなど取り扱いがちょっと面倒なところがあるので注意が必要です。
参考 ETFとJDRの違いって?複雑な分配金に対する税金をまとめてみました!
運用実績・利回り
ETF(年率) | ベンチマーク | |
1年 | +21.97% | +22.03% |
3年 | +16.67% | +16.74% |
5年 | +10.48% | +10.54% |
10年 | +15.15% | +15.26% |
設定来 | +10.27% | +10.42% |
※バンガード・米国ヘルスケア・セクターETF(VHT)の2019年12月末時点の情報より
※設定日は2004年1月26日
※税引前分配金を再投資したものとして算出されたもので、ファンドに関する費用(管理報酬およびその他の経費)は控除後
※上記は過去の実績であり、将来の運用成果は保証されません
※ベンチマークは2010年2月26日まではMSCI US インベスタブル・マーケット・ヘルスケア・インデックス、その後はMSCI USインベスタブル・マーケット・ヘルスケア25/50インデックス
過去のチャート
「バンガード・米国ヘルスケア・セクターETF(VHT)」と米国の代表的な指数であるS&P500をベンチマークとする「SPDR S&P500 ETF(SPY)」と税引き前分配金を再投資した場合のトータルリターンを比較したのが下記となります。
参考 SPDR S&P500 ETF(spy、1557)ってどう?世界最大ETFの利回りは?
(引用元:ETFreplay.com)
緑がバンガード・米国ヘルスケア・セクターETF(VHT)、青がSPDR S&P500 ETF(SPY)の2004年1月26日からのトータルリターンのチャートです。
比較した期間では「バンガード・米国ヘルスケア・セクターETF(VHT)」の方がパフォーマンスが良く、ボラティリティ(価格変動)も小さいので、S&P500より安定的な値動きとなっています。
ヘルスケア・セクターはリセッション(不況期)にパフォーマンスが良くなる傾向があるセクターで、米国は長年好景気が続いていますが、景気が傾きそうだと思われる時には投資妙味が出てきそうです。
当ETFの情報
- 分類:海外ETF(上場市場:NYSE Arca)
- ベンチマーク:MSCI USインベスタブル・マーケット・ヘルスケア25/50インデックス
- 売買手数料:各証券会社により異なる
- 総経費率:0.10%
- 純資産残高:約1兆円
- 分配金利回り:2.54%
- 売買単位:1株(約19,000円(2020年3月))
- 決算:年4回
- 設定日:2004年1月26日
評価・まとめ
バンガード・米国ヘルスケア・セクターETF(VHT)は、「MSCI USインベスタブル・マーケット・ヘルスケア25/50インデックス」の動きに連動する投資成果を目指し、米国のヘルスケア・セクターの大型株・中型株・小型株で構成され、ヘルスケア機器およびヘルスケア用品を製造する企業またはヘルスケア関連サービスを提供する企業、医薬品およびバイオテクノロジー製品の研究・開発・製造・マーケティングを主たる業務とする企業に分散投資ができる海外ETFです。
「バンガード・米国ヘルスケア・セクターETF(VHT)」は、米国の代表的な指数であるS&P500をベンチマークとする「SPDR S&P500 ETF(SPY)」よりパフォーマンスが良く、ボラティリティ(価格変動)も小さいので、「SPDR S&P500 ETF(SPY)」より安定的な動きとなっています。
ヘルスケア・セクターはリセッション(不況期)にパフォーマンスが良くなる傾向があるセクターで、米国は長年好景気が続いていますが、景気が傾きそうだと思われる時には投資妙味が出てきそうです。
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⇒ SBI証券の米国貸株サービスの金利ってどのくらい?海外ETFも対象!
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参考 米国株への投資は為替変動リスクが気になる?軽減する方法はある?
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