iシェアーズ MSCI ジャパン高配当利回り ETF(1478)の評価ってどう？利回りはどのくらい？

iシェアーズ MSCI ジャパン高配当利回り ETF（1478）は、日本の株式銘柄で配当利回りの高さに着目した「MSCIジャパン高配当利回りインデックス」への連動を目指す国内ETFです。

配当利回りの高さだけでなく、配当の継続性や企業の財務体質など所定の水準を満たした日本株が投資対象となっていますが、どのような内容のETFなのか確認してみました。

iシェアーズ MSCI ジャパン高配当利回り ETF（1478）の特徴

「MSCIジャパン高配当利回りインデックス」は、配当利回りの高さに加え、配当の継続性や企業の財務体質にも着目して算出されたインデックスです。

※下記はiシェアーズ MSCI ジャパン高配当利回り ETF（1478）の2019年8月時点の情報です。

※組入銘柄数は30～100銘柄程度で調査時点では59銘柄

売買手数料	楽天証券なら現物・信用ともに0円
信託報酬（税抜）	0.19%

iシェアーズ MSCI ジャパン高配当利回り ETF（1478）は、決算は年2回で下記の様に分配金が出されていて、分配金利回りは3.98%です。

ETFは税法により、発生した利子や配当などの収益から信託報酬などの費用を控除した全額を分配することになっているので、投資信託（非上場）でみられる自己資産を切り崩したタコ足配当がないので安心して受け取れます。

iシェアーズ MSCI ジャパン高配当利回り ETF（1478）は、平均売買高（直近90日）約8,500口と流動性はあまりありませんが、マーケットメイク制度の対象銘柄なので、公正な価格で売買することができます。

参考日本取引所グループ「マーケットメイク制度」

ETFは市場でいつでも売買できるのがメリットですが、買いたい時に買って、売りたい時に売るためには、出来高や売買代金が多い等の流動性が重要になってきます。

※iシェアーズ MSCI ジャパン高配当利回り ETF「ファンドの実績」より
※設定日は2015年10月19日
※税引前分配金を再投資したものとして算出されたもので、ファンドに関する費用（管理報酬およびその他の経費）は控除後です
※上記は過去の実績であり、将来の運用成果は保証されません

「iシェアーズ MSCI ジャパン高配当利回り ETF」は国内株式が投資対象とのことなので、日経平均に連動する「iシェアーズ・コア日経225 ETF」とTOPIXに連動する「iシェアーズ・コア TOPIX ETF」と比較したのが下記となります。

（引用元：モーニングスター）
オレンジがiシェアーズ MSCI ジャパン高配当利回り ETF、赤がiシェアーズ・コア日経225 ETF、緑がiシェアーズ・コア TOPIX ETFの過去3年間のトータルリターンのチャートです。

2018年初旬まではどのファンドも似たようなパフォーマンスだったのが、その後は差がついてきて直近では「iシェアーズ MSCI ジャパン高配当利回り ETF」が最もパフォーマンスが悪かったようです。

高配当とはなってはいますが、出された分配金を再投資しても該当期間では日経平均やTOPIX自体に投資をしていた方が利益が出ていたといこととなるので過度な期待はしない方がよさそうです。

iシェアーズ MSCI ジャパン高配当利回り ETF（1478）は、日本の株式銘柄で配当利回りの高さに着目した「MSCIジャパン高配当利回りインデックス」への連動を目指し、配当利回りの高さだけでなく、配当の継続性や企業の財務体質などを勘案した30～100銘柄似分散投資ができる国内ETFです。

分配金利回りは約4%と高いものの、分配金再投資後のパフォーマンスでは該当期間では日経平均やTOPIX自体に投資をしていた方が利益が出ていたといこととなるので過度な期待はしない方がよさそうです。

ETFは株式と同様の売買手数料が必要となりますが、iシェアーズ MSCI ジャパン高配当利回り ETFは楽天証券なら売買手数料は無料で取引することができます。

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