ワールド・リート・オープンの評価ってどう?投資して大丈夫?

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アクティブファンド

ワールド・リート・オープン(毎月決算型)は、世界各国の上場不動産投資信託(リート)に分散投資ができるアクティブファンドです。

不動産からの安定した賃料や売買益などが期待でき、毎月分配型ということもあり人気を集めたファンドですが、投資しても大丈夫なのかファンドの内容について確認してみました。

ワールド・リート・オープン(毎月決算型)の特徴

投資対象

ワールド・リート・オープン(毎月決算型)は、世界各国の上場不動産投資信託(リート)に分散投資するアクティブファンドです。

 

リートとは、複数の投資者から集めた資金等で様々な不動産に投資し、その投資先の不動産から生じる賃料や売買益等を投資者に配当金として分配する仕組みの商品です。

※下記はワールド・リート・オープン(毎月決算型)「月報(2018年6月)」からの情報です。

国地域別比率

業種別比率

組入上位10銘柄

※組入全銘柄数:98

ポートフォリオ特性値

買付手数料・信託報酬(実質コスト)などのコスト

買付手数料(税抜)2.5%
信託報酬(税抜)1.55%
実質コスト(税抜)1.61%※
信託財産留保額なし

※第148期~159期(2017年7月10日~2018年6月12日)運用報告書より

分配金

ワールド・リート・オープン(毎月決算型)は毎月決算型で、分配金の推移は下記となっていて、分配金利回りは21.2%(2018年7月時点)となっています。

 

高い分配金利回りとなっていますが、分配金の内訳は下記の様に、ファンドの運用で得られた利益である「当期の収益」では分配金はまかなえておらず、元本が返還されているだけのたこ足配当となっています。

参考 投資信託の分配金利回りランキングはあてにならない?日本証券業協会から注意喚起!

ポートフォリオ特性値における配当利回りは約5%なので、それ以上の分配金利回りとなってる以上、たこ足配当となり基準価額は下がり続け、更なる減配も当然あり得ます。

過去の運用成績・利回り

基準価額騰落率

ファンド
1ヶ月+3.8%
3ヶ月+10.5%
6ヶ月ー3.9%
1年ー0.0%
3年+1.7%
設定来+106.7%

※ワールド・リート・オープン(毎月決算型)「月報(2018年6月)」より
※ファンド設定日は2004年7月2日
※上記は過去の実績であり、将来の運用成果は保証されません

基準価額・純資産の推移

所感

ファンドが設定されて約18年が経過しているので、単純な年率平均は約7.6%となっています。(分配金を再投資し、税金などが考慮されていないので、実際のリターンはより少なくなります)

 

ワールド・リート・オープンでは、S&P先進国REIT指数を参考指標としていますが、S&P先進国REIT指数(配当込み)をベンチマークとする低コストインデックスファンドである「たわらノーロード 先進国リート」と比較すると下記の様になっています。

(引用元:モーニングスター)

オレンジがワールド・リート・オープン(毎月決算型)赤がたわらノーロード 先進国リートの2015年12月からのトータルリターンのチャートです。

ワールド・リート・オープンで分配金を再投資しても(実際には分配金に課税されたあとに再投資するので成績はより悪くなります)、たわらノーロード 先進国リートよりも成績は悪くインデックスファンドに投資していた方が成績が良かったということになります。

 

また、インデックスファンドの方が信託報酬は約1/5程度と低コストで投資できるので、今後もワールド・リート・オープンより良い成績となることが期待できます。

参考 たわらノーロード 先進国リートの評価ってどう?為替ヘッジありとどっちを選ぶ?

 

純資産残高は一時期6,500億円程度まで集めましたが、その後は成績も振るわず分配金も減配となっていることもあり、資金が流出し続けています。

当ファンドの情報

  • ベンチマーク:なし
  • 買付手数料:2.5%(SBI証券や楽天証券ではなし)
  • 信託報酬(税抜):1.55%(実質コスト:1.61%)
  • 信託財産留保額:なし
  • 純資産残高:約3,300億円
  • 分配金利回り:21.2%
  • 決算:毎月10日
  • 買付単位:100円以上1円単位、積立も100円から(SBI証券などのネット証券)
  • 償還日:無期限(設定日:2004年7月2日)

評価・まとめ

ワールド・リート・オープン(毎月決算型)は、世界各国の上場不動産投資信託(リート)に分散投資するアクティブファンドです。

 

ワールド・リート・オープン(毎月決算型)は毎月決算型で、高い分配金利回りとなっていますが、分配金を減配してもまだたこ足配当となっているので、相場状況にもよりますが基準価額は下がり続け、更なる減配も当然あり得ます。

 

ワールド・リート・オープン(毎月決算型)に投資をするなら、参考指標としているS&P先進国REIT指数をベンチマークとする海外リート型インデックスファンドに投資をしていた方が成績は良かったのでこちらも検討してみてください。

参考 海外リートインデックスファンド(投資信託)を比較!おすすめは?

 

毎月分配金が欲しいなら海外リート型インデックスファンドに投資をしながら、SBI証券の投資信託定期売却サービス(無料)を利用すれば、保有している投資信託を毎月決まった金額だけ売却してくれるので、毎月分配型の様に毎月現金を受け取ることができます。

参考 SBI証券の投資信託定期売却サービスとは?

 

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