次世代通信関連 世界株式戦略ファンド(愛称:THE 5G)は、日本を含む世界各国の次世代通信関連企業に分散投資ができるアクティブファンドです。
AIやIoTなどの実現に必須となる第5世代通信システムである5Gに関連する企業に投資を行うファンドですが、どのような内容なのか確認してみました。
次世代通信関連 世界株式戦略ファンド(愛称:THE 5G)の特徴
投資対象
次世代通信関連 世界株式戦略ファンド(愛称:THE 5G)は、日本を含む世界各国の金融商品取引所に上場(上場予定含む)している次世代通信関連企業に投資するアクティブファンドです。
愛称にもある5Gは、第5世代移動通信システム(5th Generation)の略で、すべての物がインターネットに接続されるIoT時代に不可欠な基盤技術として期待されています。
5Gは下記のような特徴があり、2019年までに通信規格の国際標準化を経て、日本では2020年の実現に向けて政府が取り組んでいます。
次世代通信関連 世界株式戦略ファンドでは、5Gの推進段階に応じて成長産業分野にフォーカスして投資を行います。
5Gが実現された後のIoT分野では、2025年には世界で都市や工場を中心として最大で1,336兆円の経済効果をもたらすと推定されています。
※下記は次世代通信関連 世界株式戦略ファンド「月報(2018年6月)」からの情報です。
規模別組入状況
組入上位10ヵ国・地域
組入上位10通貨
産業分野別組入状況
組入上位10銘柄
※組入銘柄数:43銘柄
ファンドの仕組み
次世代通信関連 世界株式戦略ファンドはファンド・オブ・ファンズ方式で運用され、ケイマン籍円建外国投資信託証券「Next Generation Connectivity Fund JPY Unhedged Class」を主要投資対象ファンドとしています。
買付手数料・信託報酬(実質コスト)などのコスト
買付手数料(税抜) | 3.0% |
信託報酬(税抜) | 1.08%+0.66%(投資対象ファンドの信託報酬等)=1.74% |
実質コスト(税抜) | ー |
信託財産留保額 | なし |
※実質コストは別途監査費用などのその他費用も必要となります
分配金
まだ決算を迎えていないので分配金が出るかは不明です。
過去の運用成績・利回り
基準価額騰落率
ファンド | |
1ヶ月 | ー0.50% |
3ヶ月 | +2.01% |
6ヶ月 | ー1.29% |
設定来 | ー0.57% |
※次世代通信関連 世界株式戦略ファンド「月報(2018年6月)」より
※ファンド設定日は2017年12月15日
※上記は過去の実績であり、将来の運用成果は保証されません
基準価額・純資産の推移
所感
ファンドが設定されて日が浅いですが、設定来では若干マイナスとなっています。
また、日本を含む先進国23ヵ国と新興国24ヵ国で構成される「MSCIオールカントリー・ワールド・インデックス」と当ファンドでも比率が高い米国の代表的な株価指数である「S&P500」と比較すると下記の様になっています。
(引用元:モーニングスター)
オレンジが次世代通信関連 世界株式戦略ファンド、赤がMSCIオールカントリー・ワールド・インデックス(配当込)、緑がS&P500(配当込)の2017年12月15日からのトータルリターンのチャートです。
比較した期間が短いので何とも言えませんが、一時期「次世代通信関連 世界株式戦略ファンド」が一番パフォーマンスが良かった時期もありますが、今のところは「MSCIオールカントリー・ワールド・インデックス」や「S&P500」と比較してもパフォーマンスは一番悪いようです。
参考 先進国株式インデックスファンド(投資信託)を比較!おすすめは?
参考 S&P500に連動する投資信託やETFを比較!おすすめなのは?
それでも、純資産残高は大きく成長していて約2,000億円と、人気が高いことがうかがえます。
当ファンドの情報
- ベンチマーク:なし
- 為替ヘッジ:なし
- 購入時手数料(税抜):3.0%
- 信託報酬(税抜):1.74%(実質コスト:ー)
- 信託財産留保額:なし
- 純資産残高:約1,900億円
- 分配金利回り:なし
- 決算:年1回(1月7日)
- 買付単位:100円以上1円単位、積立も100円から(SBI証券などのネット証券)
- 償還日:2028年1月7日(設定日:2017年12月15日)
評価・まとめ
次世代通信関連 世界株式戦略ファンド(愛称:THE 5G)は、日本を含む世界各国の金融商品取引所に上場(上場予定含む)している次世代通信関連企業に投資するアクティブファンドです。
AIやIoTなどの実現に必須となる5Gに着目し、5Gのインフラ構築および通信サービスや新たに生まれるビジネスを展開する企業に投資を行います。
このようなファンドは、テーマ型ファンドと呼ばれ、次世代通信関連 世界株式戦略ファンドは買付手数料が必要で、信託報酬も高く、償還日も設定されていて長期投資には向かないファンドです。
テーマ型ファンドは当たれば大きく伸びてくれる可能性があるので短中期的に5Gの成長に見込みがあると考えているなら投資対象となり得ますが、5G市場が伸び投資期間内に株価に織り込まれてファンドも上昇してくれるのか、5G市場の伸びとともに上昇してくれる投資対象銘柄か、などの見極めも必要となる点には注意が必要です。
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