中小型成長株オープン(愛称:スモール・モンスターズ・ジャパン)は、相対的に時価総額が中小型規模の国内株式に投資を行うアクティブファンドです。
「情報の岡三」として定評がある岡三グループが運用する中小型成長株オープンは実際どんな内容のファンドで、過去の成績はどうだったのか確認してみました。
目次
中小型成長株オープン(愛称:スモール・モンスターズ・ジャパン)の特徴
投資対象
国内上場株式で相対的に時価総額が中小型規模のうち、高い技術力、優れた商品開発力、特徴あるビジネスモデル、事業構造の改革などにより、飛躍的な成長が期待される企業約30銘柄を選別して投資を行うアクティブファンドです。
中小型株の魅力としては下記のような説明がされていて、小型株効果を狙ったファンドと言えそうです。
参考 野村証券「小型株効果」
(引用元:中小型成長株オープン「目論見書」)
また、下記の様に企業の成長期を狙った投資を行うとのことです。
(引用元:中小型成長株オープン「目論見書」)
国内株式市場別組入比率
市場 | 組入比率 |
東証一部 | 55.1% |
東証二部 | 4.0% |
その他市場 | 0.0% |
ジャスダック | 5.3% |
マザーズ | 30.6% |
※中小型成長株オープン「月報(2017年12月)」より
組入上位10業種
(引用元:中小型成長株オープン「月報(2017年12月)」)
組入上位10銘柄
(引用元:中小型成長株オープン「月報(2017年12月)」)
コスト
買付手数料 | なし |
信託報酬(税抜) | 0.85% |
実質コスト(税抜) | 1.37% ※2017年9月4日+2017年3月6日決算ベース |
信託財産留保額 | なし |
※実質コストは、2016年12月2日に信託報酬を引き下げているので一部引き下げ前のコストも含まれています
純資産残高
純資産残高は約11.5億円で、一時期資金が流出してましたが直近では右肩上がりとなっています。
分配金
本ファンドは設定来一度も分配金が出ていません。
ファンドの運用で得た利益はファンド内の原資として効率よく運用されています。分配金がでると課税(20%)された後に再投資することになるので複利効果が落ちます。
当ファンドの情報のまとめ
- ベンチマーク:なし
- 買付手数料:無料
- 信託報酬(税抜):0.85%(実質コスト1.37%)
- 信託財産留保額:なし
- 純資産残高:約11.5億円
- 分配金利回り:なし
- 決算:年2回(3、9月の4日)
- 買付単位:100円以上1円単位、積立も100円から(SBI証券)
- 償還日:2024年3月4日(設定日:2014年3月10日)
所感
中小型成長株オープン(愛称:スモール・モンスターズ・ジャパン)は、国内の上場株式の中で相対的に時価総額が中小型規模で飛躍的な成長が期待される約30銘柄の株式に選別して投資を行うアクティブファンドです。
成長株は、5年で2倍以上になることを目安としていて、そのような成長株を発掘するための重要なポイントとしてビジネスモデルより経営者を重要視していて、400件/年の企業調査、200人以上の経営陣に直接取材を行っているようです。
5年で2倍以上になることを目安としていて、償還日も設定されていることから長期投資というよりはサテライト的に中期でのリターンを狙うといった投資方法がよさそうです。
ファンドマネージャーが中小型成長株オープンの魅力について説明してる動画もあるので興味がある方は参照してみてください。
過去の成績は?
基準価額騰落率
ファンド | (参考)日経ジャスダック平均株価 | |
1ヶ月 | +6.22% | +3.75% |
3ヶ月 | +14.79% | +9.95% |
6ヶ月 | +25.17% | +21.49% |
1年 | +54.51% | +44.22% |
3年 | +81.39% | +67.11% |
設定来 | +122.26% | +87.89% |
※中小型成長株オープン「月報(2017年12月末)」より
※ファンド設定日は2014年3月10日
※上記は過去の実績であり、将来の運用成果は保証されません
基準価額・純資産の推移
(引用元:中小型成長株オープン「月報(2017年12月)」)
評価
ファンドが設定されてから約4年が経過し、+122.26%となっているので単純な平均年率は約30.6%となっています。
特に過去1年は54.5%と成績が良く、国内株式に投資するアクティブファンドで、好成績なひふみ投信やジェイリバイブと比較したのが下記のチャートとなります。
参考 ひふみ投信の評判は?初心者に株の組み入れ銘柄は勉強になる!?
参考 SBI中小型割安成長株ファンド ジェイリバイブ(jrevive)ってどう?
【3年】
【1年】
(引用元:モーニングスター)
オレンジが中小型成長株オープン、赤がジェイリバイブ、緑がひふみ投信、青が日経平均、紫がTOPIXの過去3年のチャートです。
過去1年の成績は、国内最強とも言われるジェイリバイブに匹敵する成績となっていて、過去3年の成績ではひふみ投信を追い抜くほどの成績となっています。
また、過去1年では投資効率を表すシャープレシオは国内株式では1位で、すべてのファンドでも7位の運用成績となっていて、もう少し注目されてもいいファンドかなと思います。
参考 SMBC日興証券「シャープレシオ」
まとめ
中小型成長株オープン(愛称:スモール・モンスターズ・ジャパン)は、国内上場株式で相対的に時価総額が中小型規模のうち、高い技術力、優れた商品開発力、特徴あるビジネスモデル、事業構造の改革などにより、飛躍的な成長が期待される企業約30銘柄を選別して投資を行うアクティブファンドです。
5年で2倍以上になる成長株を発掘するため、400件/年の企業調査、200人以上の経営陣に直接取材を行うといった地道な調査を行っています。
5年で2倍以上になることを目安としていて、償還日も設定されていることから長期投資というよりはサテライト的に中期でのリターンを狙うといった投資方法がよさそうです。
ファンドが設定されてから約4年が経過し、+122.26%となっているので単純な平均年率は約30.6%となっていて、特に過去1年では投資効率を表すシャープレシオは国内株式では1位で、すべてのファンドでも7位の運用成績となっています。
今後もシャープレシオが高い運用を続けられるか注目です。
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