netWINゴールドマン・サックス・インターネット戦略ファンドは、米国を中心としたインターネット関連企業に分散投資ができるアクティブファンドで、為替ヘッジありのAコースと為替ヘッジなしのBコースがあります。
設定日が1999年と長い間運用されてきているファンドですが、どのような内容のファンドなのか確認してみました。
netWINゴールドマン・サックス・インターネット戦略ファンドの特徴
投資対象
netWINゴールドマン・サックス・インターネット戦略ファンドは、主に米国を中心とした「インターネット・トールキーパー」企業の株式に分散投資を行うアクティブファンドです。
「インターネット・トールキーパー」企業とは、インターネット企業やインターネットのユーザに対しアクセス、インフラ、コンテンツ、サービスを提供し、インターネット業界の成長により収益が上げられると判断される企業として定義しています。
netWINゴールドマン・サックス・インターネット戦略ファンドでは、インターネットの世界において、高速道路などの「料金所」のように「交通量」(=売上げ数量)の増加や「通行料」(=価格)の値上げによって収益を上げることのできる企業を投資対象としています。
netWINゴールドマン・サックス・インターネット戦略ファンドは、1999年から運用されていてその間にIT業界は急速に技術が進歩し、それに伴って組み入れ銘柄も下記のように変更されてきています。
※下記はnetWINゴールドマン・サックス・インターネット戦略ファンド「月報(2018年9月)」からの情報です。
ポートフォリオ構成
【Aコース】
【Bコース】
セクター別構成比
市場別構成比
組入上位10銘柄
※組入銘柄数:36銘柄
ファンドの仕組み
netWINゴールドマン・サックス・インターネット戦略ファンドはファミリーファンド方式で運用され、実質的な運用はnetWINインターネット戦略マザーファンドにて行われます。
買付手数料・信託報酬(実質コスト)などのコスト
Aコース 為替ヘッジあり | Bコース 為替ヘッジなし | |
買付手数料(税抜) | 3.0% | 3.0% |
信託報酬(税抜) | 1.9% | 1.9% |
実質コスト(税抜) | 1.95% | 1.94% |
信託財産留保額 | 0.3% | 0.3% |
※実質コストは第36期 (決算日2017年11月30日)と第37期 (決算日2018年5月30日)より算出
分配金
netWINゴールドマン・サックス・インターネット戦略ファンドは年2回決算型で、直近での分配実績は下記となっていて、Aコースの分配金利回りは8.33%、Bコースの分配金利回りは6.79%(2018年10月時点)となっています。
【Aコース】
【Bコース】
直近2期(36期、37期)では、Aコース、Bコースともにたこ足配当とはなっておらず、ファンドの運用で得られた利益である「当期の収益」で分配金がまかなえてます。
【36期】
【37期】
過去の運用成績・利回り
基準価額騰落率
Aコース(為替ヘッジあり) | Bコース(為替ヘッジなし) | |
1ヶ月 | ー0.67% | +1.76% |
3ヶ月 | +6.72% | +10.19% |
6ヶ月 | +12.15% | +21.28% |
1年 | +26.47% | +30.47% |
3年 | +83.70% | +81.61% |
5年 | +111.24% | +155.82% |
設定来 | +49.07% | +127.19% |
※netWINゴールドマン・サックス・インターネット戦略ファンド「月報(2018年9月)」より
※ファンド設定日はAコース、Bコースともに1999年11月29日
※上記は過去の実績であり、将来の運用成果は保証されません
基準価額・純資産の推移
【Aコース】
【Bコース】
所感
ファンドが設定されて約19年が経過しているので、単純な年率平均はAコースで2.58%、Bコースで6.69%となっています。(分配金を再投資し、税金などが考慮されていないので、実際のリターンはより少なくなります)
設定来では為替ヘッジなしのBコースの方が成績がよく、過去10年で見るとダウ平均やS&P500、ナスダック総合指数といった米国株式市場のインデックスを上回る成績となっているので優良なアクティブファンドといえそうです。
Aコース | Bコース | ダウ平均 (配当込み) | ナスダック 総合指数 | S&P500 (配当込み) | |
トータルリターン1年 | 26.47% | 30.47% | 21.71% | 25.54% | 19.23% |
トータルリターン3年※ | 22.47% | 22.00% | 18.86% | 19.01% | 15.92% |
トータルリターン5年※ | 16.13% | 20.67% | 17.84% | 19.83% | 17.28% |
トータルリターン10年※ | 14.88% | 16.45% | 13.78% | 16.09% | 13.60% |
※年率
純資産残高は、設定当初は両ファンドともに大きく伸びましたがその後は成績が低迷していたこともあってか大きく純資産残高を減らし、直近では成績が好調なこともあり再度大きく純資産残高が伸ばしていますが、為替ヘッジなしのBコースの方が純資産残高は多い状態となっています。
当ファンドの情報
- ベンチマーク:なし
- 為替ヘッジ:Aコースは為替ヘッジあり、Bコースは為替ヘッジなし
- 買付手数料(税抜):3.0%
- 信託報酬(税抜):
為替ヘッジあり:1.9%(実質コスト:1.95%)
為替ヘッジなし:1.9%(実質コスト:1.94%) - 信託財産留保額:0.3%
- 純資産残高:
為替ヘッジあり:約1,140億円
為替ヘッジなし:約2,400億円 - 分配金利回り:
為替ヘッジあり:8.33%
為替ヘッジなし:6.79% - 決算:年2回(5、11月の30日)
- 買付単位:100円以上1円単位、積立も100円から(SBI証券などのネット証券)
- 償還日:無期限(設定日:1999年11月29日)
評価・まとめ
netWINゴールドマン・サックス・インターネット戦略ファンドは、主に米国を中心とした「インターネット・トールキーパー」企業の株式に分散投資を行うアクティブファンドです。
「インターネット・トールキーパー」企業とは、インターネット企業やインターネットのユーザに対しアクセス、インフラ、コンテンツ、サービスを提供し、インターネット業界の成長により収益が上げられると判断される企業として定義しています。
1999年からと長期にわたって運用実績があり、その間のIT業界は急速に技術が進歩し、それに伴って組み入れ銘柄を変更し、過去10年で見てもダウ平均やS&P500、ナスダック総合指数といった米国株式市場のインデックスを上回る成績を残しています。
ただ、今後も同様にインデックスを上回る成績となる保証もなく、買付手数料が必要だったり(買付手数料がかからないネット証券もあります)、信託報酬も高い高コストなファンドなので、より低コストなインデックスファンドがよければ下記も参考にしてみてください。
参考 NYダウに連動する投資信託やETFを比較!おすすめなのは?
参考 S&P500に連動する投資信託やETFを比較!おすすめなのは?
参考 ナスダック(NASDAQ)に連動する投資信託やETFを比較!おすすめなのは?
netWINゴールドマン・サックス・インターネット戦略ファンドに投資するならSBI証券か楽天証券がおすすめ!
買付手数料が必要なファンドですが、SBI証券、楽天証券なら買付手数料が無料で投資できます。
SBI証券なら投資信託を保有しているだけで年率最低0.10%、最大0.20%のポイントがもらえるのでお得です。もちろん口座開設・維持費は無料です。
楽天証券でも投資信託を保有しているだけでポイントがもらえ、年率0.048%とSBI証券よりは低いですが、投資信託の購入に楽天スーパーポイントが利用可能だったり、楽天銀行との連携で普通預金の金利はメガバンクの100倍の0.1%になったり、楽天カードで投資信託の積立を行えば1%のポイントが付与されたりとメリットが多いです。
楽天証券だけでなく、楽天銀行や楽天カードも口座開設・維持費用は無料です。
参考 楽天証券ならポイントで投資信託を通常・積立で購入可能!しかも100円から!
参考 楽天証券と楽天銀行の連携で金利をメガバンクの100倍に!ポイントも貯まる!
参考 楽天証券の投資信託積立では楽天カードを利用すればポイントが付与!デメリットは?
下記の証券会社でも買付手数料無料で購入できます。
>> マネックス証券(詳細解説)
>> 岡三オンライン(詳細解説)
(口座開設時に必ず選ぶ特定口座の説明はこちら)
投資信託で失敗しない証券会社選び!
これから投資信託で資産運用を始める方は、ネット証券選びで失敗しないようにこちらも参考にしてみてください。
参考 【投資信託】ネット証券おすすめ比較ランキング!お得な口座は?個人投資家に人気の投資信託ランキングをチェックしたい方はこちら!
コメント