インデックス投資には出口戦略がないとか、資産運用終盤に大暴落したらどうするんだとかなどの批判があります。
確かに投資をするときには出口を考えておくのは必要です。
中長期投資となるインデックス投資はどのような出口戦略がありえるか考えてみたいと思います。
インデックス投資の出口戦略
入口に関してはドルコスト平均法で積立てていくという手法で、低額からも実践できるのは評価すべき点であり、だれでも取り組める手法かとは思います。
ただ、一生積み立てていくわけでもありません。
いつかは資産運用は終焉を迎え、資産の取り崩しを行うと思います。
では、どのように取り崩していくべきでしょうか?
まず考えられるのは、一括で売却してしまうということと、定額で積立ててきたんだから定額で解約していくことです。
定額で解約する方法としてSBI証券で定期売却サービスというのがあるので、現実的な解として選択肢の一つとなりえるのではないでしょうか?
定率や定口解約というやり方もありますが、この場合基準価額が下がっている場合は、手元に戻る金額が必要とする金額より少ないということがあり得ます。
老後に取り崩していく場合が多いと思いますが、その年代だと生活費の一部となっているかと思うので、毎月金額がばらついて生活できないほどの金額しか戻ってこない月があると困ってしまいますね。
それであれば損だとは言われてますが、定額のほうが安心できるのではないでしょうか。
もう一つ考えられるやり方として、アセットアロケーションのリバランスで、リスクが高い資産から売却をしていくことです。
年齢とともに債券などの、ローリスク資産を増やし、リスクが高い資産比率を減らすべきと言われてますので、まずリスクが高い資産を売却します。
売却益をどうするかですが、もちろんそのままローリスクな資産に入れてしまってもいいのですが、毎月分配型投信を購入して、分配金をもらう生活をするという選択肢もあるかと思います。
毎月分配型投信の購入?
まず、毎月分配型投信ですが、資産運用という面では不利なことが多く(税金面や複利効果が得られないなど)、若い方が資産運用するにはおすすめできません。
ただ、老後や老後に近くなった資産運用の後半であれば選択肢になりえるかなと思っています。
利回りが数十%のものがあるので、その中でも比較的安全な投資信託を選択しないといけませんが、利回りが高いので毎月分配金を得られながら、いつかは投資した金額を回収できてたなんてこともあり得るのではないかと思います。(そんなにうまくはいかないかな~)
参考 投資信託の分配金利回りランキングに日本証券業協会から注意喚起!
ただ、毎月分配金の制度自体何か問題があったら規制が入る可能性も高いですし、そもそも自分の資産残高から分配金を払っているファンドも多く分配金の引き下げなども発生しているので、今後も同じ分配金がずっと支払われるという保証はありません。
資産運用終盤の大暴落
正直これが一番避けたいシナリオですよね。
一度下落してしまうと取り戻すのにはやはり数年はかかってしまいますので、なくなく解約しないといけなかもしれません。
これを避けるためにはやはり上で記載したアセットアロケーションのリバランスで、毎年少しづつでもローリスク資産の比率を高くしていくのが有効なのでは思います。
まとめ
出口戦略や資産運用終盤の大暴落について考えてみましたが、まだまだサービスも変わるでしょうし、その時の市場の状況によっても戦略は変わりそうです。
ただ、入口だけでなく出口を意識しておくことは重要なことです。
それはインデックス投資だけでなく、あらゆる投資に言えることです。
あと何年くらい投資するのか、その時今後どのような資産配分にするかなどを考えるきっかけになれば幸いです。
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