eMAXISバランス(8資産均等型)は、株式、債券、リートへこれ一本で分散投資ができるバランス型ファンドです。
株式、債券については国内・先進国・新興国、リートは国内・先進国にすべて同じ比率で投資ができる当ファンドの内容を確認してみました。
eMAXISバランス(8資産均等型)の特徴
投資対象
日本を含む世界各国の株式、公社債および不動産投資信託証券市場の値動きに連動する投資成果をめざすとし、主要投資対象と運用目標および基本投資割合は下記の様になります。
主要投資対象 | ベンチマーク | 割合 |
国内株式 | 東証株価指数(TOPIX) | 12.5% |
先進国株式 | MSCI Kokusai Index (MSCIコクサイ インデックス)(円換算ベース) | 12.5% |
新興国株式 | MSCIエマージング・マーケット・インデックス (円換算ベース) | 12.5% |
国内債券 | NOMURA-BPI総合 | 12.5% |
先進国債券 | シティ世界国債インデックス (除く日本、円換算ベース) | 12.5% |
新興国債券 | JPモルガンGBI‐EMグローバル・ ダイバーシファイド(円換算ベース) | 12.5% |
国内リート | 東証REIT指数(配当込み) | 12.5% |
先進国リート | S&P先進国REITインデックス (除く日本、配当込み、円換算ベース) | 12.5% |
コスト
買付手数料 | 無料 |
信託報酬(税抜) | 0.50% |
実質コスト(税抜) | 0.56% ※決算日:2017年1月26日ベース |
信託財産留保額 | 0.15% |
また、信託報酬はファンドの純資産残高に応じて下記の様に変更されます。
純資産残高 | 信託報酬(税抜) |
500億円未満の部分 | 0.5% |
500億円以上1,000億円未満の部分 | 0.48% |
1,000億円以上の部分 | 0.46% |
純資産残高
純資産残高は約221億円となっていて、右肩上がりに成長しています。
(2011年10月~2017年7月まで)
分配金
本ファンドは設定来一度も分配金が出ていません。
ファンドの運用で得た利益はファンド内の原資として効率よく運用されています。分配金がでると課税(20%)された後に再投資することになるので複利効果が落ちます。
当ファンドの情報のまとめ
- 投資対象:日本を含む世界各国の株式、債券、リート
- 買付手数料:無料
- 信託報酬(税抜):0.50%(実質コスト0.56%)
- 信託財産留保額:0.15%
- 純資産残高:約221億円
- 分配金利回り:なし
- 決算:年1回(1月26日)
- 買付単位:100円以上1円単位、積立も100円から(SBI証券などのネット証券)
- 償還日:無期限(設定日:2011年10月31日)
所感
これ一本で日本を含む全世界の株式、債券、リート市場に分散投資ができ、株式、債券については国内・先進国・新興国、リートは国内・先進国と8資産に均等に分散投資ができるバランス型ファンドです。
これ一本で8資産に均等に分散投資ができるので、分かりやすく取り扱いやすいというメリットがある反面、株式:債券:リート=3:3:2とリートの比率がやや高めである点や、株式や債券で国内:先進国:新興国=1:1:1と先進国の比率が比率が低い点が気になります。
このファンドはこれをベースに各資産クラスのインデックスファンドを追加購入し、自分の思っている資産配分に調整するといった使い方がいいように思えます。
また、「eMAXISバランス(8資産均等型)」と投資するマザーファンド、各資産クラスに対する投資比率が全く同じで信託報酬が半分以下の0.16%(税抜)の「eMAXIS Slimバランス(8資産均等型)」が運用を開始しています。(信託報酬の引き下げは2018年4月11日より)
参考 eMAXIS Slimバランス(8資産均等型)の評価って?利回りや実質コストは?
同じマザーファンドに投資するので運用成績は変わらず、信託報酬が低コストな分「eMAXIS Slimバランス(8資産均等型)」の方がリターンは良くなると思われるので、これから投資するなら「eMAXIS Slimバランス(8資産均等型)」の方がおすすめです。
利回りは?
基準価額騰落率
ファンド | ベンチマーク | |
1ヶ月 | +1.16% | +1.14% |
3ヶ月 | +1.45% | +1.27% |
6ヶ月 | +6.20% | +6.21% |
1年 | +7.74% | +7.67% |
3年 | +17.40% | +17.26% |
設定来 | +84.70% | +84.22% |
※eMAXISバランス(8資産均等型)「月報(2017年5月末)」より
※ベンチマークは各資産クラスのベンチマークを12.5%ずつ組み合わせた合成指数です
※ファンド設定日は2011年10月31日
※上記は過去の実績であり、将来の運用成果は保証されません
基準価額・純資産の推移
(引用元:eMAXISバランス(8資産均等型)「月報(2017年5月末)」
評価
ファンドが設定されて約6年なので、単純な平均年率は約14.1%と非常に高い成績となっていますが、直近2年くらいは一旦下落した分を再度取り戻し結局横ばいといったような状況となっています。
また、
(引用元:Yahooファイナンス)
青がeMAXISバランス(8資産均等型)と赤がTOPIXの直近5年間を比較したチャートとなります。
eMAXISバランス(8資産均等型)の方がTOPIXと比較しても波の上下が穏やかになっていて、複数の資産クラスに分散するとリターンが抑えられてしまいますが、リスクも抑えられていると言えます。
まとめ
まとめるとeMAXISバランス(8資産均等型)は、
- 株式、債券(国内・先進国・新興国)、リート(国内・先進国)の8つの資産クラスに均等に分散投資ができる
- 信託報酬は0.50%(実質コスト0.56%)
- 純資産残高は約221億円で右肩上がりとなっている
- 分配金は過去一度も出ていない
- 過去約6年で年率平均は14.1%となっていた
ただ、同じマザーファンドに投資し、信託報酬が0.16%と低コストな「eMAXIS Slimバランス(8資産均等型)」の方がリターンは良くなると思われるので、これから投資するなら「eMAXIS Slimバランス(8資産均等型)」の方がおすすめです。
参考 eMAXIS Slimバランス(8資産均等型)の評価って?利回りや実質コストは?
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