コモンズ30ファンドは、30年の長い目線を持って世界で成長し続けられる国内株式30銘柄に厳選して投資を行うアクティブファンドです。
「投信ブロガーが選ぶ!Fund of the Year 2018」でも20位に入るなど、個人投資家の方にも人気があるコモンズ30ファンドとはどんなファンドなのか内容を確認してみました。
コモンズ30ファンドの特徴
投資対象
コモンズ30ファンドは、「30年」「30社」「対話」を特長に主に国内株式に投資を行うアクティブファンドです。
ファンドの基本方針としては下記のような点が挙げられています。
また、投資先企業の評価基準は、下記のように目に見える財務情報だけでなく企業文化や経営力、ステークホルダーとの対話などによる「見えない価値」に着目し企業を厳選しています。
コモンズ30ファンドの説明動画は下記となります。
また、「投信ブロガーが選ぶ!Fund of the Year 2018」でも20位に入るなど、個人投資家の方にも人気があるファンドとなっています。
参考 【最新】投資信託ランキング!個人投資家が選ぶ人気のファンドは?
※下記はコモンズ30ファンド「月報(2019年6月)」からの情報です。
ポートフォリオの構成
未来コンセプト別構成比
未来コンセプトは、当ファンドが独自に行っている業種分類です。
組入上位10銘柄
ファンドの仕組み
コモンズ30ファンドはファミリーファンド方式で運用され、実質的な運用はコモンズ30マザーファンドにて行われます。
買付手数料・信託報酬(実質コスト)などのコスト
買付手数料(税込) | なし ※コモンズ投信以外の販売会社の場合は3.24%が上限 |
信託報酬(税込) | 1.0584% |
実質コスト(税込) | 1.186% |
信託財産留保額 | なし |
純資産総額が500億円以上になると段階的に信託報酬を引き下げるようになっています。
- 500億円までは上記の信託報酬
- 500億円を超える部分:0.9612%
- 1,000億円を超える部分:0.8532%
- 3,000億円を超える部分:0.7344%
分配金
分配金は出るときと出ない時があり、過去の分配金の実績は下記となっています。
つみたてNISA(積立NISA)・iDeCo対応状況
コモンズ30ファンドはつみたてNISAの対象で、iDeCoでは楽天証券で取り扱いがあります。
参考 NISA、つみたてNISA(積立NISA)、iDeCoの比較については下記も参考にしてみてください。
⇒ NISA・つみたてNISA(積立NISA)・iDeCoを比較!どれがおすすめでお得?過去の運用成績(リターン・リスク)
リターン・リスク
1年 | 3年(年率) | 5年(年率) | 10年(年率) | |
リターン | ー10.89%(163位) | 10.9%(94位) | 7.43%(94位) | 8.55%(75位) |
リスク(標準偏差) | 21.01(147位) | 14.11(66位) | 15.64(46位) | 15.46(6位) |
シャープレシオ | ー0.52(164位) | 0.77(94位) | 0.47(86位) | 0.55(18位) |
対象ファンド数※ | 214本 | 191本 | 145本 | 116本 |
※:「国内大型グロース」カテゴリ
基準価額騰落率
ファンド | |
1ヶ月 | +3.43% |
3ヶ月 | ー0.88% |
6ヶ月 | +6.22% |
1年 | ー10.89% |
3年 | +36.39% |
5年 | +43.06% |
10年 | +127.18% |
設定来 | +183.0% |
※コモンズ30ファンド「月報(2019年6月)」より
※ファンド設定日は2009年1月19日
※分配金を再投資した収益率で、購入時手数料および分配金にかかる税金は考慮されてません
※上記は過去の実績であり、将来の運用成果は保証されません
基準価額・純資産の推移
所感
ファンドが設定されて約10年半が経過しているので、単純な年率平均は約17.4%と高いパフォーマンスとなっています。
アクティブファンドなので特にベンチマークとする指標はないのですが、国内株式に投資する純資産残高が大きいひふみ投信と日経225(日経平均)と比較したのが下記となります。
(引用元:モーニングスター)
オレンジがコモンズ30ファンド、赤がひふみ投信、緑が日経平均の直近3年のトータルリターンのチャートです。
コモンズ30ファンドは日経平均を上回る時期もありましたが、2018年後半以降はあまりパフォーマンスは振るわず似たような成績となっていて、ひふみ投信よりは劣っていたようです。
アクティブファンドなのでせめて日経平均などのインデックスよりはいいパフォーマンスを期待したいところですが、上記期間ではいまいちのパフォーマンスとなっています。
それでも資金流入は続いていて根強い人気となっています。
当ファンドの情報
- ベンチマーク:なし
- 購入時手数料(税込):なし※コモンズ投信以外の販売会社の場合は3.24%が上限
- 信託報酬(税込):1.0584%(実質コスト:1.186%)
- 信託財産留保額:なし
- 純資産残高:約165億円
- 分配金利回り:なし
- 決算:年1回(1月18日)
- 買付単位:100円以上1円単位、積立も100円から(SBI証券などのネット証券)
- 償還日:無期限(設定日:2009年1月19日)
- つみたてNISA:対象
- iDeCo:楽天証券
評価・まとめ
コモンズ30ファンドは、「30年」「30社」「対話」を特長に主に国内株式に投資を行うアクティブファンドです。
定期的なセミナーの開催や信託報酬の一部を社会貢献に活用したり、運用会社の姿勢が身近に感じられるところが評価され根強い人気があるファンドです。
直近3年の成績は日経平均と比較してもあまり差はなく、アクティブファンドなので日経日平均といったインデックスよりはいいパフォーマンスを期待したいところです。
30年の長い目線での投資ということですが、モーニングスターの「国内大型グロース」カテゴリで直近10年のリターンは116本中75位と成績だけを見るといまいちといった感じはしますが、ファンドの姿勢に共感できるなら投資対象として検討してみてください。
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⇒ 特定口座とは?証券会社の口座種類のまとめ!結局どれがいい?
投資信託で失敗しない証券会社選び!
これから投資信託で資産運用を始める方は、ネット証券選びで失敗しないようにこちらも参考にしてみてください。
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