アクティブファンドで人気の高いひふみ投信ですが、チャートを見ると基準価額が高いということで割高かなと思ってませんか?
投資信託の基準価額で割高とか割安の判断はできません。
では、どのような指標を確認して、いつ投資すればいいでしょう?過去の実績など確認してみましょう!
参考 ひふみ投信についての詳細確認・無料口座開設は、以下の公式ページから行えます。興味がある方は是非ご覧ください。
>> ひふみ投信 (公式サイト)
参考 ひふみ投信については下記も参考にしてみてください。
ひふみ投信の評判は?初心者に株の組み入れ銘柄は勉強になる!?
基準価額が高いのは割高なの?
基準価額とは投資信託が現時点での総資産額を、単純に総口数で割ったものです。
そのため、基準価額はその時点での価値を表しているだけで、割高か割安かを判断に用いることはできません。
ファンド設定当初は割安な株式で構成されるので、当初は割安なファンドとなります。
これが運用とともに基準価額が上がってくると割高な株式が出てきます。
このような割高な株式を売却して、割安な株式を購入しますので、基準価額は上がってるかもしれませんが、割安な株式で構成されていくのです。
しかもひふみ投信は分配金を出していません。
分配金を出せば基準価額は下がるので割安に見えるかもしれませんが、これは長期運用では資金効率を悪くさせることになります。
是非とも無分配を続けて基準価額5万円、10万円と成長していってほしいですね。
アクティブファンドで見るべき指標は?
インデックスファンドは、ベンチマークとなる指標があるので、そのベンチマークそもそものリスクやリターンを確認したり、ベンチマークとのかい離率を確認したりします。
アクティブファンドはそのベンチマークとするものがありませんので、下記の指標を確認してみましょう。
騰落率
ひふみ投信はTOPIXをベンチマークとしているわけではないですが、国内株式に投資するファンドですので、代表的なインデックスとしてTOPIXと比較してみます。
ひふみ投信 | TOPIX(配当込) | |
1ヶ月 | +0.59% | -1.93% |
3ヶ月 | +11.0% | +9.83% |
6ヶ月 | +4.13% | -4.21% |
1年 | +21.75% | +12.06% |
3年 | +133.10% | +90.81% |
設定来 | +242.59% | +64.52% |
シャープレシオ
株式にはPERやPBRといった代表的な指標がありますが、投資信託はどうでしょう?
参考 株式投資手法バリュー投資とは?初心者の方も理解しよう!
投資信託の場合、投資の効率性を測る指標としてシャープレシオという指標があります。
シャープレシオ=(リターンの平均値ー安全資産のリターン)/リスク
という式で表されます。
リターンから安全資産(国債など)を引いてリスクで割ることにより、リスクあたりのリターンが表されます。
数学が嫌いな人は頭痛いでしょうが、シャープレシオが大きいということは、リスクのわりにリターンが高いことを表します。
例えばリターンが同じ10%のファンドに対して、リスク5%のファンドAとリスク10%のファンドBがあったとします。
この場合ファンドAはファンドBの2倍シャープレシオが高くなり、よりリスクが少なくリターンを得ていたということになります。
ちなみにひふみ投信のシャープレシオはひふみ投信に出ていました。
(引用元:ひふみ投信のHP)
このようにTOPIX(配当込)よりシャープレシオが大きく、より投資効率が良かったと言えます。
買い時はいつ?
では、買い時ってあるのでしょうか?
これもおもしろい情報がひふみ投信のHPに出ていました。
ひふみ投信の基準価額が2%以上下落した日やその翌日に多くの投資家がスポット購入しているそうです。
また、積立をしながら上記のような条件でスポット購入している二刀流の方もいるようです。
で、リターンは1年程度で見た場合には「スポット購入>二刀流>積立」の順番だったそうですが、3年間で見ると「積立>二刀流>スポット購入」の順番になっているそうです。
なかなか狙ったタイミングで投資をしても思うようなリターンは得られず、結局こつこつ積立した方が長期の観点ではリターンが一番大きかったようです。
まとめ
ひふみ投信のように基準価額が上がっていても、基準価額だけで割高であるという判断はできません。
騰落率やシャープレシオといった指標を見て、投資判断をするべきです。
また、純資産残高という指標も確認してください。純資産残高が減っているファンドは思うような運用ができませんし、最悪ファンドの解散ということもあり得ます。
もちろんひふみ投信の純資産残高は右肩上がりのファンドです。
また、過去の実績では積立投資が最もリターンがよかったようですので、買い時は買いたいたいと思ったときにすぐ積立投資を始めるのがおすすめと言えます。
参考 ひふみ投信についての詳細確認・無料口座開設は、以下の公式ページから行えます。興味がある方は是非ご覧ください。
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