SAMURAI(サムライ)は、第一種金融商品取引業者(証券会社)としての登録を行っているSAMURAI証券が運営する投資型クラウドファンディングサービスです。
不動産や保証会社による担保付き案件なども取り扱っていますが、どのような特徴があるのかサービス内容を確認してみました。
目次
SAMURAI(サムライ)とは?
SAMURAI(サムライ)は、SAMURAI証券が運営する投資型クラウドファンディングサービスです。
SAMURAI証券株式会社の基本情報
社名 | SAMURAI証券株式会社 |
設立日 | 2002年2月22日 |
代表者 | 中山幹之 |
資本金 | 4億円 |
上場証券取引所 | 未上場 |
登録番号 | 第一種・第二種金融商品取引業 関東財務局長(金商)第36号 |
加入協会・基金 | 日本証券業協会、日本投資者保護基金 |
グループ会社
SAMURAI(サムライ)を運営するサムライ証券は、JASDAQに上場している「SAMURAI & J PARTNERS 株式会社」の100%子会社で、第一種金融商品取引業者です。
多くのクラウドファンディングやソーシャルレンディングを運営する会社が第二種金融商品取引業者ですが、それに比べて厳しい法規制がかけられている第一種金融商品取引業者として登録されています。
参考 ソーシャルレンディング会社で第一種金融商品取引業者に登録されている会社としては他にはクラウドバンクもあります。
⇒ クラウドバンクの評価・評判!行政処分を受けたけど怪しいの?
SAMURAI(サムライ)で取扱いがある貸付型クラウドファンディングは、投資型クラウドファンディングの1つの種類でソーシャルレンディングとも呼ばれていますが、ソーシャルレンディングを行うには、第二種金融商品取引業者としての登録と貸金業の登録が必要ですが、貸金業はSAMURAI ASSET FINANCE 株式会社が登録しているのでこちらと連携して行っているようです。
参考 ソーシャルレンディングとは?高利回りだけどどんなリスクがある?
SAMURAI(サムライ)の特徴とは?
1口1万円からと少額から投資できる
SAMURAI(サムライ)では、1口1万円からと少額からの投資ができるので始めて投資する方にも投資しやすくなっています。
投資型クラウドファンディングサービスは、もし案件の貸し倒れなどが発生しても投資した金額以上のリスクはないのも安心です。
利回りは3%~10%とリスクに応じて様々な案件を取り扱っている
SAMURAI(サムライ)では、リスクに応じて様々な案件を取り扱っていて、利回りは3~10%となっています。
例えば人気の高い不動産担保付き案件では、ミドルリスク・ミドルリターンの劣後ローン(シニアローン)だと下記のように8%前後の案件が多いです。
よりリスクの低いシニアローンの案件だと下記のような5~6%の案件が多いです。
他にもより低リスクな保証会社による保証付き融資案件などもあり、4%前後の案件となっています。
保証会社による保証付きでも元本が保証されているわけではありませんが、もし貸付先がデフォルトとなっても保証会社が債務保証してくれるので元本割れするリスクはかなり低そうです。
不動産以外にも、一般の企業に貸し付ける案件や、太陽光発電ローンファンドなども取り扱っています。
参考 口座開設・維持費用は無料ですので詳細は下記より確認してみてください。
>> SAMURAI証券(公式サイト)
基本的に実名開示(債務者の内容等)を行える案件のみの募集を行う
ソーシャルレンディングの問題の一つであった借り手の匿名性を悪用したトラブルが多く発生し、金融庁では投資者への情報開示の拡充を図るため、貸付先の情報開示が可能となる解釈を公表し、事実上匿名化が解除されました。
参考 ソーシャルレンディングとは?高利回りだけどどんなリスクがある?
それに伴いソーシャルレンディング各事業者では、借手企業を公開して行く流れとなっており、SAMURAI(サムライ)でも基本的に実名開示(債務者の内容等)を行える案件のみの募集を行う方針となっています。
参考 SAMURAI証券「貸付型クラウドファンディングにおける匿名化解除後の弊社の情報開示方針について」
ただし、個人情報保護等で開示が難しいもの等や、貸付先を特定するターゲットファンドではなく、貸金業者である営業者に運用(貸付)を一任する形態のファンドは除きます。(その場合は、貸付方針、貸付・審査基準を開示致します)
参考 投資対象の物件の詳細な情報を確認したい場合は、ソーシャルレンディングではなく不動産特定共同事業法の認可を受けている下記のようなサービスの利用を検討してみてください。
⇒ FANTAS funding(ファンタスファンディング)の評価・評判って?どんな特徴がある不動産クラウドファンディング?
⇒ CREAL(クリアル)の評価・評判ってどう?不動産特化のクラウドファンディングサービス!
案件の運用期間は6ヶ月から
SAMURAI(サムライ)での案件の運用期間は6ヶ月からとなっていて、特に人気の高い不動産関連の案件は1~2年程度の案件が多いようです。
運用期間が長い方が、当初想定していなかったような事象が発生する可能性もありリスクも高まるので、初心者の方は運用期間が短い案件がおすすめです。
口座開設・維持費用は無料
SAMURAI(サムライ)では、他の類似のサービスと同様に口座開設・維持費用は無料で案件申込時も手数料はかかりません。
ただ、投資金額の振込手数料は投資家負担となるので、ネット銀行などをうまく活用して手数料を節約したいところです。
中途解約や譲渡は原則不可
ソーシャルレンディングの他のサービス同様に、SAMURAI(サムライ)でも原則中途解約や譲渡は不可となっています。
ただ、相続等のやむを得ない場合はカスタマーサポートまで連絡してくださいとのことです。
分配金は償還時一括が多い
ソーシャルレンディングの案件によって、分配金は毎月分配するような案件もあれば、償還時に元本と分配金を一括で支払うといった案件がありますが、SAMURAI(サムライ)ではほとんどの案件で分配金は償還時一括での支払い案件が多いです。
分配金が毎月貰える方が投資してるといった実感も得やすいとは思いますが、個人の好き好きと行った感じでしょうか。
今後のファンド組成
今後は様々な企業との提携によって下記のようなファンドの組成を予定しているようです。
主な提携先 | 商品の概要 |
J TRUST | グローバルネットワークを活かした海外案件 |
KeyHolder | 独自コンテンツ・メディアを活かしたエンタメ性の高い事業ファンド案件 |
海外案件は他のソーシャルレンディング会社の案件では、高利回りの案件もありますが、SAMURAI(サムライ)ではどのような内容の案件となるのか注目です。
また、JASDAQに上場し総合エンターテインメント事業などを手がける株式会社KeyHolderとの提携により、応援系の案件なども準備しているようです。
株式会社KeyHolderのグループ会社では、女性アイドルグループであるSKE48の運営を行っていたり、「マツコの知らない世界」(TBS)、「林修の今でしょ!講座」(テレビ朝日)、「有吉ジャポン」(TBS)などの制作会社などがあります。
まとめ
SAMURAI(サムライ)は、第一種金融商品取引業者(証券会社)としての登録を行っているSAMURAI証券が運営する投資型クラウドファンディングサービスです。
SAMURAI(サムライ)の特徴としては下記のような点が挙げられます。
SAMURAI(サムライ)の特徴
- 1口1万円からと少額から投資できる
- 利回りは3%~10%とリスクに応じて様々な案件を取り扱っている
- 基本的に実名開示(債務者の内容等)を行える案件のみの募集を行う
- 案件の運用期間は6ヶ月から
- 口座開設・維持費用は無料
- 中途解約や譲渡は原則不可
- 分配金は償還時一括が多い
1口1万円から投資ができ、リスクに応じて様々な案件があるので、案件を分散させて投資することでリスクを低減させることができます。
特に保証会社による保証付き融資案件はかなりリスクは低いと思われるので、このような案件からの投資を検討してみてください。
上場会社グループの証券会社(第一種金融商品取引業者)が運営するSAMURAI(サムライ)
もちろん口座開設・維持費用は無料です。
>> SAMURAI証券(公式サイト)
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