松井証券は、大正7年創業と非常に歴史ある証券会社で、業界の風雲児として革命を起こしてきた証券会社です。
国内株式の手数料定額制を国内で初めて導入するなど、国内株式のサービスには定評がありますが、投資信託の取扱いも増やし、投信工房というロボアドバイザーのサービスも提供しています。
投信工房はどんな内容のサービスなのか確認してみました。
松井証券の投信工房ってどんなサービス?
資産運用は下記のような理由により、少しでも効率よく資金を殖やす資産運用の重要性が高まってきています。
ここにタイトル
- 日本の寿命は延びている
- モノの値段は変わっている
- 年金だけで生活ができるか不安がある
参考 資産運用とは?本当に必要なのか初心者にもわかりやすく解説!
資産運用を始めるといっても何から始めればいいかわからないといった方に向け投信工房は、投資が初めての人でも簡単に資産運用始められるサービスで、資産運用の王道である「長期・積立・分散」をサポートしてくれるロボットアドバイザーサービスです。
ロボアドバイザーには、いくつかの質問に答えるだけで個々人に適したポートフォリオの提案・運用サポートを行い、アドバイスを元に利用者が自分で発注を行うまで行い「投資アドバイス型」と、ポートフォリオの提案に加えて発注や再投資、リバランスといった運用プロセスを全自動で行ってくれる「投資一任型」の2つに分けられます。
「投資アドバイス型」と「投資一任型」では、「投資一任型」は運用プロセスを全自動で行ってくれ便利ではありますが手数料が高めに設定されていて、「投資アドバイス型」は一手間かかりますが手数料が基本的には無料となっています。投信工房は「投資アドバイス型」に分類されるサービスです。
手数料は小さなコストのように思えますが、ロボアドバイザーは長期投資が基本なので、小さなコストでもちりも積もればといった感じなので、なるべく低コストなほうが将来のリターンに寄与してくれます。
投信工房のメリットとは?
8つの質問に答えるだけで一人一人に合ったポートフォリオを提案してくれる
投信工房では8つの質問に答えるだけで一人一人にあったポートフォリオを提案してくれ、そのポートフォリオは、現代ポートフォリオ理論の「平均分散アプローチ」をベースとした手法で最適化されたポートフォリオを提案してくれます。
「平均分散アプローチ」は、富裕層や年金基金などの機関投資家が利用する代表的なポートフォリオ運用手法で、実際の実務の世界で幅広く利用されています。
通常はどの資産クラスにどれだけ配分するかを考えることから資産運用は始まりますが、8個の質問に答えるだけで自分に最適なポートフォリオを提案してくれます。
無料診断でやや積極的に投資をする方針で提案されたポートフォリオは下記のような感じでした。(信託報酬は税込みです)
参考 最適化されたポートフォリオを無料で確認したい方はこちらから
>> 利用料0円!ロボアドバイザーが資産運用をトータルサポート◆松井証券の『投信工房』◆
利用料は無料で、ポートフォリオで提案される投資信託は最大でも年率0.37%
投信工房の利用料は無料で、ポートフォリオで提案される投資信託の信託報酬(投資信託を保有中にかかるコスト)等は最大でも年率0.37%(税込)と低コストとなっています。
他の投資一任型のロボアドバイザーでは、手数料は1.1%(税込)程度のものが多くそれ以外に投資するETFや投資信託の信託報酬のコストがかかるので、手間が省ける分コストは高くなってます。
投信工房は、提案されたポートフォリオの発注は自分でおこなう必要があるものの、それほど手間ではなく、それよりは長期投資では少しでも低コストなほうが将来受け取れるリターンが大きくなる期待が持てます。
最低投資金額、積立ともに100円から投資できる
ロボアドバイザーでは、最低投資金額を10万円としてるサービスもありますが、投信工房では最低投資金額、積立ともに100円から可能です。
積立は毎日・毎週・毎月から選ぶこともできるので自分のペースにあった資産形成が可能です。
また、ポートフォリオ提案のページで積立のシミュレーションを行うことができ、積立期間と積立金額によってどの程度まで資産形成が期待できるかや、目標金額を入れて達成するための積立金額を算出することも可能です。
リバランス積立で自動でポートフォリオの比率を維持してくれる
リバランス積立は、目標となるポートフォリオの比率に近づける最適な配分で積立してくれる機能です。
通常の積立投資では銘柄ごとに決められた金額で積立を行うので、投資信託の価格変動などによってポートフォリオの配分比率が目標となるポートフォリオと異なってきます。
配分比率が目標ポートフォリオから乖離すると、リスクが高いポートフォリオとなり想定以上の含み損を抱えたり、逆にリスクが低すぎるとリターンが望めないためあまりいいパフォーマンスで運用できなかったといったことになりかねません。
リバランス積立を利用すれば目標ポートフォリオを極力維持した形での運用となるので、当初の想定よりリスクが高すぎる・低すぎるといったことを防ぐことができます。
リバランスに関しては「自動リバランス」「一括リバランス」も利用できます。
自動リバランスは、年4回まであらかじめ任意の日にちを設定してポートフォリオのリバランスを予約し、設定した日にちになったら自動でリバランスしてくれます。
一括リバランスは、自分でリバランス内容を確認したい人向けで、どの銘柄を解約してどの銘柄をいくら購入すれば目標ポートフォリオの比率に戻るかを自動で計算してくれる機能です。
提案されたポートフォリオは自由にカスタマイズ可能
ロボアドバイザーが提案してくれたポートフォリオはもちろんそのまま運用も可能ですが、好みに合わせて配分比率の調整や投資信託の入れ替えも自由に変更することが可能です。
基本的には代表的なポートフォリオ理論に沿って一人一人に最適化されたポートフォリオとなっていますが、知識がある方は自由にカスタマイズできるのでオリジナルのポートフォリオも作成できます。
NISAを利用できる
投信工房ではNISAを利用できるので、投資信託の売買益や分配金などを非課税とすることが可能です。
ただし、現行NISAは投資できる期間が2023年までで、新NISAは2028年までとなる点は注意が必要です。
投信工房のデメリットは?
100円から積立できるけど、1銘柄の最低購入価格も100円
投信工房では100円から積立投資ができるのですが、1銘柄の最低購入価格は100円なので、複数銘柄A・Bの2銘柄をポートフォリオに設定すると、最初に購入するのはAの1銘柄、次の積立日にBの1銘柄を購入といった感じになるようです。
長期で見ればあまり問題ありませんが、積立金額が少ないと初期のポートフォリオの配分となるまでには日数が必要となる点は注意しておきましょう。
リバランス積立はつみたてNISAでは利用できない
リバランス積立はつみたてNISAでは利用できず、つみたてNISAを利用したい場合には個別の銘柄ごとに積立設定をする必要があります。
また、松井証券のつみたてNISAは毎月積立のみ対応しているので、毎日や毎週積立は対応していません。
松井証券はどんな特徴がある?
松井証券は大正7年創業と非常に歴史ある証券会社で、業界の風雲児として革命を起こしてきた証券会社です。
株式を中心に下記のような特徴があるサービスを展開しています。
- 一日の約定代金が50万円までの株式・ETFの手数料0円
- デイトレードで信用取引を行う場合、売買手数料が0円
- NISA口座なら株式取引の売買手数料が0円
- IPOは前受金不要で完全平等抽選
- 株主優待をお得に獲得するのに必須の一般信用取引ができる
- 高機能なツールが無料で利用できる
- プロも愛用するQUICKリサーチネットが無料!
- 投資信託は100円から購入でき、購入時手数料はすべて無料
- 投資信託の信託報酬の一部が現金で還元される
- 即時入金を使えば入金手数料は無料!出金は条件なしで無料!
参考 松井証券の評価・評判とは?手数料などメリット・デメリットは?
50万円までの株式・ETFの手数料が無料と初心者の方にもメリットがあり、IPOでは抽選時に前受金が必要ないので口座残高が0円でもIPOに参加ができます。
投資信託もサービスが拡充され、取り扱い本数は少ないものの基本的には購入時手数料がすべて無料だったり、一部の信託報酬が高いファンドでは信託報酬の一部が現金で還元されるなどお得なサービスを利用することができます。
顧客サポートは、HDI-Japan(ヘルプデスク協会)が主催する2020年度問合せ窓口格付け(証券業界)において、最高評価である「三つ星」を10年連続で獲得するなど初心者でも安心して利用できます。
参考 口座開設・維持費はもちろん無料で、投信工房を始め株式の高機能な取引ツールやQUICKリサーチネットなどの情報もすべて無料で利用することができます。
>> 松井証券(公式サイト)
まとめ
老舗の証券会社で業界の風雲児と呼ばれ革命を起こしてきた松井証券では手数料無料のロボアドバイザーである投信工房が利用でき、メリット・デメリットとしては下記のような点が挙げられます。
投信工房のメリット
- 8つの質問に答えるだけで一人一人に合ったポートフォリオを提案してくれる
- 利用料は無料で、ポートフォリオで提案される投資信託は最大でも年率0.37%
- 最低投資金額、積立ともに100円から投資できる
- リバランス積立で自動でポートフォリオの比率を維持してくれる
- 提案されたポートフォリオは自由にカスタマイズ可能
- NISAを利用できる
投信工房のデメリット
- 100円から積立できるけど、1銘柄の最低購入価格も100円
- リバランス積立はつみたてNISAでは利用できない
他の投資一任型のロボアドバイザーでは、手数料は1.1%(税込)程度のものが多くそれ以外に投資するETFや投資信託の信託報酬のコストがかかるので、手間が省ける分コストは高くなってます。
投信工房は、提案されたポートフォリオの発注は自分でおこなう必要があるものの、それほど手間ではなく、それよりは長期投資では少しでも低コストなほうが将来受け取れるリターンが大きくなる期待が持てます。
ライフステージの変更によるポートフォリオの見直しが可能なので、このサービスだけで一生の資産運用をサポートしてもらうことができます。
投資信託で資産運用を始めようと思っていて、どのファンドに投資するか悩んでいる方や資産配分が決められない方は一度無料でできる診断だけでも試してみてはいかがでしょうか。
一人一人にあった資産配分を提案してほしいなら投信工房
手数料が無料で利用することができ、提案される投資信託も低コストなインデックスファンドを中心に提案してくれます。もちろん口座開設・維持費用も無料です。
ロボアドバイザーによる無料診断も体験できます。
コメント
記事を拝読しました。
1点間違いがあります。
投信工房は、完全フリーのカスタマライズが可能です。私は、たわら先進国株80、三井住友DC日本株S10、たわら新興国株10でリバランス積立をしています。
たわら男爵様
コメントありがとうございます。
また、ご指摘ありがとうございます。
投信工房は完全フリーでカスタマイズができますね。
ご指摘いただいた部分は修正させていただきました。