LINE上から投資ができるLINEスマート投資では、身近なテーマに投資ができるテーマ投資を行うことができますが、500円から手軽に積立投資ができるワンコイン投資サービスが登場しました。
ワンコイン投資サービスとはどのような内容のサービスなのか確認してみました。
LINEスマート投資とは?
LINEスマート投資は、LINE Financial株式会社と株式会社FOLIOがLINE上で提供している初心者でも簡単に投資ができるサービスです。
LINEの「ウォレット」の「スマート投資」からアクセスすることができます。
LINEスマート投資では、話題となっているような「人工知能(AI)」「ドローン」「自動運転車」のようなテーマから、「ガールズトレンド」「ペットと暮らす」「花粉症対策」といった身近なテーマに投資することが可能な「テーマ投資」を行っていますが、新たに「ワンコイン投資」ができるようになりました。
これらのサービスはFOLIO(フォリオ)の「テーマ投資」「おまかせ投資」が基盤となっています。
ワンコイン投資とは?
ワンコイン投資は、1コイン(500円)から積み立てることができ、すべておまかせで資産運用を行ってくれる積立運用サービスです。
ワンコイン投資の特徴って?
1日500円から積立投資ができる
テーマ投資では1テーマあたり1万円台からの投資となりますが、ワンコイン投資ではその名の通り1日500円から積立投資することができます。
1日500円から500円単位で積立金額を選択することができ、積立頻度は毎週特定の曜日に引き落とされます。(引き落とし曜日を変更することはできません)
LINE Payアカウントから自動で積立額を引き落としできる
ワンコイン投資では、「LINE Pay」アカウントにチャージした「LINE Pay」残高もしくは、「LINE Pay」に登録した銀行口座から積立額が引き落とされ、自動で投資してくれます。
そのため、事前に面倒な口座振替は必要ないので、手間なく運用することができます。
投資対象は全世界の資産にバランスよく投資
ワンコイン投資の投資対象は、投資の王道とも言われる「国際分散投資」を行ってくれます。
株式であれば米国をはじめ、日本や欧州、新興国を投資対象とし、債券であれば米国債、新興国債のほかにもハイイールド債(信用格付け低い代わりに利回りが高い債券)が投資対象となっています。
また、株式や債券といった金融資産との分散効果が期待される金(Gold)や不動産も投資対象となっていて、世界中の様々な金融資産に分散投資を行うことによってリスクを比較的抑えて運用することができます。
運用アルゴリズムはノーベル賞を受賞した理論
様々な金融資産に分散投資を行う際の、各資産への投資比率は1990年にノーベル賞を受賞したハリー・マーコヴィッツ氏が礎を築いた現代ポートフォリオ理論に基づいた、平均分散法をベースとしています
現代ポートフォリオ理論は、「卵を一つのカゴに盛るな」という有名な投資の格言があり、特定の商品だけに投資をするのではなく、複数の商品に分散して投資を行う方がいいという考えがありますが、その分散投資のメリットを数学的に証明しています。
「ワンコイン投資」では、比較的低いリスク許容度を想定して、各金融商品の投資比率を算出し、低リスク資産といわれる債券を中心に株式やその他の商品をバランスよく組み入れ、リスクを比較的に抑えた運用を目指すとのことです。
分配金はリバランスにより再投資される
ワンコイン投資では、実際に投資対象となるのは米国に上場しているETFとなりますが、ETFは銘柄によっては分配金を出す銘柄があります。
参考 ETFとは?コストは安いが投資する上でのメリット、デメリットは?
分配金はリバランスによって再投資されるので、複利効果が期待でき長期的に投資をし続ければ資産を増やしてくれます。
1年間運用手数料は無料
ワンコイン投資は、2019年4月25日から2020年4月30日までは運用手数料が無料となるキャンペーンを実施しています。
※通常であれば運用手数料は預かり資産の年率1%(税抜)、最低運用手数料は月額100円(税抜)。運用資産の時価評価額の3,000万円以上を超える部分は年率0.50%(税抜)の割引料率が適用されます。
ぜひ、運用手数料が無料のこの機会に検討してみてください。
参考 ワンコイン投資はもちろん口座開設・維持費用は無料です。
>> ワンコイン投資(公式サイト)
ワンコイン投資のデメリットって?
FOLIO(フォリオ)のおまかせ投資と並行利用はできない
ワンコイン投資は、ベースとなっているFOLIO(フォリオ)の「おまかせ投資」と並行して利用することはできないので、すでに「おまかせ投資」を行ってる方は運用を止める必要があります。
「おまかせ投資」では対応していない自動積立を利用したい場合は「ワンコイン投資」の方がメリットがあります。
運用プランを選ぶことはできない
FOLIO(フォリオ)の「おまかせ投資」の場合は、いくつかの質問に答えて、ライフステージや金銭的余力に応じた5つの運用プランを提案してくれますが、「ワンコイン投資」では、運用プランを選ぶことはできません。
よりリスクをとった運用をしたいなどの希望があれば、FOLIO(フォリオ)の「おまかせ投資」を利用したほうがいいですし、「おまかせ投資」と同様の他のロボアドバイザーの利用も検討してみてください。
参考 ロボアドバイザーとは?比較してわかるサービスの違いって?
ワンコイン投資の始め方って?
ワンコイン投資を始めるには「FOLIOの口座開設」「LINE Payの利用開始」「LINE Payに銀行口座を登録」が必要となります。
FOLIOの口座開設含めて、下記の公式サイトから行うことができ、口座開設・維持費用は無料です。
>> ワンコイン投資(公式サイト)
ワンコイン投資を始めるには、LINE Payにて銀行口座を登録し、かつ本人確認がおこなわれている方が対象となっています。
LINE Payでの銀行口座登録、および本人確認方法については下記を参照ください。
参考 LINE「LINE Payのご利用方法」
まとめ
LINE上から投資ができるLINEスマート投資では、身近なテーマに投資ができるテーマ投資のほか、500円から手軽に積立投資ができるワンコイン投資サービスの提供も始まり、下記のような特徴・デメリットが挙げられます。
特徴
- 1日500円から積立投資ができる
- LINE Payアカウントから自動で積立額を引き落としできる
- 投資対象は全世界の資産にバランスよく投資
- 運用アルゴリズムはノーベル賞を受賞した理論
- 分配金はリバランスにより再投資される
- 1年間運用手数料は無料(2020年4月30日まで)
デメリット
- FOLIO(フォリオ)のおまかせ投資と並行利用はできない
- 運用プランを選ぶことはできない
すでに投資をしている方にはちょっと物足りない部分もあるかもしれませんが、専門用語などは極力排除していて、直感的にわかりやすくなっているので、これから資産運用を始めてみたい方は検討してみてください。
500円から全世界に分散投資ができるワンコイン投資
もちろん口座開設・維持費用は無料です。
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