FXはシステムトレードが進んでいていろんなシステムにより自動売買のサービスがあります。
トラリピもFXの自動売買システムですが、他の自動売買システムと異なり、相場の値動きを予測する必要がないので初心者の方でも簡単にFXで利益を上げることができるようになってます。
そんなトラリピのメリット・デメリットについて解説したいと思います。
参考 トラリピの仕組みについては下記も参考にしてみてください。
⇒ FXでこつこつ利益を積み重ねて長期資産運用!トラリピの仕組みとは?
トラリピのメリットは?
ほったらかし投資でも収益チャンスを逃さずに済む
FX取引でトラリピを利用すると、ほったらかし投資でも収益チャンスを逃さないというメリットがあります。
最初に複数の新規や決済の注文を一括で行い、成立した後は自動的に注文を繰り返してくれるので待つだけで良いのです。
景気が良くても悪くてものんびりと時間をかけて資産運用を図れるほったらかし投資は注目を集めており、仕事やプライベートで忙しい現代人に適しています。
基本的には一度積立の設定をして長期間に渡る資産運用を行う投資信託は現代人にピッタリの方法だと言われていますが、トラリピによるFX取引でも同じようなメリットが得られるのです。
- トラリピをチェックするのは週末の5分間程度
- 平日はチャートもレートも全く見なくて良い
- 働いている間も寝ている間も利益を積み上げてくれる
このような口コミの意見が出回っており、「果報を寝て待つFX」と言われている大きな理由なのではないでしょうか。
他の自動売買システムと異なり相場予測が不必要
FXの代表的な自動売買ツールとしてメタトレーダーやミラートレーダーが挙げられます。
メタトレーダー | ロシアのMetaQuotes社が開発した無料ソフトで、 将来の値動きを予想するテクニカル指標の種類が多い。 |
ミラートレーダー | 自動売買プログラムのストラテジーを使って プロによるFXトレードを真似できる。 |
これらのツールとは異なり、マネースクウェア・ジャパンのトラリピは相場の値動きを当てる必要がありません。
相場の動きを予想する必要がないため、7割以上のユーザーが実質損益がプラスという結果を残しています。
口座開設後に見れるコンテンツが充実
マネースクウェア・ジャパンは、後述するように手数料が他社と比較するとかなり高コストなのですが、その分投資教育にはかなり力を入れています。
口座開設前でも「M2TV」などで無料でマーケット情報やトラリピの使い方を動画で解説していますし、セミナーもすべてではないですが、口座開設前でも参加することが可能です。
口座開設後は、セミナーはすべて参加できるほか、初心者の方でも簡単にトラリピのリスクの計算ができる「らくトラ運用試算表」というツールが利用できますので、ポジションの平均価格やロスカットとなるレートを簡単に確認することができます。
基本的な使い方に関しても動画でしっかりとサポートしてくれるので、まずはマネースクウェア・ジャパンの公式サイトで詳細を確認してみてください。
口座開設・維持費は無料です。
>> マネースクエア(公式サイト)
トラリピのデメリットは?
トータルコスト(取引手数料、スプレッド)が高い
トラリピではトータルコスト(取引手数料、スプレッド)が高いというデメリットがあります。
最近のFX会社では取引手数料が無料で、スプレッドも米ドル円だと0.3銭といったところが主流ですが、トラリピでは、米ドル円だと手数料が1万通貨未満だと1,000通貨あたり50円、スプレッドは4銭なので、片道で9銭もの手数料がかかってしまいます。
ただ、トラリピというほったらかしで365日24時間自動売買で利益を積み重ねてくれるシステムを利用できるので、システムの利用料と考えれば致し方ないところはありますね。
レンジ相場で威力を発揮するのでトレンド相場には向かない
トラリピはレンジ相場で威力を発揮する代わりに、トレンド相場には向かないという特徴があります。
レンジ相場⇒一定の範囲内で上がったり下がったりを繰り返している
トレンド相場⇒上昇トレンドや下降トレンドなど一定方向に動いている
トレンド相場も長期間で見てみればレンジ相場の一種なので、全く異なるわけではありませんが、トラリピは細かい利益を拾う売買となり、トレンド相場での逆張りはリスクが大きいので注意が必要です。
一方的に下げるだけならば最初から売りで臨んだ方が良いですし、トラリピの機能やメリットを活かせないシチュエーションはあります。
自動売買ツールのおかげで小まめにチャートを見る必要はなくても、FX取引で資産運用を図るに当たって相場の動きを知ったり見分け方を把握したりするのは大事です。
基本的に損切りの概念がない
FX取引を行う上で考えなければならないのが損切り(ロスカット)で、含み損が生じている投資商品を一定の段階で見切って損失額を確定することを指します。
どの程度まで損失を許すのかロスカットを設定することで負けを最小限に食い止められ、リスク管理に対する意識を持つことがFXで勝つために必須です。
しかし、トラリピの場合は基本的に損切りの概念が存在しません。
- 底で買って天井で売る手法ではなく細かく利益を拾っていく
- チャートが一定方向で動くトレンド相場には向いていない
- 保有株が下がった時に買い増して平均取得価格を下げるナンピン買いよりもリスクは低い
このような特徴がトラリピにはあり、想定する相場とは逆に値動いても小まめに利確して強制ロスカットを避けます。
仮に相場が下落して20%程度の含み損を抱えてしまっても、平均してコツコツと稼いでいればトータルではプラスとなります。
それでも、運用開始直後は利益が出ておらず、資金的にも精神的にも不安になってトラリピをやめてしまうケースがあるようです。
トラリピでの実際の利益率ってどのくらい?
(引用元:マネースクウェア・ジャパンのHPより)
上記資料の検証期間は2014年9月1日~2015年8月31日の約1年運用した時の成績となります。
これを見ると、豪ドル円でも約17%、トルコリラ円では29%と好成績だったようです。
トラリピは昔から20~30%程度の利益率と言われていたので、そのくらいの成績が出せる仕組みであると言えます。
ただ、気を付けないといけないのは、検証終了時点でどのくらいの含み損を抱えていたかということと、維持率が100%を割りこまないために必要だった最低金額の資金で算出しているとのことなので、実際の利益率はより下がることになります。
トラリピは設定した範囲内にレートがある場合には、必ずポジションを持っているはずなのでその場合含み損があるはずなので、本来は検証終了時点の含み損を考慮する必要があります。
また、資金はいくらで運用していたかによっても数値が変わり、検証期間中10万円稼げたとしても50万円の資金だと利益率20%ですが、100万円の資金だったら利益率10%と当初資金によって利益率は大きく変更しますので注意が必要ですので、この数値だけをうのみにしないでください。
それでも、2015年1年間での実際に運用していた方の利益率ベスト10を見ると、
みなさん100%を超える利益率となっています。
1位の方は1年で資産を11倍にも増やすといった驚きの成績を残されたようですので、設定次第では大きく資産を伸ばせる可能性がある投資手法であると言えます。
まとめ
FXで長期資産運用向けでほったらかし投資ができるトラリピですが、下記のようなメリット・デメリットがあります。
【メリット】
- ほったらかし投資でも収益チャンスを逃さずに済む
- 他の自動売買システムと異なり相場予測が不必要
- 口座開設後に見れるコンテンツが充実
【デメリット】
- トータルコスト(取引手数料、スプレッド)が高い
- レンジ相場で威力を発揮するのでトレンド相場には向かない
- 基本的に損切りの概念がない
また、利益率は資金をロスカットされないぎりぎりで運用すると20~30%の利益率になりそうですが、実際にはそこまでぎりぎりで運用することはないので利益率はより悪くなるでしょう。
ただ、設定次第ではたった1年間で資産を11倍にも増やすことも可能な夢のあるシステムであるとも言えます。
ただ、いきなり複雑な設定とするよりはどんな感じでお金が積みあがっていくのか実際に設定してみて慣れていくことが重要ですので最初から資産を倍にするぞ!みたいに思わずこつこつと続けることが重要です。
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