外貨預金の金利は高い?おすすめ通貨は米ドル、豪ドル、南アフリカランド?

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三大メガバンクやゆうちょ銀行の普通預金金利が0.001%と低金利の中で、外貨預金はメガバンクでも米ドルであれば0.2%と200倍もの金利の差があります。

一見すると非常に高い金利となっている外貨預金で、さらにキャンペーンで更なる高金利となっていますが、本当に外貨預金の金利は高いのか、投資するとしたらどの通貨に投資すべきでしょうか?

普通預金の金利は過去最低!

日銀のマイナス金利の導入決定後、三大メガバンク、ゆうちょ銀行と大手銀行はすべて普通預金金利を0.02%から過去最低に並ぶ0.001%まで引き下げています。

普通預金金利0.001%とは100万円を1年預けると利息は10円というレベルです。

元本保証で安心感はありますが、三大メガバンクやゆうちょ銀行に預けておいてもお金は全く増えない状況となっているので、少しでも金利のいいところに預けたいところです。

外貨預金や外貨定期預金の金利は高い?

銀行ではよく外貨預金や外貨定期預金のキャンペーンをやっていて、国内ではありえないほどの金利が提示されているので気になってる方も多いのでは?

ただ、そもそも銀行での外貨預金は下記の4つのポイントからおすすめできる金融商品ではありません。

  • 元本保証ではない(円ベースでは)
  • 為替手数料が高い
  • 金利も金融機関に取られている
  • ペイオフの対象ではない

参考 外貨預金をおすすめできない4つのポイント!高金利に騙されるな!

外貨預金は預金という名前がついてるので勘違いされやすいですが、外貨ベースでは元本保証ですが、円ベースでは元本は保証されていませんし、ペイオフの対象外です。

銀行の外貨預金や外貨定期預金では、為替手数料は高いですし金利も抑えられています。

外貨預金や外貨定期預金のキャンペーンはお得なの?

銀行では外貨預金や外貨定期預金のキャンペーンとして、非常に高い金利となっていたり、為替手数料を割り引くなどを行っています。

高い金利となっているものは、適用金利が短いものが多く、その期間が終わると通常の外貨普通預金や定期預金の金利に戻るのでお得感はなく、非常に高い為替手数料を取られるので、為替の状況によってはマイナスとなる可能性があります。

例えば、1米ドル円100円の時に100万円投資するとして、キャンペーンで3ヶ月で年3%の金利となっているとすると、1万米ドルを運用することとなりますが、為替レートの変動がないとした場合トータルの損益は下記の様になります。

【利益】

1万米ドル × 3% × 3ヶ月 = 75米ドル(=7,500円) ー 税金 = 約5,976円

【為替手数料】(三菱UFJ銀行の場合)

(日本円から外貨)1万米ドル × 25銭 = 2,500円
(外貨から日本円)10,300米ドル(利息込み) × 25銭 = 2,575円

【トータルの損益】

5,976円 ー (2,500円+2,575円) = 901円(年換算0.36%)

キャンペーンで高金利となっていても、為替変動がない場合はほとんど利益は見込めず、円安に推移してくれないと利益を得られることはできません。

また、為替手数料を割り引くキャンペーンも、預入時の手数料は割引が行われますが、預け入れた外貨を日本円に戻す時には通常の為替手数料が取られるので、トータルコストで考えると結局高い手数料を支払うこととなります。

外貨預金や外貨定期預金のキャンペーンは一見お得に見えますが、得られる利益と日本円から外貨、外貨から日本円にするときに為替手数料が結局どのくらいになるのかを差し引いたトータルリターンを算出して、本当にお得なのかを確認する必要があります。

外貨の高金利を得るのはFXの方がお得

外貨の高金利を享受できる方法としては、FXを利用して外貨に投資するほうがお得でFXではレバレッジ1倍で取引することによって外貨預金と同じリスクで取引することができます。

参考 外貨預金・外貨MMF・FXを8つのポイントで比較!結局どれがおすすめ?

FXは怖いと思ってる方もいるかもしれませんが、FXの最大の特徴であるレバレッジは預けているお金の25倍までの取引ができるので、レバレッジを上げれば上げるほどハイリスクとなりギャンブル的な取引ができるのですが、レバレッジを低くすればそれだけリスクを減らすことができます。

参考 FXのレバレッジって?1倍でも借金することはあるの?

しかも、FXを利用すれば為替手数料は銀行の約1/100で取引ができますし、金利も約4倍となります。

参考 外貨預金で金利が一番いいのは?金利だけでなく手数料も比較!

FXもペイオフ対象ではありませんが、信託保全によってもしFX会社が破たんしても投資家の資産は全額保護されることになっています。

デメリットといえば、外貨ベースでも元本は保証されていませんが、外貨預金でも結局円高となれば元本は保証されませんので、リスクは同じということになります。

また、一括投資ではなくドルコスト平均法により積立てれば、リスクを軽減させることができるので下記も参考にしてみてください。

参考 FXのドルコスト平均法は有効?長期資産運用は可能か?

ドルコスト平均法でFXでも外貨預金のように自動で積立投資ができる「積立FX」というサービスがあるので、こちらを利用すると利便性は上がります。

参考 外貨預金に代わるおすすめサービス!積立FXとはどんな機能?

おすすめの通貨は米ドル?豪ドル?

では、外貨の高金利を得たい場合どの通貨に投資するのがいいでしょうか?

取引できるメジャー通貨と高金利通貨は下記のような通貨が投資対象になります。

  • 米ドル
  • ユーロ
  • 英ポンド
  • カナダドル
  • 豪ドル(オーストラリアドル)
  • NZドル(ニュージーランドドル)
  • 南アフリカランド
  • トルコリラ

それぞれどんな特徴があるか見ていきましょう。

米ドル

  • 政策金利:2.00%(2018年8月)
  • 国債格付け:Aaa(ムーディーズ)、AA+(S&P)、AAA(フィッチ)
  • GDP:世界第1位です。

世界の基軸通貨として流動性が高いため、他の通貨と比べて急変が起きにくい通貨で、外貨投資では人気が高い通貨で、金利が上昇傾向にあるため中長期の投資にも向いている通貨です。

参考 米ドル円のスワップ狙いの積立投資ってどう?利回りはどのくらい?

ユーロ

  • 政策金利:0.00%(2018年8月)

世界の通貨の流通量はドルに続く第2位ですが、政策金利が低くEU加盟国の信用不安が解消されず、政治的な統一がまだなされていないこともあり長期的な投資には向かないです。

ただ、対円で考えると円安・円高がはっきりしているので、為替差益狙いのデイトレードやスイングトレードなどでは売買しやすいと言われています。

英ポンド

  • 政策金利:0.75%(2018年8月)
  • 国債格付け:Aa2(ムーディーズ)、AA(S&P、フィッチ)
  • GDP:世界第5位

ユーロと比べて流通量が少ないことから値動きが激しく、長期投資よりは短期投資(スキャルピングやデイトレード)で人気が高い通貨で為替差益狙いの対象になりやすい通貨です。

金利も低いですし、長期投資でスワップポイント狙いの通貨としてはあまり適してはいません。

カナダドル

  • 政策金利:1.50%(2018年8月)
  • 国債格付け:Aaa(ムーディーズ)、AAA(S&P、フィッチ)
  • GDP:世界第10位

カナダは、米国の隣国の国でG7(主要先進7ヵ国)の一員として世界でも政治的にも経済的にも安定した国と言われています。

また、世界第二位の広大な国土を有し、世界有数の資源国としての魅力も持ち合わせているカナダは、利上げサイクルに突入し投資対象としての魅力が徐々に出てきている通貨です。

地理的に米国の隣国ということもあり、経済的にもつながりが強く、米国経済の影響を受けやすい特徴があります。

参考 カナダドルの金利が上昇局面に突入したが今後の見通しは?スワップポイント狙いがいい?

豪ドル(オーストラリアドル)

  • 政策金利:1.50%(2018年8月)
  • 国債格付け:Aaa(ムーディーズ)、AAA(S&P、フィッチ)
  • GDP:世界第13位

高金利追加として人気が高い豪ドルですが、最近は政策金利が過去と比較すると低いレベルで横這いとなっています。

資源通貨とも呼ばれ、鉄鉱石、石炭、原油などの鉱物資源が豊富で、鉱物・エネルギーの価格変動に影響を受けやすい通貨で、中国との貿易が盛んなため中国の景気にも影響を受けます。

参考 豪ドル円のスワップ狙いの積立投資ってどう?金利が低下しうまみがない?

NZドル(ニュージーランドドル)

  • 政策金利:1.75%(2018年8月)
  • 国債格付け:Aaa(ムーディーズ)、AA(S&P、フィッチ)
  • GDP:世界第52位

豪ドルと同じく高金利の代表格でしたが、豪ドル同様に政策金利は低いレベルで横這いとなっています。

NZドル円は豪ドル円と似たような値動きをするケースも多いですが、オーストラリアとは違って農業国のニュージーランドでは、食糧価格に連動する傾向が見られます。

南アフリカランド

  • 政策金利:6.50%(2018年8月)
  • 国債格付け:Baa3(ムーディーズ)、BB(S&P)、BB+(フィッチ)
  • GDP:世界第33位

新興国である南アフリカは高金利通貨として人気が高い通貨ですが、国債格付けではムーディーズではぎりぎり投資適格級となっていますが、S&Pやフィッチでで投資不適格級となっています。

また、流通量が少ないため変動率が高く、政治、経済ともに不安定なため、取引するにはリスクが高い通貨だということは認識しておく必要があります。

参考 南アフリカランド円のスワップ投資を安全運用した時の利回りは?

トルコリラ

  • 政策金利:17.75%(2018年8月)
  • 国債格付け:Ba2(ムーディーズ)、BBー(S&P)、BB(フィッチ)
  • GDP:世界第17位

政策金利が頭一つ抜けて高く、高金利通貨として人気が高い通貨ですが、国債格付けでは大手3社で投資不適格級となっています。

南アフリカランド同様に流通量が少ないため変動率が高く、高いインフレ率など経済、地政学面でのリスクが高い通貨で、通貨下落が止まらず、外貨投資初心者の方は避けておくのが無難です。

参考 トルコリラのスワップ金利は高いけど投資して大丈夫?今後の見通しは?

おすすめの通貨は?

中長期の視点で投資すると考えると、比較的安定的な値動きが期待できる取引量が多い通貨で、低金利の日本円を売って高金利の通貨を買うのがおすすめです。

取引量が多い通貨は、市場参加者が多く、1つの市場参加者だけでは値を大きく動かすことは難しいため、比較的安定的な値動きをし易いです。

世界で取引量が多い通貨のTOP10、および各国の政策金利は下記の様になっています。

通貨 割合 政策金利
米ドル 87.6% 2.0%
ユーロ 31.4% 0.0%
日本円 21.6% 0.1%
英ポンド 12.8% 0.75%
オーストラリアドル 6.9% 1.50%
カナダドル 5.1% 1.50%
スイスフラン 4.8% ー1.25%
中国元 4.0% 4.35%
スウェーデン・クローナ 2.2% ー0.5%
ニュージーランドドル 2.1% 1.75%

※割合は2016年国際決済銀行(BIS)より
※割合の合計は200%をベースに算出
※政策金利は2018年8月時点比較的高く

米ドルは世界の基軸通貨となっているだけあり取引量が多く、政策金利も比較的高く金利も上昇局面となっていて、国債の格付けも高いのでおすすめです。

次に国債の格付けが高い、オーストラリアやカナダ、ニュージーランドあたりが政策金利も先進国の中では高いのでおすすめですが、オーストラリアとニュージーランドの政策金利は横ばい傾向となっているので、カナダという選択肢も面白いかもしれません。

また、南アフリカやトルコのような高金利通貨に投資したくなるところですが、為替レートはかなり激しく動きますので、初心者の方は手を出さない方が無難です。

まとめ

三大メガバンクやゆうちょ銀行の普通預金金利が0.001%と低金利の中で、利回りが高い外貨への投資は魅力があるように思えます。

外貨に投資するのにおすすめな通貨は、中長期の視点で投資すると考えると、比較的安定的な値動きが期待できる取引量が多い通貨で、低金利の日本円を売って高金利の通貨を買うのがおすすめです。

その中でも特に基軸通貨である米ドルは、為替レートは比較的安定的な値動きをし、政策金利が上昇傾向にあるためおすすめです。

次に国債の格付けが高い、オーストラリアやカナダ、ニュージーランドあたりが政策金利も先進国の中では高いのでおすすめですが、オーストラリアとニュージーランドの政策金利は横ばい傾向となっているので、カナダという選択肢も面白いかもしれません。

ただ、銀行で扱っている外貨預金や外貨定期預金は投資家にとって不利な条件で取引をすることになりますので、外貨投資を行うなら外貨預金とリスクがほとんど変わらないレバレッジ1倍でFXを利用した外貨投資をおすすめします

また、レバレッジ1倍でFXでも外貨預金のように自動積立ができるサービスが登場しましたので、こちらを利用すると利便性は上がります。

参考 外貨預金に代わるおすすめサービス!積立FXとはどんな機能?

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  • 三大メガバンクに預けても0.001%の中、米ドル円なら約2%の金利
  • 労働人口が減少している日本では円を持っていること自体リスクとなりえる
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