ネット証券大手のマネックス証券は、FXのサービスとしてマネックスFXとFX PLUSという2つを展開していて、どっちがいいか迷ってしまいますね。
それぞれのサービスの違いや特徴などについて確認し、FXをるすならどちらがお得なのかサービス内容について確認してみました。
マネックスFXとFX PLUSの違いとは?
「マネックスFX」は、以前は別のFX会社だったのをマネックス証券が子会社とし、現在はマネックス証券のFX部門の一つとなっていて、「FX PLUS」とともにマネックス証券のサービスとなります。
マネックス証券は、東証一部上場のマネックスグループの中核となる証券会社で信頼性が高い会社です。
参考 マネックス証券に口座開設するメリット、デメリットは?IPOやるなら必須!
そんなマネックス証券が展開する「マネックスFX」と「FX PLUS」の違いを確認してみたいと思います。
- 口座開設
- 取り扱い通貨ペア
- 取引単位
- スプレッド(取引手数料)
- スワップポイント
- レバレッジ・ロスカット
口座開設
「マネックスFX」はもともとはマネックス証券とは別の会社ということもあり、専用の口座開設が必要となります。
「FX PLUS」はマネックス証券の証券総合口座の一部という扱いとなり、資金移動などは、証券総合口座からほぼリアルタイムに振替できるので、株や投資信託などをやってる方は利便性は高いです。
取り扱い通貨ペア
両サービスとも取り扱い通貨ペアは16種類で以下の通貨ペアを取引することができます。
カナダドル/円、香港ドル/円、シンガポールドル/円、南アフリカランド/円、
トルコリラ/円、中国元(オフショア)/円、メキシコペソ/円、
ユーロ/米ドル、英ポンド/米ドル、豪ドル/米ドル
他のFX会社と比較するとちょっと数は少ないですが、主要な通貨ペアや高金利通貨であるトルコリラ円や南アフリカランド円、メキシコペソ円の取引も行えます。
取引単位
両サービスともに1,000通貨から取引ができるので、FXを少額から試してみたい方にも向いています。
為替レート自体が低い南アフリカランド円やメキシコペソ円ならレバレッジ1倍でも1万円以下から取引することが可能です。
より少額から取引したい場合は、メキシコペソ円は取り扱ってませんが、1通貨から取引ができるSBIFXトレードがおすすめです。
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もちろん口座開設・維持費は無料ですのでこの機会にぜひ試してみてください。
スプレッド(取引手数料)
「FX PLUS」「マネックスFX」ともに口座開設・維持費・取引手数料がすべて無料なので実質的な取引コストはスプレッドのみとなります。
両サービスの主要通貨のスプレッドは下記の様になります。
FX PLUS | マネックスFX (10,000通貨まで) | マネックスFX (11,000通貨以上1,000,000通貨) | |
米ドル/円 | 0.2銭 | 0.2銭 | 0.3銭 |
ユーロ/円 | 0.5銭 | 0.4銭 | 0.5銭 |
豪ドル/円 | 0.6銭 | 0.5銭 | 0.6銭 |
NZドル/円 | 1.5銭 | 1.0銭 | 1.5銭 |
英ポンド/円 | 1.3銭 | 0.9銭 | 1.3銭 |
南アフリカランド/円 | 2.0銭 | 1.0銭 | 2.0銭 |
トルコリラ/円 | 2.7銭 | 1.9銭 | 2.7銭 |
メキシコペソ/円 | 0.6銭 | 0.4銭 | 0.6銭 |
ユーロ/米ドル | 0.4pips | 0.3pips | 0.4pips |
※FX PLUSは原則固定(例外あり)
※マネックスFXは固定ではない
10,000通貨までであればマネックスFXの方がほとんどの通貨ペアでスプレッドが狭いので、10,000通貨以下の取引であればマネックスFXの方が低コストです。
ただ、スプレッドに関して、「マネックスFX」「FX PLUS」ともにスプレッド配信率が95%以上とのことなので、「マネックスFX」のスプレッドは狭いですが、他のFX会社と比較するとスプレッド配信率は低く、スプレッドが広がっている時間帯が長い可能性があり、必ずしも低コストとは言えない場面もあります。
参考 FX会社のスプレッドを比較!狭いだけでは低コストと言えない理由とは?
スワップポイント
両サービスともにポジションが未決済の状態でも、スワップポイントで新規にポジションを建てることができ、ポジションが未決済であればスワップポイントに課税されないため、スワップポイント狙いの長期投資するのに適しています。
参考 FXのスワップポイントとは?2国間の金利差を低リスクで日々もらうには?
両サービスの主要通貨のスワップポイントは下記の様になります。(2018年10月調査時点)
FX PLUS | マネックスFX | |
米ドル/円 | 28円 | 33円 |
ユーロ/円 | 0円 | ー25円 |
豪ドル/円 | 8円 | 11円 |
NZドル/円 | 4円 | 5円 |
トルコリラ/円 | 78円 | 77円 |
南アフリカランド/円 | 10円 | 11円 |
メキシコペソ/円 | 8円 | ー円 |
基本的にはどの通貨ペアのスワップポイントもマネックスFXの方が高くなっていますが、一部トルコリラ円などはFX PLUSの方がスワップポイントが高くなっています。
参考 他社のスワップポイントの比較については下記も参考にしてみてください。
⇒ 米ドル円のスワップポイント比較ランキング!スプレッドも比較!
⇒ 豪ドル円のスワップポイント比較ランキング!スプレッドも比較!
⇒ NZドル円のスワップポイントとスプレッドの比較ランキング!おすすめのFX会社は?
⇒ 南アフリカランド円のスワップポイント比較ランキング!おすすめのFX会社は?
⇒ トルコリラ円のスワップポイント比較ランキング!おすすめのFX会社は?
⇒ メキシコペソ円のスワップポイント比較ランキング!スプレッドも比較!
レバレッジ・ロスカット
「マネックスFX」はレバレッジを変更することが可能で、1倍、2倍、5倍、10倍、25倍に変更することが可能です。
レバレッジを変更すれば、気づかないうちにレバレッジが高い取引をしていたといったことを防ぐことができます。
また、両サービスともロスカットレベルを変更することができるので、取引手法によってロスカットレベルを上げたいや下げたいなどにも対応することができます。
参考 FXの強制ロスカットとは?計算方法や証拠金維持率・レバレッジとの関係は?
マネックスFXでは、レバレッジ10倍以下では30%、40%、50%、60%、70%、100%、レバレッジ25倍以上では50%、60%、70%、100%に任意で変更可能です。
FX PLUSでは、50%、60%、70%、100%に変更可能となっています。
各サービスの独自サービス
マネックスFX
マネックスFXは、もともとのシステムがFX専業会社ということもあり、取引ツールは定評があり、各通貨ペアでの売買の割合や取引高が多い通貨ペアの情報なども参照することができます。
(引用元:マネックスFX)
FX PLUS
FX PLUSでは「オートレール」という独自の自動発注機能を提供しています。
「オートレール」は、トレール注文を連続・反復させるだけの簡単な注文方式で、こまめに損切りをしてリスクを最低限に抑えながらトレールで大きく利益を伸ばす「損小利大」の取引をすることが可能となっています。
トレール注文は、下記の「トレール価格の動き」のように、損切りする注文のレートが実際の為替レートが上がれば追従していき、為替レートが下がれば固定され、固定されたレートまで実際の為替レートが下落した時に決済する注文方法です。
(引用元:FXPLUS)
このトレール注文を連続・反復して注文ができる機能が「オートレール」となります。
FXの自動売買といえばトラリピが有名ですが、こつこつ利益を積み重ねる手法ではなく、トレールを利用して損小利大の取引を狙うこととなり、上昇相場・下降相場・レンジ相場を最初に設定するので、長期でほったらかしというよりはある程度相場を見て、その相場にあった設定にする必要があります。(ただ開発時の1年間のテストでは上昇相場設定で実際には下降相場になってしまったようですが、利益がちゃんと出たようです)
参考 FXでこつこつ利益を積み重ねて長期資産運用!トラリピの仕組みとは?
また、FX PLUSのストリーミング注文ではスリッページが一切ないとのことなので、もともとスプレッドも広めなのでこれ以上コストがかからないことはいいことです。
米ドル円が100円の時に注文したはずなのに、100円1銭などで約定すると1銭分損をすることとなるので、スリッページが発生しにくい方が投資家にとって有利となります。
参考 FX PLUSの詳細は下記の公式サイトを確認してみてください。
>> FXPLUS(公式サイト)
まとめ
ネット証券大手のマネックス証券では、マネックスFXとFX PLUSという2つのFXサービスを展開しています。
比較的似たようなサービスのように見えますが、「マネックスFX」の方が10,000通貨以下のトレードであればスプレッドは有利で、スキャルピングやデイトレードなどの短期売買を行いたい方にに向いていて、「FX PLUS」は株や投資信託との管理を容易にしたい、オートレールのような自動売買を行いたい方に向いています。
ただ、スプレッドに関して、「マネックスFX」「FX PLUS」ともにスプレッド配信率が95%以上との表記しかなく、「マネックスFX」のスプレッドは狭いですが、他のFX会社と比較するとスプレッド配信率は低く、スプレッドが広がっている時間帯が長い可能性があり、必ずしも低コストとは言えない場面もあります。
例えばネット証券No1のSBI証券のグループ会社でFX専業のSBIFXトレードなら1万通貨以下なら100%のスプレッド配信率となっているので、安心して低コストでトレードすることができます。
スワップポイントは多くの通貨ペアで「FX PLUS」の方が高くなっています。
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もちろん口座開設・維持費は無料です。
>> マネックスFX(公式サイト)
株や投資信託なども取引し、FXの自動売買をしたいならFX PLUS!
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スプレッドが安定していて、1通貨からと低コストで取引するならSBIFXトレード
一部の通貨ペアではマネックスFXの方がスプレッドは狭いですが、スプレッド配信率が1万通貨以下なら100%と安心して低コストでトレードすることができます。
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参考 積立FXについては下記も参考にしてみてください。
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