外為オンラインでは、iサイクル注文というFXの自動売買のサービスを提供していて、簡単な設定で24時間自動で注文を繰り返してくれます。
相場の上昇下落に追従してくれたりトレンド転換を見極めて、自動的に売りと買いを判断する機能などがありますが、実際どんな内容なのか確認してみました。
iサイクル注文とは?
外為オンラインの「iサイクル注文」とは、FXの自動売買の仕組みで設定したルール通りに24時間自動で売買を繰り返してくれ、相場の上昇下落に合わせて自動追従してくれます。
自動で注文を繰り返してくれるリピート系発注機能のデメリットとして、想定した変動幅(レンジ幅)を為替レートが外れてしまった場合、注文が発注されなくなるため利益を積み上げることができなくなってしまいます。
そのため再設定する必要がありますが、相場の上昇・下落の両方に追従してくれるのでその手間が必要なくなります。
トレンド機能
相場に追従してくれるだけでなく、トレンド機能というシステムがトレンドを見極めて、自動的に売りと買いを判断してくれる機能もあります。(トレンド機能を使わないこともできます)
トレンドの切り替えとして指定できるのは、テクニカル指標(移動平均、MACD)と足種(1時間足、4時間足、12時間足、日足、週足、月足)を自由に組み合わせることができます。
トレンド転換が発生すると、保有しているポジションをすべて成行注文で決済し、約定していない指値注文はすべて取り消されることになります。
1時間足の様に短い足だとトレンドの切り替えが多く発生し、保有ポジションが損切りされることが多くなり、逆に月足の様に長い足だとトレンドの切り替えが遅くなるので、日足を中心に4時間足~週足くらいまでで調整してみるといいと思います。
外為オンラインではデモ口座も無料で利用できるので、設定をいろいろ試してみることができます。
>> 外為オンライン(公式サイト)
注文方法
iサイクル注文では下記の3つの注文方法からiサイクルを始めることができます。
- ランキング方式
- マトリクス方式
- ボラティリティ方式
ランキング方式
ランキング方式では、シミュレーションにて高い利益を獲得している注文内容をランキング形式でリストアップしてくれるので、資金や好みに応じて注文内容を選択するだけで、自動売買を開始することができます。
「現資金で可能な分のみ」というチェックボックスにチェックをすれば、預けている証拠金で取引が可能な注文内容のみ表示されるようになります。
マトリクス方式
マトリクス方式では、想定変動幅と注文間隔を指定して注文する方式で、該当の設定で過去のシュミレーションによる値を確認することができます。
預けている証拠金で注文ができるパターンは、青いマスで表示されていて、それをクリックすることで取引を介することができます。
また、下記のボタンが用意されていて、それをクリックすることによって上記のマスの値が変わるので、どのような設定の時にどのような値となっていたかを確認することができます。
ボラティリティ方式
ボラティリティ方式では、売り・買い・トレンドの選択、過去の変動幅(値動き)、対象資産の3つを設定をすると、注文間隔や想定変動幅を自動計算してくれ取引することができます。
必要な資金
必要な資金の目安は、「1ポジションに必要な資金×最大ポジション数」の資金が必要となります。
想定変動幅が狭いと、為替相場が不利なレートに動いた場合には損切りされやすく、逆に広い場合は損切りされにくくなりますが必要な資金は大きくなります。
注文間隔が小さければ、それだけ注文数が多くなるので利益となるチャンスが多いですが、ポジションが多くなるため為替相場が不利なレートに動いた場合に損失が大きくなるリスクが高まり、注文間隔が大きければ利益のチャンスは減りますが損失が大きくなるリスクは小さくなります。
ランキング方式やマトリクス方式では、預けている証拠金で取引が可能な注文設定が一目でわかるので、それを目安とするとわかりやすいです。
通貨ペア
取引できる通貨ペアは下記のとおりです。
米ドル/円 ユーロ/円 英ポンド/円 豪ドル/円 NZドル/円 カナダドル/円 スイスフラン/円 南アフリカランド/円 | ユーロ/豪ドル ユーロ/カナダドル ユーロ/スイスフラン ユーロ/英ポンド ユーロ/NZドル ユーロ/米ドル NZドル/米ドル 米ドル/カナダドル | 英ポンド/豪ドル 英ポンド/スイスフラン 英ポンド/NZドル 英ポンド/米ドル 豪ドル/スイスフラン 豪ドル/NZドル 豪ドル/米ドル 米ドル/スイスフラン |
ただし、「ランキング方式」「マトリクス方式」では下記の通貨ペアのみ指定することができます。
- 米ドル/円
- ユーロ/円
- 英ポンド/円
- 豪ドル/円
- NZドル/円
- ユーロ/米ドル
最低取引数量
外為オンラインでは4つのコースを選択することができますが、L25R・L25コースでは1万通貨から、L25Rmini・L25miniでは1千通貨から取引することができます。(南アフリカランド/円のみ、L25・L25Rコースは、10万通貨単位、L25mini・L25Rminiコースは、1万通貨単位の取引)
その他コースの違いはロスカットの値や証拠金判定の違いがあります。
取引コスト
口座開設・維持費は無料なので、取引コストはスプレッドと取引手数料となり、主要通貨の取引コストは下記の様になっています。
通貨ペア | スプレッド | 取引手数料(税込) | 取引コスト(往復) |
米ドル/円 | 1銭 | 20円 | 50円 |
ユーロ/円 | 2銭 | 20円 | 60円 |
英ポンド/円 | 3銭 | 20円 | 70円 |
豪ドル/円 | 3銭 | 20円 | 70円 |
NZドル/円 | 6銭 | 20円 | 100円 |
ユーロ/米ドル | 1銭 | 20円 | 50円 |
※1千通貨あたり(南アフリカランド/円は1万通貨)
自動売買ということで取引手数料がかかってしまうのでコストがかかってしまいますが、口座開設から90日間は往復の取引手数料は無料です。
>> 外為オンライン(公式サイト)
iサイクル注文で儲かるのか?
外為オンラインでは「iサイクル研究室」で下記の条件で決済損益のランキングを公開しています。
参考 外為オンライン「iサイクル研究室」
- 想定変動幅:1,000pips(10円)
- 注文間隔:20pips
- 2015年11月16日からデモ口座で運用した決済損益の高い上位5つ
※2017年11月17日時点
1位の「ユーロ/米ドル」買いで運用していた場合、必要資金は51万円で約2年で21万5千円の利益を上げているので、年率21%程度の利益が出ていたことになります。
決算損益の推移は下記の様になっていて、一時大きく利益を鰓しましたがその後は再度順調に利益を積み重ねています。
ただ、「ユーロ/米ドル」買いの場合、スワップポイントは―6円(1千通貨、2017年11月27日)となっていますのでマイナススワップが気になるなら、「NZドル/円」「豪ドル/円」買いならプラスのスワップポイントなので、ポジションを持ちっぱなしでもスワップポイントが積みあがってくれます。
まとめ
外為オンラインでは、iサイクル注文というFXの自動売買のサービスを提供していて、簡単な設定で24時間自動で注文を繰り返してくれます。
「iサイクル注文」以外にも「サイクル注文」という自動売買もできますが、違いとしては下記の様に変動幅を相場に応じて追従させるのか固定とするのかといった違いがあります。
iサイクル注文の場合は、トレンド機能というシステムがトレンドを見極めて、自動的に売りと買いを判断してくれる機能もありますが、トレンド転換が発生すると、保有しているポジションをすべて成行注文で決済してしまうので、トレンド転換が頻繁に起こるようだと損切りが多くなりあまり利益を上げられないといったことも想定されます。
そのため、特にトレンド機能を使う場合は事前にデモ口座や、「ランキング方式」「マトリクス方式」で過去のシミュレーション結果などを確認しましょう。
iサイクル注文は取引コストは若干高めですが、「ランキング方式」「マトリクス方式」なら初心者の方でも簡単に始められますし、「ボラティリティ方式」では3つ設定をすればシステムが自動計算し、最適な注文方法を提示してくれるので便利です。
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