上場インデックスファンド米国株式(S&P500)(1547)は、米国株式市場の代表的なインデックスであるS&P500への連動を目指す国内ETFです。
過去右肩上がりで成長し続けているS&P500にこれ一本で投資ができる数少ない国内ETFの一つですが、どのような内容のETFなのか確認してみました。
目次
上場インデックスファンド米国株式(S&P500)(1547)の特徴
投資対象
上場インデックスファンド米国株式(S&P500)(1547)は、米国株式市場の代表的なインデックスであるS&P500への連動を目指す国内ETFです。
「S&P500」は、ニューヨーク証券取引所、アメリカン証券取引所、NASDAQに上場している銘柄から代表的な500銘柄の株価を基に算出される、時価総額加重平均型株価指数です。
参考 S&P500に連動する投資信託やETFを比較!おすすめなのは?
※下記は上場インデックスファンド米国株式(S&P500)(1547)「月報(2019年9月)」からの情報です。
組入銘柄セクター配分(GICS)
組入上位銘柄
コスト
売買手数料 | 各証券会社により異なる 参考 おすすめネット証券比較(国内株式・ETF編) |
信託報酬(税抜) | 0.15%程度 |
信託財産留保額 | 0.3% |
分配金・配当金
上場インデックスファンド米国株式(S&P500)(1547)は、決算は年1回で下記の様に分配金が出されていて、分配金利回りは0.44%です。
ETFは税法により、発生した利子や配当などの収益から信託報酬などの費用を控除した全額を分配することになっているので、投資信託(非上場)でみられる自己資産を切り崩したタコ足配当がないので安心して受け取れます。
平均売買高・マーケットメイカー
上場インデックスファンド米国株式(S&P500)(1547)は、平均売買高(直近90日)約27,000口で、マーケットメイク制度の対象銘柄なので、公正な価格で売買することができます。
参考 日本取引所グループ「マーケットメイク制度」
ETFは市場でいつでも売買できるのがメリットですが、買いたい時に買って、売りたい時に売るためには、出来高や売買代金が多い等の流動性が重要になってきます。
運用実績・利回り
ETF | ベンチマーク | |
1ヶ月 | +2.78% | +2.66% |
3ヶ月 | +1.76% | +1.38% |
6ヶ月 | +3.04% | +2.29% |
1年 | ー2.48% | ー3.42% |
設定来 | +247.46% | +233.32% |
※上場インデックスファンド米国株式(S&P500)(1547)「月報(2019年9月)」より
※上場日は2010年10月29日
※上記は過去の実績であり、将来の運用成果は保証されません
過去のチャート
S&P500に連動するのは投資信託でも低コストなファンドがあり、例えば「上場インデックスファンド米国株式(S&P500)」と同じ信託報酬の「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」と分配金を再投資したトータルリターンを比較したのは下記となります。
参考 eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)の評価って?つみたてNISAやiDeCoの対象?
(引用元:モーニングスター)
オレンジが上場インデックスファンド米国株式(S&P500)(1547)、赤がeMAXIS Slim 米国株式(S&P500)の2018年7月からのトータルリターンのチャートです。
対象期間ではもちろんほとんど同じパフォーマンスとなっていますが、0.1%程度「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」の方がパフォーマンスは良くなっていました。
「上場インデックスファンド米国株式(S&P500)」は分配金がでるので、分配金が必要なら「上場インデックスファンド米国株式(S&P500)」という選択肢もあるかと思いますが、長期で投資するなら分配金を出さない「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」の方が有利です。
また、S&P500に連動する投資信託ではより信託報酬が低コストな「SBI・バンガード・S&P500インデックス・ファンド」が設定され、実質コストは不明ですが今後注目です。
参考 S&P500に連動する投資信託やETFを比較!おすすめなのは?
当ETFの情報
- 分類:国内ETF
- ベンチマーク:S&P500
- 売買手数料:各証券会社により異なる
- 信託報酬(税抜):0.15%
- 純資産残高:約84億円
- 分配金利回り:0.44%
- 売買単位:10口(約35,500円(2019年10月))
- 平均売買高(直近90日):2.7万口
- 決算:年1回(1月20日)
- 上場日:2010年10月29日(設定日:2010年10月22日)
評価・まとめ
上場インデックスファンド米国株式(S&P500)(1547)は、米国株式市場の代表的なインデックスであるS&P500への連動を目指すので、ニューヨーク証券取引所、アメリカン証券取引所、NASDAQに上場している代表的な500銘柄に分散投資ができる国内ETFです。
ETFは信託報酬が低コストといったメリットがあるのですが、S&P500に連動する投資信託は低コストなファンドが登場しあまりETFのメリットが薄れてきています。
参考 ETFと投資信託の違いって?投資するならどっちがいいか徹底比較!
「上場インデックスファンド米国株式(S&P500)」は分配金がでるので、分配金が必要なら「上場インデックスファンド米国株式(S&P500)」という選択肢もあるかと思いますが、長期で投資するなら分配金を出さない「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」の方が有利で、投資信託なら100円から自動で積み立てすることができるといったメリットもあります。
参考 eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)の評価って?つみたてNISAやiDeCoの対象?
また、S&P500に連動する投資信託ではより信託報酬が低コストな「SBI・バンガード・S&P500インデックス・ファンド」が設定され、実質コストは不明ですが今後注目です。
参考 S&P500に連動する投資信託やETFを比較!おすすめなのは?
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