新光US-REITオープン(愛称:ゼウス)の評価・特徴は?投資すべきか?

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新光US-REITオープン(愛称:ゼウス)は純資産残高1兆4000億円を集める国内最大規模の投資信託です。

モーニングスター社の選定するFund of the year 2015でREIT型部門優秀ファンド賞も受賞し外部機関からの評価も高いようです。

人気があり外部機関の評価も高いですが本当にその実力が伴っているのでしょうか?

米国REITは今後も成長が期待できる投資先ではありますが、このファンドは投資する価値があるのか確認してみました。

参考 REITについての詳細は下記も参考にしてみてください。

REITとは?投資信託やETFなどで投資が可能です!

新光US-REITオープンの基本情報

基本情報

買付単位 金額は1万円以上、
積立はSBI証券は500円、楽天証券は1,000円から
買付手数料 1,000万円未満 3.24%
1,000万円以上3,000万円未満 2.16%
3,000万円以上1億円未満 1.08%
1億円以上 0.54%
信託報酬 年率1.53%(税抜)
実質コスト 1.53%(税抜)※決算日 2016年9月5日ベース
信託財産留保額 0.1%
決算 毎月5日
信託期間 2024/09/30まで
為替ヘッジ なし
運用会社 アセットマネジメントOne(旧新光投信)
再投資 金額、積立ともに可能

組入上位10銘柄(組入銘柄数133)

銘柄名 比率
SIMON PROPERTY GROUP 7.5%
PROLOGIS INC 4.1
AVALONBAY COMMUNITIES INC 3.2
VENTAS INC 3.2
PUBLIC STORAGE 3.2
WELLTOWER INC 3.2
REALTY INCOME CORP 3.0
ESSEX PROPERTY TRUST INC 3.0
AMERICAN TOWER CORPORATION 2.8
EQUITY RESIDENTIAL 2.8

※ファンドオブファンズの方式での投資

分配金

毎月分配型なので毎月分配金が出ていて直近では50円に減配され、分配金利回りは25.22%です。(2017年1月5日)

分配金は相場状況に応じて変更されるのは当然の動きで、今までも分配金は下記の様に推移してきました。(1万口当たり/税引前)

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減配はショックですが、それでもまだ分配金利回りは20%を超える高い状態です。

もちろん分配金が出ているということは、税金の問題もあり複利効果が落ちるため効率よく運用されているとは言えません。

分配金50円になってからの運用報告書はまだ出てませんが、分配金75円の時の内訳をみてみると、

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毎月分配型投信によくある、分配金に比較して「当期の収益」が結局1割くらいしか出てないたこ足配当(元本取り崩し)ですね・・。

結局ファンドで上げてる利益で分配金はまかなえてませんので、自己資産を切り崩して配当金を出して純資産残高を減らしてるから、表面上の分配金利回りがよく見えてるだけにすぎないですね。

特徴

米国のREIT市場へ、ファンドオブファンズの方式で投資を行うファンドです。

2004年9月30日から運用が開始され、純資産残高約1兆5000億円を集める国内最大規模の投資信託で、毎月分配型の投資信託です。

数多くの証券会社、メガバンク、地方銀行など非常に多くの金融機関で取り扱っていて、4大ネット証券でも取り扱ってます。

このファンドですが、インベスコ・アドバイザーズ・インクに運用の委託を任せていて、実際新光投信は運用にはあまり参加せず、お金集めだけをやってるような構図です。

運用成績が悪かったらインベスコ・アドバイザーズ・インクが悪いんだよって言ってるような気がして、あまりいい印象を持てません。

実際の利回りは?

基準価額騰落率

1ヶ月 +10.1%
3ヶ月 ー1.6%
6ヶ月 +2.0%
1年 ー5.2%
3年 +43.4%
5年 +123.3%
設定来 +99.2%

※分配金を再投資し、税金は考慮してません
※2016年12月5日の月次レポートより

分配金を再投資していますが、これには税金が考慮されていませんので、実際にはもっと低いリターンとなります。

評価

当ファンドは約12年運用されているので、単純な平均年率は8.3%となります。

ただし、分配金は再投資され、税金は考慮されていないので、実際の利回りはこれより低くなります。

同じ米国REITに投資する「フィデリティUSリートファンドB」は約13年運用されていて、同様の計算をすると単純な平均年率は13.6%なので、フィデリティUSリートファンドBの方が利回りはよかったと言えます。

参考 フィデリティUSリートファンドBの評価・特徴!あなたは損してませんか?

まとめ

国内最大規模の純資産残高を誇る新光US-REITオープン(愛称:ゼウス)ですが、中身は人気ほどの実力を伴っているとは言えません。

結局たこ足配当を行い、同じ米国REITに投資するフィデリティUSリートファンドBと比較しても成績は悪く買付手数料は高いし、信託報酬も高いです。

ではなぜこんなにも純資産残高を増やせたのでしょう?

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2010年8月に分配金を60円から90円に増配し、そこから大きく資産残高を増やしています。

このときの基準価額は5,000円くらいですから、分配金利回りは20%程度となっていました。

結局このようにたこ足配当をして分配金利回りを大きく見せ、各金融機関の窓口販売で投資初心者からお金をかき集めたという構図になってます。

しかも信託期間はあと8年もありません。もしその時期に相場環境が悪く、運用を続けたいと思っても強制的に売却しなければいけなくなります。

そのため新光US-REITオープン(愛称:ゼウス)への投資はおすすめできません

それでも新光US-REITオープン(愛称:ゼウス)を購入したい方は

ゼウスは買付手数料が必要となるので、この買付手数料が安いところで購入することでトータルリターンを上げることができます。

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同じUSリートで毎月分配型のおすすめファンドは?

フィデリティUSリートファンドBは同じUSリートで毎月分配型のファンドで、平均年率13.6%とゼウスの8.3%より利回りはよかったので、こちらの方がおすすめです。

しかもNISA口座にすれば、分配金に税金はかからないので実質過去実績の平均年率13.6%とほぼ同等の環境で取引ができます
(ただし、特別分配金はもともと税金はかからないのに再投資するとその分NISA枠を使ってしまうので注意してください)

参考 フィデリティUSリートファンドBの評価・特徴!あなたは損してませんか?

毎月分配型のUSリートの比較はこちらも参考にしてみてください。

参考 USリート投資信託の利回りってどれがいい?投資するならどのファンド?

安全な毎月分配金がほしいならETFもあります!

毎月分配金がほしいのであれば健全な配当をもらえるETFも検討してみてください。下記の記事の「まとめ」に、より安全に毎月分配金をもらえる方法を書いてますので参考にしてみてください。

参考 REITとは?投資信託やETFなどで投資が可能です!

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定期売却サービスを利用すれば、毎月分配と同様に定期的にお金が手に入りますしインデックスファンドは信託報酬が低コストのものが増えてきているので、実質利回りも高くなります。

参考 SBI証券の投信定期売却サービスとは?毎月分配型ファンドは不要か?

個別インデックスは下記を参考にしてみてください。ここに記載のファンドはすべてノーロード投資信託なので買付数料は0円です!

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>> マネックス証券詳細解説
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参考 知らなきゃ損!投資信託の購入はネット証券のポイントでお得に!

投資信託で失敗しない証券会社選び!

これから投資信託で資産運用を始める方は、ネット証券選びで失敗しないようにこちらも参考にしてみてください。

参考 おすすめネット証券比較(投資信託編)!お得に取引できるのは?

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参考 【2016年】投資信託ランキング!個人投資家が選ぶ人気のファンドは?