東京海上・円資産バランスファンド(愛称:円奏会)への投資ってどう?

もし何かのご参考になりましたら、SNSでシェアして頂けたら嬉しいです。

東京海上・円資産バランスファンド(毎月決算型)(愛称:円奏会)は、ゆうちょ銀行で販売金額ランキングで常に上位にいて多くの資金を集めていて、窓口などですすめられた方も多いのではないでしょうか?

純資産残高も約3,500億円と人気があり、国内に投資をする投資信託ですが実際どのような内容の投資信託なのか確認してみました。

東京海上・円資産バランスファンド(毎月決算型)(愛称:円奏会)の特徴

投資対象

国内の複数の資産(債券、株式、REIT)に分散投資を行い、各資産への配分比率は、日本債券70%、日本株式15%、日本REIT15%を基本とするバランス型ファンドです。

基本的な資産配分比率は下記となりますが、当ファンドの基準価額の変動リスクが大きくなった場合には、基準価額の変動リスクを年率3%程度に抑制することを目標として、株式とREITの資産配分比率をそれぞれ引き下げ、その引き下げた部分は短期金融資産等により運用することとしています。

マザーファンド 資産 基本資産
配分比率
資産配分比率
の調整範囲
東京海上・円建て投資適格債券
マザーファンド
日本債券 70%
東京海上・高配当低ボラティリティ
日本株マザーファンド
日本株式 15% 2.5%~15%
TMA日本REITマザーファンド 日本REIT 15% 2.5%~15%

そのため、日本株式や日本REITなどは最小2.5%まで引き下げられる可能性があるということになります。

過去の配分比率の推移は下記の様になっています。

(引用元:東京海上・円資産バランスファンド「2017年5月月報

コスト

買付手数料 (ゆうちょダイレクト・
ゆうちょ投信WEBプレミアの場合)
500万円未満 1.296%
500万円以上 1.08%
1,000万円以上 0.756%
5,000万円以上 0.216%
信託報酬 0.84%
実質コスト 0.86%
※2017年1月23日+2016年7月25日の決算ベース
信託財産留保額 なし

純資産残高

純資産残高は約3,500億円と、右肩上がりに資金を増やしています。

分配金

毎月分配型なので毎月分配金が出ていて、直近(2017年6月)では30円となっており、分配金利回りは3.09%(2017年6月)となっています。

また、SBI証券での「分配金健全率」(分配金に占めるファンドの運用で得た利益の割合)は19.7%とたこ足配当となっています。

当ファンドの情報のまとめ

  • ベンチマーク:なし
  • 買付手数料:(ゆうちょ銀行の場合)500万円未満 1.296%
  • 信託報酬:0.84%(実質コスト0.86%)
  • 信託財産留保額:なし
  • 純資産残高:約3,500億円
  • 分配金利回り:3.09%(2017年6月)
  • 決算:毎月23日
  • 買付単位:100円以上1円単位、積立も100円から(SBI証券)
  • 償還日:2032年7月23日(設定日:2012年11月9日)

所感

日本債券70%、日本株式15%、日本REIT15%を基本の配分比率しているバランス型ファンドで、投資対象が国内のみなので為替リスクがないこと、比率が高い日本債券では社債の比率が高い(約55%)のが特徴です。

国債と比べ社債の発行体は企業となり倒産リスクが高くなるので信用度はかなり落ちますが、東京海上・円建て投資適格債券マザーファンドの組入上位を見てみると1債券あたり0.3%しか投資していないので、1社や2社倒産してもあまり影響がなさそうで、組入銘柄数も988銘柄と幅広く投資をしています。

保有債券の平均格付が「AA-」と格付が高いので直接利回りは1%と、それほど高い利回りではないので高いリターンは望めず、保守的なファンドといった感じです。

また、当ファンドは信託期間が設定されているので、その設定期間直前に大きな相場変動があった場合、それを取り戻すことができないので、信託期間が設定されているファンドに投資をするのは注意が必要です

過去の成績は?

累積リターン

ファンド
1ヶ月 +0.35%
3ヶ月 +0.42%
6ヶ月 +0.76%
1年 +0.23%
3年 +12.05%
設定来 +31.21%

※東京海上・円資産バランスファンド「2017年5月月報」より
※ファンド設定日は2012年11月9日
※分配金を再投資した収益率で、購入時手数料および分配金にかかる税金は考慮されてません
※上記は過去の実績であり、将来の運用成果は保証されません

基準価額・純資産の推移

(引用元:東京海上・円資産バランスファンド「2017年5月月報

評価

ファンドが設定されてから約4年半が経過し、累積リターンが31.21%となっているので、単純な年率平均は約6.9%となっています。(分配金を再投資し、税金などが考慮されていないので、実際のリターンはより少なくなります)

ただ、直近1年で見ると税引前分配金再投資という条件でも+0.23%とほとんどリターンは出せていない状況となっているので、単純な平均年率6.9%はただ単に相場環境がよかったという感じがします。

まとめ

日本債券70%、日本株式15%、日本REIT15%を基本の配分比率で国内の複数資産に分散投資ができるのが東京海上・円資産バランスファンド(毎月決算型)(愛称:円奏会)です。

国内のみへの投資なので為替リスクがなく、直近4年半での単純な平均年率は6.9%となっていますが、直近1年では税引前分配金再投資という条件でも+0.23%とほとんどリターンは出せていないので、今後も年率6.9%の成績を残せるかは期待しすぎかと思われます。

また、日本にいるとあらゆる資産を円で持っているのに、投資まで円のみとなると、本来投資は分散化されるべきと考えると円への依存度が高すぎると思います。

現役世代の方は、円への依存度を低くしよりグローバルな資産運用を行うべきかと思うのでこのファンドはおすすめしませんが、引退した世代の方などで日々の生活費の足しにするために毎月分配型への投資は検討の余地はあるかと思いますし、為替リスクがないため比較的手堅いこのような投資信託への投資を行うのは選択肢の一つとなりうるかなと思います。

ただ、東京海上・円資産バランスファンドは信託期間が決められていて、債券を中心に投資する割には信託報酬が0.84%と高く、買付手数料まで取られる高コストファンドです。

ゆうちょ銀行を始め多くの金融機関で100万円を投資すれば、買付手数料は約1万5千円前後の無駄な費用がかかりますので、このファンドを購入するなら買付手数料が無料となるチャンスが多いフィデリティ証券で購入することをおすすめします。

特に、フィデリティ証券のNISA口座で投資すれば一括でも積立ててでも買付手数料が無料となり、分配金に税金はかからないので実質過去実績の平均年率6.9%と同等の環境で取引することができます。

(ただし、特別分配金はもともと税金はかからないのに再投資するとその分NISA枠を使ってしまうので注意してください)

参考 初心者のNISA口座入門!メリット、デメリットを理解して有効に使おう!

信託報酬を下げることはできませんが、買付手数料という無駄なコストを節約することは投資する側ができることです。少しでも有利な証券会社で取引しましょう!

東京海上・円資産バランスファンド(毎月決算型)(愛称:円奏会)はフィデリティ証券なら買付手数料は0円!

口座開設後最大3ヵ月間はどんなファンドでも買付手数料は無料ですし、定期的に買付手数料が無料となるキャンペーンを実施しています。またNISA口座で積立投資するならいつどんなファンドでも買付手数料が無料となるので、無駄な手数料を節約できます。
もちろん口座開設・維持費は無料ですので、下記の公式サイトで詳細を確認してみてください。

>> フィデリティ証券(公式サイト)

(※フィデリティ証券の口座開設手順

参考 フィデリティ証券の詳細を確認したい方は下記も参考にしてみてください。

⇒ フィデリティ証券の評価・評判は?手数料あり投信がほしい人は必見!

参考 既に東京海上・円資産バランスファンド(毎月決算型)(愛称:円奏会)を持ってる方は、フィデリティ証券に口座開設後に移管することもできます。

⇒ 投資信託の移管とは?手数料はかかる?知らないあなたは損してる?