スマート・ファイブ(毎月決算型)ってどう?投資して大丈夫?

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スマート・ファイブは中長期的に収益が期待できる5つの資産(日本国債、海外債券、グローバル株式、グローバルREIT、金)を主要投資対象とするバランス型ファンドです。

ゆうちょ銀行のみの販売にも関わらず純資産残高は約2,000億円、モーニングスターの「ファンド オブ ザ イヤー2016」で最優秀ファンド賞を受賞するなど評判もいいですが、どんな内容のファンドなのか確認してみました。

スマート・ファイブ(毎月決算型)の特徴

投資対象

主として、日本を含む世界の債券、株式、不動産投信、金上場投信などに投資を行なう投資信託証券に投資を行ない、インカム収益の確保と中長期的な信託財産の成長を目指すアクティブファンドです。

資産の配分比率は、各資産の基準価額への影響度合いが、5資産の間で概ね均等になるような資産配分戦略(スマート・ファイブ戦略)を用いて、基準価額が、特定の資産から受ける影響を抑えることを目指すとしています。

資産構成比率

(引用元:スマート・ファイブ(毎月決算型)「マンスリーレポート(2017年11月)」)

資産構成比率の推移

(引用元:スマート・ファイブ(毎月決算型)「マンスリーレポート(2017年11月)」)

通貨別構成比率上位10通貨

(引用元:スマート・ファイブ(毎月決算型)「マンスリーレポート(2017年11月)」)

コスト

買付手数料(税抜) 店頭や電話:
500万円未満:2%
500万円以上1,000万円未満:1.8%
1,000万円以上5,000万円未満:1.5%
5,000万円以上:1%
ネット:
500万円未満:1.6%
500万円以上1,000万円未満:1.4%
1,000万円以上5,000万円未満:1.1%
5,000万円以上:0.6%
信託報酬(税抜) 1%
実質コスト(税抜) 1.3704%以内
※2017年4月10日+2017年10月10日決算ベース
信託財産留保額 なし

純資産残高

スマート・ファイブ(毎月決算型)の純資産残高は約1,920億円となっていて、右肩上がりで推移しています。

分配金

毎月分配型なので毎月分配金が出ていて、直近(2017年12月)では40円となっており、分配金利回りは4.6%(2017年12月)となっています。

(引用元:スマート・ファイブ(毎月決算型)「マンスリーレポート(2017年11月)」)

分配金が出ているということは、税金の問題もあり複利効果が落ちるため長期投資という観点では効率よく運用されているとは言えません。

分配金の内訳は、

(引用元:スマート・ファイブ(毎月決算型)「運用報告書(2017年10月)」)

「当期の収益」部分が当ファンドが運用で得た利益となりますが、第49期以外はファンドでの運用益で分配金すべてをまかなえているようです。

当ファンドの情報のまとめ

  • ベンチマーク:なし
  • 買付手数料:500万円未満:1.6%
  • 信託報酬:1.0%(実質コスト1.3704%以内)
  • 信託財産留保額:なし
  • 純資産残高:約1,920億円超
  • 分配金利回り:4.6%(2017年12月)
  • 決算:毎月8日
  • 買付単位:10,000円以上1円単位、積立は5,000円以上1,000円単位
  • 償還日:2028年4月10日(設定日:2013年7月16日)

所感

スマート・ファイブ(毎月決算型)は中長期的に収益が期待できる5つの資産(日本国債、海外債券、グローバル株式、グローバルREIT、金)を主要投資対象とするバランス型ファンドで、ゆうちょ銀行のみで販売されているアクティブファンドです。

当ファンドでスマート・ファイブ戦略と呼んでいる戦略は、一般的には「リスク・パリティ戦略」として年金運用では広く知られていて下記のようなイメージとなります。

また、下記の様に定期的に資産配分を見直すこととしているようです。

「リスク・パリティ戦略」は、相場が急落した時に損失を最小限に抑えるようにリスクをコントロールすることを目的としています。

そのため、低リスク資産である日本国債の比率が高い傾向となり、リターンはあまり期待できないと思われます。

過去の成績は?

期間別騰落率

ファンド
1ヶ月 +0.61%
3ヶ月 +1.36%
6ヶ月 +2.16%
1年 +3.80%
3年 +6.81%
設定来 +23.59%

※スマート・ファイブ(毎月決算型)「マンスリーレポート(2017年11月)」より
※ファンド設定日は2013年7月16日
※分配金を再投資した収益率で、購入時手数料および分配金にかかる税金は考慮されてません
※上記は過去の実績であり、将来の運用成果は保証されません

基準価額・純資産の推移

(引用元:スマート・ファイブ(毎月決算型)「マンスリーレポート(2017年11月)」)

評価

ファンドが設定されてから約4年が経過し、設定来+23.59%なっているので、単純な年率平均は約5.9%となっています。(分配金を再投資し、税金などが考慮されていないので、実際のリターンはより少なくなります)

下記は、投資対象が異なりますが「eMAXISバランス(8資産均等型)」と国内債券インデックスファンドである「ニッセイ国内債券インデックスファンド」を比較した分配金を再投資した場合(税金や売買手数料などは控除されていません)のチャートです。

(引用元:モーニングスター社)

オレンジがスマート・ファイブ(毎月決算型)赤がeMAXISバランス(8資産均等型)緑がニッセイ国内債券インデックスファンドの過去約3年間のチャートです。

「スマート・ファイブ(毎月決算型)」は、「eMAXISバランス(8資産均等型)」と「ニッセイ国内債券インデックスファンド」の中間の様な動きをしています。

参考 ニッセイ国内債券インデックスファンドってどう?過去の成績は?

「ニッセイ国内債券インデックスファンド」と比較してもほとんどの期間「スマート・ファイブ(毎月決算型)」の方が下回っていて、それほどリターンは期待できないことが分かります。

「eMAXISバランス(8資産均等型)」とよりは波の上下は抑えられていて、ローリスク・ローリターンであることがわかりますが、上記のチャートは分配金を再投資して税金は考慮されていないので、「スマート・ファイブ(毎月決算型)」のリターンはより低くなります。

スマート・ファイブ(毎月決算型)の信託報酬は1%、eMAXISバランス(8資産均等型)の信託報酬は0.5%ですが、eMAXISバランス(8資産均等型)と同じ構成で信託報酬が0.16%と格安のeMAXIS Slimバランス(8資産均等型)が設定され、こちらの方がより成績がよくなることが期待できます。

参考 eMAXIS Slimバランス(8資産均等型)の評価って?つみたてNISAやiDeCoの対象?

まとめ

中長期的に収益が期待できる5つの資産(日本国債、海外債券、グローバル株式、グローバルREIT、金)を主要投資対象とするバランス型ファンドが、スマート・ファイブ(毎月決算型)です。

資産の配分比率は、各資産の基準価額への影響度合いが、5資産の間で概ね均等になるような資産配分戦略として「リスク・パリティ戦略」を用いてますが、リターンではなくリスクに主眼を置いてるため、低リスク資産である日本国債の比率が高くなる傾向となるためリターンはあまり期待できません

日本国債を中心に投資しているファンドで信託報酬1%は高いと感じますし、償還日が設定されているのでおすすめできるファンドではありません

また、今回確認した運用報告書ではたこ足配当とはなっていませんが、相場状況に応じて日本国債の比率が高くなった場合には、配当原資となる資産クラスの比率は低下するのでたこ足配当とするか、減配するなどの対策がとられると思われます。

それならより安定していて、信託報酬が1/7~1/8の国内債券型インデックスファンドに投資し、分配金が必要であればSBI証券の投資信託定期売却サービスを利用すれば同じようなことができます。

参考 SBI証券の投資信託定期売却サービスとは?

参考 おすすめ国内債券型インデックス投資信託(ノーロード)の比較表

もう少しリスクをとってリターンを狙うなら、スマート・ファイブ(毎月決算型)の信託報酬の約1/5で、株(国内・先進国・新興国)、債券(国内・先進国・新興国)、リート(国内・先進国)に全く均等に分散投資ができるeMAXIS Slimバランス(8資産均等型)という選択肢もあるかと思います。

参考 eMAXIS Slimバランス(8資産均等型)の評価って?つみたてNISAやiDeCoの対象?

金への投資もしたいなら純金積立もネット証券でできますし、国内ETFでも信託報酬0.4%で投資することも可能です。

参考 純金上場信託「金の果実」(1540)ってどう?現物の金(gold)と交換可能!

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