セゾン資産形成の達人ファンドの評価ってどう?コストは高い?

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アクティブファンド

セゾン資産形成の達人ファンドは、バランス型ファンドで有名なセゾン・バンガード・グローバルバランスファンドと同じセゾン投信が運用する全世界の株式をメインの投資対象とするアクティブファンドです。

R&Iファンド大賞2020で7年連続で最優秀ファンド賞を受賞するなど第三者による評価で受賞歴が多いファンドですが、実際どのような内容のファンドなのか確認してみました。

セゾン資産形成の達人ファンドの特徴

投資対象

セゾン資産形成の達人ファンドは、日本を含む先進国、新興国の株式に広く分散投資を行うアクティブファンドです。(有望な投資先がないと判断した場合には、債券にも投資する場合あり)

 

セゾン投信のファンドである「セゾン資産形成の達人ファンド」は、もう一つのバランス型ファンドである「セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド」の2本のファンドを運用していますが、共通して下記の運用哲学を掲げています。

  • 市場の動きの予測は行いません
  • 長期視点で分散投資します

専門家であっても将来の市場の動きを当て続けることはできないと考えているため、市場の予想に基づく運用は行わず、長期視点で分散投資を行うことで、リスクを抑えながら長期的な成長を目指すとのことです。

 

セゾン資産形成の達人ファンドは、これ一本で約30ヶ国の厳選された企業の株式に分散投資するのと同じ効果が期待でき、それぞれの地域に強みを持ち安全性や長期的な収益力を基準に銘柄を選別しているファンドに投資を行っています。

 

※下記はセゾン資産形成の達人ファンド「月報(2020年8月)」からの情報です。

投資先ファンド別資産配分状況

セゾン資産形成の達人ファンドの特徴-投資先ファンド別資産配分状況

国・地域別投資比率

セゾン資産形成の達人ファンドの特徴-国・地域別投資比率

地域別の投資比率は、セゾン・バンガード・グローバルバランスファンドの「時価総額の比率を勘案して決定」とは異なり、「投資機会の大きさを勘案して決定」されています。

 

そのため時価総額の比率と比べると、米国の比率は低く欧州や日本、新興国の比率が高めになっているのが特徴です。

業種別投資比率

セゾン資産形成の達人ファンドの特徴-業種別投資比率

ファンドの仕組み

セゾン資産形成の達人ファンドはファンド・オブ・ファンズ方式で運用され、株式や債券などの資産に直接投資するのではなく、株式や債券に投資している複数の投資信託に投資して、運用を行う仕組みです。

セゾン資産形成の達人ファンドの特徴-ファンドの仕組み

投資対象ファンドに投資方針や運用体制に変更がないかモニタリングを行い、期待した成果が得られないと判断した場合にはファンドを入れ替えることがあり、運用開始から6つのファンドの入れ替えを行っています。

購入時手数料・信託報酬(実質コスト)などのコスト

購入時手数料(税込)なし
信託報酬(税込)1.35%±0.2%
実質コスト(税込)1.43%
信託財産留保額0.1%

分配金

分配金は出されておらず、効率的に運用がされています。

つみたてNISA(積立NISA)・iDeCo対応状況

セゾン資産形成の達人ファンドはつみたてNISAの対象で、SBI証券(セレクトプラン)と楽天証券でiDeCoで取り扱いがあります。

 

参考 NISAとiDeCoの違いの比較については下記も参考にしてみてください。

⇒ NISAとiDeCoの違いを比較!どっちがいい?

過去の運用成績(リターン・リスク)

1年3年(年率)5年(年率)10年(年率)
リターン+4.57%(120位)6.33%(41位)5.38%(9位)13.10%(6位)
リスク(標準偏差)23.37(126位)18.53(90位)18.20(67位)16.84(31位)
シャープレシオ0.20(120位)0.34(49位)0.30(15位)0.78(5位)
対象ファンド数※275本186本137本70本

※:「国際株式・グローバル・含む日本(為替ヘッジなし)」カテゴリ

基準価額騰落率

ファンド
1ヶ月+4.67%
6ヶ月ー2.53%
1年+4.57%
3年+20.21%
設定来+128.72%

※セゾン資産形成の達人ファンド「2020年7月31日時点」
※ファンド設定日は2007年3月15日
※分配金を再投資した収益率で、購入時手数料および分配金にかかる税金は考慮されてません

※上記は過去の実績であり、将来の運用成果は保証されません

基準価額・純資産の推移

セゾン資産形成の達人ファンドの特徴-基準価額・純資産の推移

所感

ファンドが設定されてから約13.5年が経過したので、単純な年率平均は約9.5%となっていて、過去10年では同一のカテゴリのファンドの中でリターン、シャープレシオ(運用効率)ともに上位となっています。

 

「セゾン資産形成の達人ファンド」はベンチマークが設定されていませんが、日本を含む全世界の株式に投資するインデックスファンドで低コストな「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」と比較してみると下記のようになっています。

参考 eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)の評価って?利回りや実質コストは?

セゾン資産形成の達人ファンドのチャート

(引用元:モーニングスター)

オレンジがセゾン資産形成の達人ファンド赤がeMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)の2018年11月からの約2年のトータルリターンのチャートです。

セゾン資産形成の達人ファンドは、長期目線での投資のため上記の比較では対象期間が短いので参考程度となりますが、「セゾン資産形成の達人ファンド」の方がパフォーマンスは良かったようです。

 

またセゾン資産形成の達人ファンドは、信託報酬は低コストとは言えないファンドですが、直近5年間ほぼ資金の流入が続いていて、純資産残高が1,000億円を超える人気のファンドとなっています。

セゾン資産形成の達人ファンド-資金の流出入

当ファンドの情報

  • ベンチマーク:なし
  • 購入時手数料(税込):なし
  • 信託報酬(税込):1.35%±0.2%(実質コスト:1.43%)
  • 信託財産留保額:0.1%
  • 純資産残高:約1,050億円
  • 分配金利回り:ー
  • 決算:年1回(12月10日)
  • 買付単位(セゾン投信の場合)
    スポット購入:10,000円以上1円単位
    定期積立:5,000円以上1,000円単位
  • 償還日:無期限(設定日:2007年3月15日)
  • つみたてNISA:対象
  • iDeCo:SBI証券(セレクトプラン)と楽天証券

評価・まとめ

セゾン資産形成の達人ファンドは、日本を含む先進国、新興国の株式に広く分散投資を行うアクティブファンドです。(有望な投資先がないと判断した場合には、債券にも投資する場合あり)

 

これ一本で約30ヶ国の厳選された企業の株式に分散投資するのと同じ効果が期待でき、それぞれの地域に強みを持ち安全性や長期的な収益力を基準に銘柄を選別しているファンドに投資を行っています。

 

セゾン資産形成の達人ファンドはファンド・オブ・ファンズ方式で運用され、株式や債券に投資している複数の投資信託に投資しているため、投資先の投資信託の信託報酬などのコストも負担するので低コストなファンドとは言えません。

 

それでも、セゾン投信の信念に賛同するファンも多く情報開示に積極的な点などが評価さていて、直近5年間ほぼ資金の流入が続いていて、純資産残高が1,000億円を超える人気のファンドとなっています。

 

セゾン資産形成の達人ファンドは基本的には株式のみへの投資となるので、より幅広く投資をしたい場合は株式だけでなく債券にも投資をする「セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド」も検討してみてください。

 

セゾン資産形成の達人ファンドはセゾン投信で購入できます

口座開設・維持費用はもちろん無料です。

>> セゾン資産形成の達人ファンド(公式サイト)

 

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