ニッセイJPX日経400インデックスファンドの評価って?利回りや実質コストは?

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インデックスファンド

国内株式のインデックスといえば日経平均・TOPIXが有名ですが、スマートベータ指数であるJPX日経インデックス400に連動するインデックスファンドがニッセイJPX日経400インデックスファンドです。

JPX日経インデックス400は2014年1月から公表が始まった比較的新しい指数ですがどのような特徴があり、どの程度の利回りだったのか確認してみました。

ニッセイJPX日経400インデックスファンドの特徴

投資対象

ニッセイJPX日経400インデックスファンドは、JPX日経インデックス400(配当込み)の動きに連動する投資成果を目指したインデックスファンドです。

 

JPX日経インデックス400は、財務や経営が優秀な日本の株式市場をけん引する銘柄の動きを指数化したもので、東証一部・二部・マザーズ・JASDAQから下記の選出基準によって銘柄を選出します。

JPX日経インデックス400とは

(引用元:SBI証券 JPX日経インデックス400とは

上記のようにROEや営業収益などを基準に選別されるため、企業収益や財務の質を重視したインデックスです。

 

※下記はニッセイJPX日経400インデックスファンド「月報(2020年8月)」からの情報です。

組入比率

ニッセイJPX日経400インデックスファンドの特徴

市場別組入比率

ニッセイJPX日経400インデックスファンドの特徴

組入上位10業種

ニッセイJPX日経400インデックスファンドの特徴

組入上位10銘柄

ニッセイJPX日経400インデックスファンドの特徴

ファンドの仕組み

ニッセイJPX日経400インデックスファンドはファミリーファンド方式で運用され、実質的な運用はニッセイJPX日経400インデックスマザーファンドにて行われます。

ニッセイJPX日経400インデックスファンド-ファンドの仕組み

購入時手数料・信託報酬(実質コスト)などのコスト

購入時手数料なし
信託報酬(税込)0.2145%
実質コスト(税込)0.226%
信託財産留保額なし

分配金

本ファンドは設定来一度も分配金が出ていないので効率的な運用がされています。

 

ファンドで投資している株式や債券などから得られた利子や配当、売買益などを分配せず、さらに運用に回すことにより複利効果が期待できます。

つみたてNISA(積立NISA)・iDeCo対応状況

ニッセイJPX日経400インデックスファンドはつみたてNISAの対象商品ですが、iDeCoで取り扱っているネット証券はありません。

 

参考 NISAとiDeCoの違いの比較については下記も参考にしてみてください。

⇒ NISAとiDeCoの違いを比較!どっちがいい?

過去の運用成績(リターン・リスク)

リターン・リスク

1年3年(年率)5年(年率)
トータルリターン10.37%(144位)2.48%(109位)2.90%(111位)
リスク(標準偏差)19.55(111位)16.20(49位)16.38(32位)
シャープレシオ0.53(128位)0.15(97位)0.18(98位)
対象ファンド数※366本337本298本

※:「国内大型ブレンド」カテゴリ

基準価額騰落率

ファンドベンチマーク
1ヶ月+8.2%+8.3%
3ヶ月+3.8%+3.9%
6ヶ月+8.9%+9.0%
1年+10.4%+11.0%
3年+7.6%+9.5%
設定来+22.9%+27.5%

※ニッセイJPX日経400インデックスファンド「月報(2020年8月)」より
※ファンド設定日は2015年1月29日
※上記は過去の実績であり、将来の運用成果は保証されません

基準価額・純資産の推移

ニッセイJPX日経400インデックスファンド-基準価額・純資産の推移

所感

ファンドが設定されてから約5年半が経過しているので、単純な年率平均は約4.2%となっていて、ベンチマークとは信託報酬や実質コスト以上に下方乖離しています。

 

運用報告書でもベンチマークとの差異があることは記載されているのですが、原因についての記載がない点は運用面に不安が残ります。

類似ファンドとの比較

「JPX日経400インデックス」をベンチマークとする低コストなインデックスファンドを比較したのが下記となっています。

ファンド名信託報酬
(税込)
実質コスト
(税込)
マザーファンド規模
(百万円)
純資産残高
年間増加額
(百万円)
1年間の
リターン
ニッセイJPX日経400
インデックスファンド
0.2145%0.226%8,818+71310.37%
iFree JPX日経400インデックス0.2145%0.222%15,297+39110.86%

参考 国内株式インデックスファンド(投資信託)を比較!おすすめは?

 

信託報酬は「iFree JPX日経400インデックス」が最安値で、実質コストも調査時点では低コストとなっていて最もベストなファンドと言えそうです。(ただし、実質コストは毎年変わります)

 

ベンチマークが配当込みの指数ではないため、気になる方は配当込み指数をベンチマークとする「ニッセイJPX日経400インデックスファンド」も検討してみてください。

当ファンドの情報

  • ベンチマーク:JPX日経インデックス400(配当込み)
  • 購入時手数料:なし
  • 信託報酬(税込):0.2145%(実質コスト:0.226%)
  • 信託財産留保額:なし
  • 純資産残高:約22億円
  • 分配金利回り:なし
  • 決算:年1回(11月20日)
  • 買付単位:100円以上1円単位、積立も100円から(SBI証券などのネット証券)
  • 償還日:無期限(設定日:2015年1月29日)
  • つみたてNISA:対象
  • iDeCo:取り扱いネット証券なし

評価・まとめ

ニッセイJPX日経400インデックスファンドは、東証一部、東証二部、マザーズ、JASDAQに上場する銘柄から、時価総額、売買代金、ROE(自己資本利益率)などをもとに、東京証券取引所および日本経済新聞社が選定した400銘柄に分散投資するのと同じ効果が期待できるインデックスファンドです。

 

ベンチマークとは信託報酬や実質コスト以上に下方乖離していて、運用報告書でもベンチマークとの差異があることは記載されているのですが、原因についての記載がない点は運用面に不安が残ります。

 

信託報酬や実質コストでは、「iFree JPX日経400インデックス」が最も低コストとなっていますが、ベンチマークが配当込みの指数ではないため、気になる方は配当込み指数をベンチマークとする「ニッセイJPX日経400インデックスファンド」を検討してみてください。

 

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⇒ 特定口座とは?証券会社の口座種類のまとめ!結局どれがいい?

 

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