DIAM世界リートインデックスファンドの評価!ゆうちょ銀行独占?

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日本を含む先進国リートへ分散投資ができ、毎月分配型ということもあり純資産残高は2,110億円と多くの資金を集めているのがDIAM世界リートインデックスファンド(毎月分配型)です。

ゆうちょ銀行のみの販売でこれだけの資金を集めている人気の投資信託ですが、人気に伴った実力があるファンドなのか内容を確認してみました。

参考 REIT(リート)についての詳細は下記も参考にしてみてください。

REIT(リート)とは?投資信託やETFなどでも投資が可能!

DIAM世界リートインデックスファンド(毎月分配型)の基本情報

基本情報

買付単位 10,000円以上1円単位、
積立は5,000円以上1,000円単位
買付手数料 店頭や電話:2.7%
ネット:2.16%
信託報酬 年率0.85%(税抜)
実質コスト 0.89%(税抜)※決算日 2016年6月13日ベース
信託財産留保額 0.3%
決算 毎月13日
信託期間 無期限
為替ヘッジ なし
運用会社 アセットマネジメントOne
再投資 金額、積立ともに可能

組入上位10銘柄

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主な資産状況

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分配金

毎月分配型なので毎月分配金が出てます。

直近では50円となっており、分配金利回りは14.13%です。(2016年11月1日)

もちろん分配金が出ているということは、税金の問題もあり複利効果が落ちるため長期投資には向きません。

分配金50円の内訳をみてみると、

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「当期の収益」部分が当ファンドが運用で稼いだ金額となりますが、分配金の約30%しか稼げてなくそれ以外はたこ足配当(元本取り崩し)となっています。

結局ファンドで上げてる利益で分配金はまかなえてませんので、自己資産から分配金を出して純資産残高減ってるから、表面上の分配金利回りがよく見えてるだけにすぎないですね。

もう一点気になる点は、翌期繰越分配対象額が2,345円なので今の分配金を続けると4年持たない状態なので、近い将来減配となる可能性は高そうです。

評価

S&P先進国REITインデックス(円換算ベース、配当込み、為替ヘッジなし)の動きに連動するインデックスファンドです。

ノーロード(買付手数料が無料)のインデックスファンドでもS&P先進国REITインデックスをベンチマークとしてますが、日本を除く先進国を対象としているのに対して、DIAM世界リートインデックスファンドでは日本も対象としているので、これ一本で日本を含む先進国REITに分散投資ができます。

ただ、このファンドもたこ足配当を続けて見た目上の分配金利回りを高くしているファンドです。

参考 投資信託の分配金利回りランキングに日本証券業協会から注意喚起!

しかも、DIAM世界リートインデックスファンドはゆうちょ銀行でしか購入ができず、ゆうちょ銀行のネームバリューで地方のお年寄りなどをうまくごまかして販売しているのか販売金額ランキング(6ヶ月)で4位と売れているファンドです。

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(引用元:ゆうちょ銀行ファンドランキング)

買付手数料はネットでも2.16%かかるし、信託報酬も0.85%とノーロードインデックスファンドと比べるとコストが高いです。

直近の純資産残高の推移をみてみてると、

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3,000億円を頂点に右肩下がりに純資産残高が減ってきていますので、資金が逃げ始めていそうです。

実際の利回りは?

基準価額騰落率

期間 ファンド ベンチマーク
1ヶ月 ー3.02% ー3.03%
3ヶ月 ー0.94% ー0.51%
6ヶ月 ー5.66% ー5.15%
1年 ー0.29% +1.27%
3年 +38.07% +43.44%
設定来 +43.76% +62.41%

※分配金を再投資し、税金は考慮してません

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(引用元:モーニングスター社)

オレンジがDIAM世界リートインデックスファンド赤がフィデリティUSリートファンドBの過去3年間の分配金込みでのチャートです。

評価

当ファンドは2006年6月12日が設定日なので約10年運用されて、単純な平均年率は4.4%となります。

ただし、分配金は再投資され、税金は考慮されていないので、実際の利回りはこれより低くなります。

しかもベンチマークよりだいぶ成績が悪く、インデックスファンドという割にはちょっと差が開きすぎてます。

ベンチアークが異なる2つのファンドを比較してみましたが、米国リートのみに投資する「フィデリティUSリートファンドB」より3年間の成績は良くなかったようです。

毎月分配型で米国REITに投資する「フィデリティUSリートファンドB」なら運用期間約12年で同じ計算すると約14%の利回りだったので、ゆうちょ銀行にこだわる必要がなければこちらの方がリターンは期待できそうです。

参考 フィデリティUSリートファンドBの評価・特徴!あなたは損してませんか?

まとめ

ゆうちょ銀行だけの販売で純資産残高は2,110億円を集めたDIAM世界リートインデックスファンド(毎月分配型)。

毎月分配型で分配金利回りは14%ですが、たこ足配当を続けているので実質このファンドの運用で儲けているのは3~4%といったところでしょうか。

しかも今の分配金を続けると4年持たない状態なので将来減配となる可能性は高く、純資産残高は直近右肩下がりとなっていて、ベンチマークより悪い成績でといいところが見当たらないので、購入はお勧めできません。

分散性が落ちても毎月分配型で成績がいいのはフィデリティUSリートファンドB

米国のみの投資対象となるので分散性は落ちますが、毎月分配型がいいならUSリートを主な投資対象としたファンドで人気No1のフィデリティUSリートファンドBの方が成績がいいのでおすすめです。

参考 フィデリティUSリートファンドBの評価・特徴!あなたは損してませんか?

先進国リートへの分散投資を重んじるならノーロードインデックスファンド

S&P先進国REITインデックス(円換算ベース、配当込み、為替ヘッジなし)で日本を除いていいなら、ノーロード(買付手数料が無料)インデックスファンドがおすすめです。

買付手数料がかからないのはもちろん、信託報酬も約1/3程度とコストが圧倒的にかからないので、将来のリターンが変わってきます。

参考  おすすめ海外REIT型インデックス投資信託(ノーロード)の比較表

すでにDIAM世界リートインデックスファンドに投資をしているなら!

「フィデリティUSリートB」のようなよりリターンが期待できるファンドに移管するならこちらを参考にしてみてください。

参考 投資信託を塩漬けしてるけど資産として復活させる方法ってある?