トラリピで両建て設定を行うのはどう?リスクや証拠金はどうなる?

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FXの自動売買で人気の高いトラリピでは、様々な設定や戦略が考えられますが、トラリピを運用していると両建てすれば利益が倍増するのではといった疑問が生まれてきます。

実際にトラリピで両建てした場合どのようなリスクがあり、証拠金はどうなるのかなどについて紹介したいと思います。

参考 トラリピについては下記を参考にしてみてください。

⇒ FXでこつこつ利益を積み重ねて長期資産運用!トラリピの仕組みとは?

FXで両建てとはどのようなトレード手法?

FXにおける両建てとは、同じ通貨ペアで買いと売りの両方のポジションを持つことをいいます。

英語では「cross order」や「matched order」とも呼ばれており、「1ドル100円の時に買いポジション」「1ドル99円の時に売りポジション」を保有することで相場がどちらに動いても利益と損失が相殺されることになります。

FXの両建てにはどんなメリットがある?

メリットは、利益と損失が相殺されることになるので、損失を限定できることになり、その後うまく取引ができれば利益を上げることも可能です。

例えば、

  1. 米ドル円で1ドル100円で買い(ロングポジション)を持ったが、99円になってしまった(ー1円)
  2. 本来であれば損切りするところだが、99円でロングポジションと同量の売り(ショートポジション)を持つ(両建て)
  3. 98円まで値下がりしたが相場が下げ止まったと判断しショートポジションを決済(+1円の利益)
  4. 予想通り相場が上昇し101円になったのでロングポジションを決済(+1円の利益)

2の段階で両建てとなっているのでその後相場が上昇しようが、下降しようが損失はー1円のままとなるので損失を限定させることができます。

その後3と4のように相場の分析次第ではショートポジションもロングポジションも損切りせずに利益とすることができます

ただ、実際の取引においてはポジションを決済する3と4のタイミングは非常に難しく、ベストなタイミングをつかむのは難しいので初心者向きの手法ではありません。

FXの両建てにはどんなデメリットがある?

様々な書籍やWebサイトでは両建ては勧められておらず、以下のようなデメリットがあります。

  • 取引時にかかる手数料(スプレッドなど)が倍になる
  • 常に勝ちと負けの両方が成立していてベストなタイミングでの決済は難しい
  • 店頭FXの場合、受け取るスワップポイントより支払うスワップポイントの方が大きいので、その分マイナスとなる
  • FX会社によっては両建てをするには証拠金が倍必要となる

初心者にとって必要のない手法ですが、FX取引を始めるに当たって知識の一つして心得ておくのは良いかもしれません。

トラリピで両建て戦略を行うのはどうなの?

トラリピを使った両建て戦略では上がっても下がっても利益を出せるように設定することができるので、「リピート回数が2倍になって利益も2倍になるのでは?」と思いつくと思います。

そんなトラリピで両建てを行う場合のメリット・デメリットは下記のとおりです。

トラリピで両建てするメリットとは?

リピート回数が高まれば利益の増加スピードも上がりますし、買いと売りの両方を仕掛ける両建てとトラリピの組み合わせは破壊力が抜群です。

また、マネースクウェア・ジャパンの両建てでは買いと売りの注文のうち、大きい方の証拠金を支払えば良いMax方式と呼ばれるシステムが取り入れられています。

つまり、ポジションが2倍になっても証拠金が2倍になることはなく、レンジ相場から外れなければ最低限の証拠金で大きな利益をとることが可能です。

トラリピで両建てするデメリットは?

  • FXによる売りではマイナススワップが発生する
  • 円高、円安両方でのロスカットを気にしなければならない
  • 両建てだとリターンが2倍でもリスクは2倍以上

FXによる売りではマイナススワップが発生する

円を通貨ペアに入れた両建ての場合(米ドル円や豪ドル円など)、売りのポジションにはマイナススワップが発生し、通常買いのポジションのスワップより高いため日々損失が発生する可能性があります。

ただ、トラリピでは「スワップ金額スプレッドゼロ」というサービスを提供していて、両建ての場合買いと売りのポジション数量が同数の部分についてはスワップを同額として相殺してくれるので、デメリットが幾分緩和されています。

参考 マネースクウェア・ジャパン「スワップ金額スプレッドゼロ」

円高、円安両方でのロスカットを気にしなければならない

例えば買いだけの場合は円高になった場合のロスカットだけを気にして運用することになりますが、両建ての場合円安になった場合のロスカットも気にして運用する必要があります。

両建てだとリターンが2倍でもリスクは2倍以上

トラリピは基本的には特定のレンジ幅を想定してその中での為替の動きから収益を上げていきますが、レンジを抜けた時にはロスカットを設定しなければ買いか売りかどちらかが必ず大きな損失を抱えることになります。

それを回避するためにロスカットを設定してしまうと、ロスカットなった場合の損失が大きく損大利小の取引となってしまいいわゆるFXの負けパターンとなってしまいます。

また、通貨ペアに円をいれた取引をする方がほとんどだと思いますが、買いだけの場合大きく円高となってレンジ外となっても、再びレンジ内に戻ってこない可能性は低いですが、両建ての場合円安となってレンジ外となった場合再度レンジに戻って来ない可能性があります

例えば米ドル円でいえば、過去75円が最安値となりますが、世界でも類をみない超高齢化社会を迎え労働人口が減ることが見えている日本が米国より高い経済成長をする可能性は低く、長期で見れば円安に進みやすい環境にあり、一旦円安方向に進んでしまうと二度とレンジには戻ってこないというリスクがあります。(極端に円高、円安に進んだ場合、その背景にもよりますが)

両建て関連の戦略って他にないの?

両建てはデメリットが大きいのですが、それでもレンジ相場での収益率はやはり高いのでなんとかデメリットを軽減させてメリットを享受したいということでいくつかの両建て関連の戦略というのが考えられているので紹介します。

トラリピのハーフ&ハーフ

両建てに似た戦略としてハーフ&ハーフという戦略があります。

(引用元:マネースクウェア・ジャパン)

この戦略は想定レンジの上半分に売りトラリピを、下半分に買いトラリピを仕掛けるという戦略で、資金を大幅に抑えることを狙いとしています。

トラリピでは必要な資金は、下記の資金が必要となります。

証拠金必要額」+「予想レンジ内での評価損

例えば、豪ドル円で80円~100円のレンジ相場を想定し1円おきに1万通貨を20本設定した場合、(トラリピは1千通貨から取引できるので最低資金は下記の1/10から取引できます)

買いトラリピだけの場合
720,000円+1,900,000円(80円の場合の評価損)=2,620,000円

ハーフ&ハーフの場合
380,000円+450,000円(80円or100円の場合の評価損)=830,000円

このようにハーフ&ハーフ戦略では必要となる資金を大きく抑えることができ、通常のトラリピと「同じレンジ幅」「同じトラップ値幅」「同じ本数」のままとすることができます。

豪ドル円の2013年初~2013年11月までのバックテストで1円おきに20本、1本あたり1万通貨で、利益は1万円とした場合、

【買いトラリピの場合】

資金に対しての利益率は約34%でした。

【ハーフ&ハーフの場合】

資金に対しての利益率は約73%でした。

両建てのようにレンジの中での為替の上下に対して利益を撮るという戦略とは異なりますが、通常のトラリピより必要となる資金を大幅に減らすことによって、利益率を上げることができます。

ただ、両建てと同じようにレンジの上下に損失リスクが存在するのがデメリットです。

それでもレンジ外となった場合でも、両建てよりは損失となっているポジション数が最大で半分と少ないので含み損はかなり軽減されます。

参考 ログイン後にハーフ&ハーフのより詳細な情報を参照することができるので、興味があれば無料の口座開設をしてみてください。

>> マネースクウェア・ジャパン(公式サイト)

くるくるワイド

トラリピを実践している方たちの中で話題になっている手法に、「魚屋」さんが考案した「くるくるワイド」という両建てを応用した手法があります。

参考 くるくるワイドとは

基本的には、買いのポジションを持ってスワップポイントで利益を増やしながら、売りのトラリピで両建てして利益を積み重ねるのが基本形ですが、他に「複利ロング」「仮想建値」「ピンポン」「ヘッジトレード」など独特の名称で呼ばれる取引手法を用いるトレード手法です。

「年利200%稼げる常勝の法則」「相場の上がり下がりを予測しなくても勝てる」というのが触れ込みで「リスク管理を徹底する」「出口がある」というのが特徴的な手法ですが、正直手法が難解すぎて理解するのは難しいです。

いきなり初心者の方がこの手法を用いて取引するのは難しいですが、各取引手法は参考になる部分も多くFXやトラリピの仕組みが理解できてきたら参考になる部分もあると思います。

書籍も出ているようなので、興味がある方は参考にされてみてもいいかもしれません。

年率200%稼げる常勝の法則 FXくるくるワイド投資術

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まとめ

FXで両建てというのは損失を限定できたり、その後の相場によっては損失も利益に変えることができるなどのメリットがありますが、一般的には推奨されないやり方とされています。

それでもトラリピのようなFXの自動売買では、買いでも売りでも利益を積み上げることができるので、利益の増加スピードは早く、トラリピならポジションが2倍になっても証拠金が2倍になることはなく、レンジ相場から外れなければ最低限の証拠金で大きな利益をとることが可能です。

ただしデメリットとしては下記の点があり、リスクを考えると推奨できる取引手法ではありません

  • FXによる売りではマイナススワップが発生する
  • 円高、円安両方でのロスカットを気にしなければならない
  • 両建てだとリターンが2倍でもリスクは2倍以上

もし、想定レンジを当てることができれば莫大な利益を得られるかもしれませんが、プロでも難しいことを一般投資家がやるのは至難の業です。

トラリピでの運用を行うということは、長期になるべくほったらかしでこつこつ資産を増やそうという目的があると思いますが、両建てではその目的を満たすのは難しいでしょう。

また、両建て関連の戦略として「ハーフ&ハーフ」「くるくるワイド」も紹介しましたが、中級以上の方が検討するべきような戦略で、これ以外にも実際に運用しているといくつかの戦略も自分で思いつくと思いますので、リスクが理解できてない中では無理に取り組む必要もありません。

いきなり様々な戦略を練って利益を大きく狙うのではなく、まずは買いのトラリピなどでスワップポイントをもらいながら、自動売買でこつこつ利益を積み上げていくというところから始めましょう。

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参考 トラリピで3ヶ月で結果を出す戦略「トラリピ プロモデル」が公開されているので詳細については下記を参考にしてみてください。

⇒ トラリピで3ヶ月で結果を出す戦略「トラリピ プロモデル」って?

参考 トラリピについては下記も参考にしてみてください。

⇒ トラリピで失敗しないためには?気を付けたい3つのポイントとは?

⇒ トラリピを始めるベストなタイミングって?でも一番重要なのは・・

⇒ トラリピのメリット・デメリットは?実際どのくらいの利益率になる?

⇒ トラリピ初心者でも勝てるようになる?フルサポートプログラムとは?