バンガード米国高配当株式ETF(VYM)の評価って?利回りはどのくらい?

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海外ETF

バンガード米国高配当株式ETF(VYM)は低コストETFとして有名なバンガード社のETFで、米国の高配当株式に分散投資ができる一本です。

一般的に下落相場に強いと言われる高配当株ですが、過去どのような成績で利回りはどのくらいなのか確認してみました。

バンガード米国高配当株式ETF(VYM)の特徴

投資対象

バンガード米国高配当株式ETF(VYM)は、「FTSEハイディビデンド・イールド・インデックス」との連動を目指す海外ETFです。

 

米国の大型株の中でも予想配当利回りが市場平均を上回る銘柄を重点的に組入れ、構成銘柄数は約400銘柄となっています。

 

※下記はバンガード米国高配当株式ETF(VYM)2018年9月時点の情報です。

セクター別の構成比率

vym-セクター別の構成比率

保有上位10銘柄

vym-保有上位10銘柄

ETFの主なデータ

vymの主なデータ

コスト

売買手数料各証券会社により異なる
総経費率0.06%

純資産残高・出来高

純資産残高は約2兆5,800億円(2019年4月)で、月間平均出来高は2,300万株と流動性も高い状態にあります。

配当・分配金

分配金利回りは3.11%(2019年4月)で直近の分配金は下記のとおりです。

vym-分配金

ETFの分配金はファンドでの運用益からのみ出されるため、投資信託(非上場)でみられる自己資産を切り崩したタコ足配当がないので安心して受け取れます。

 

ただ、海外ETFの分配金は二重課税されていたり、再投資は手動で行う必要があるなど取り扱いがちょっと面倒なところがあるので注意が必要です。

参考 ETFとJDRの違いって?複雑な分配金に対する税金をまとめてみました!

運用実績・利回り

ETF(年率)ベンチマーク(年率)
1年+7.27%+7.27%
3年+10.85%+10.91%
5年+9.63%+9.70%
10年+15.54%+15.63%
設定来+7.70%+7.79%

※バンガード米国高配当株式ETF(VYM)2019年3月末時点の情報より
※設定日は2006年11月10日
※税引前分配金を再投資したものとして算出されたもので、ファンドに関する費用(管理報酬およびその他の経費)は控除後
※上記は過去の実績であり、将来の運用成果は保証されません

過去のチャート

米国の代表的な株価指数であるS&P500をベンチマークとする「バンガード・S&P500 ETF」と、配当含むトータルリターンの過去のチャートを比較すると下記のようになっています。

参考 バンガード・S&P500 ETF(VOO)の評価ってどう?利回りはどのくらい?

 

vym-vooのトータルリターンの比較

(引用元:ETFreplay.com)

緑がバンガード米国高配当株式ETF(VYM)青がバンガード・S&P500 ETF(VOO)のVOOの設定日である2010年9月7日からのトータルリターンのチャートです。

比較すると若干ですが、「バンガード・S&P500 ETF(VOO)」の方が成績が良かったようですが、ボラティリティは「バンガード米国高配当株式ETF(VYM)」の方が小さく若干ローリスクな動きとなっていたようです。

vym-vooのトータルリターンの比較2

当ETFの情報のまとめ

  • 分類:海外ETF(上場市場:NYSE アーカ)
  • ベンチマーク:FTSEハイディビデンド・イールド・インデックス
  • 売買手数料:各証券会社により異なる
  • 総経費率:0.06%
  • 純資産残高:約2兆5,800億円
  • 分配金利回り:3.11%
  • 売買単位:1株(約9,700円(2019年4月))
  • 決算:年4回(3・6・9・12月)
  • 設定日:2006年11月10日

まとめ・所感

バンガード米国高配当株式ETF(VYM)はFTSEハイディビデンド・イールド・インデックスへの連動を目指すETFで、米国の大型株の中でも予想配当利回りが市場平均を上回る銘柄を重点的に組入れ、構成銘柄数は約400銘柄となっています。

 

S&P500に連動する「バンガード・S&P500 ETF」とセクター別の構成比率を比較すると、消費(ディフェンシブ)やエネルギー・公益といった景気に左右されにくいディフェンシブ株への比率が高いようなので、成長性を期待して売買差益を狙うというよりは、分配金狙いで投資をするといった感じです。

参考 バンガード・S&P500 ETF(VOO)の評価ってどう?利回りはどのくらい?

 

海外ETFはインデックスファンドと違って、売買手数料、為替手数料がかかりますが、NISA口座を利用すれば買付手数料を無料にできたり、分配金の二重課税を解消できるというメリットがありますので有効に活用したいところです。

参考 海外ETFが身近になった?NISA口座で手数料などがお得に!

 

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⇒ SBI証券の米国貸株サービスの金利ってどのくらい?海外ETFも対象!
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